JR貨物U20A形コンテナ

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U20A形コンテナ(U20Aがたコンテナ)は、日本貨物鉄道(JR貨物)輸送用として籍を編入している12 ft 形の、私有コンテナ(有蓋コンテナ)である。

形式の数字部位「20」は、コンテナの容積を元に決定される。このコンテナ容積20 m3の算出は、厳密には端数四捨五入計算のために、内容積19.5 m3 - 20.4 m3の間に属するコンテナが対象となる。[1]。また形式末尾のアルファベット一桁部位「A」は、コンテナの使用用途(主たる目的)が「普通品の輸送」を表す記号として付与されている[2]

特記事項[編集]

2000年(平成12年)度より製造された、20A形コンテナの私有コンテナ版である。また番台を問わず、すべてのコンテナには「コキ100系貨車限定/第1積載限界適用」ならびに、最大全高2.6 mのために規格外・ハローマーク = H 表記がある。

番台毎の概要[編集]

0番台[編集]

1 - 40
全国通運所有。総重量6.6t。コキ100系貨車限定。第1積載限界適用。

500番台[編集]

501 - 510
全国通運所有。自重1.8t。コキ100系貨車限定。第1積載限界適用。
511 - 540
日本通運所有。自重1.8t。コキ100系貨車限定。第1積載限界適用。
541 - 560
日本通運所有。総重量6.8t。コキ100系貨車限定。第1積載限界適用。
561 - 570
日本通運所有、日産自動車借受。総重量6.8t。コキ100系貨車限定。第1積載限界適用。
571 - 578
日通商事所有、ジェイテクト借受。総重量6.8t。コキ50000積載禁止(但し書きなしの個体もあり)。

5000番台[編集]

5001
鉄道貨物協会所有。養生機能を備えた試験コンテナ。外見は日通の500番台と同一。

脚注[編集]

出典[編集]

参考文献[編集]

  • 貨車技術発達史編纂委員会(編著)『日本の貨車 技術発達史 明治5(1872)年〜平成16(2004)年』社団法人日本鉄道車輌工業会、2008年3月。全国書誌番号:21465967 

外部サイト[編集]

関連項目[編集]