鉄道私有コンテナ

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鉄道私有コンテナ(てつどうしゆうコンテナ)とは、鉄道コンテナの区分の一つである。現状では日本貨物鉄道(JR貨物)以外の会社や団体が、JR貨物より登録承認の専用形式と管理番号を付与された上で所有し、日本国内において自己のスケジュールでJR貨物による鉄道輸送と、これに関連するトラック輸送を主体に運用している、いわば 「 私物 」 のコンテナである。ただし、一部のコンテナでは内航船フェリーで、沖縄県佐渡島等の離島の他、韓国や中国の限定された地区へも少量ながら輸送されている。

これらの私有コンテナ制度は、旧日本国有鉄道時代の1970年10月から、民間資本の導入と荷主への輸送サービスの一環として国鉄本社内で一括管理する形で始まり、その後は分割民営化により貨物専業組織として誕生したJR貨物がこれを継承して、現在も全ての管理業務を行っている。基本的に輸送に関わる諸法令や構造基準により、コンテナの基本的な寸法や安全性・構造強度等が厳格に定められている。そのため、コンテナ本体の構造は規制の範囲内であれば、所有者または借受使用者の強い意向や、関連する機器設備と連帯して、使い勝手の向上と生産性に寄与する構造となっており、トラックにも小型の宅配専用車から、各種プラント設備を備えている大型特殊車があるように、コンテナの種類も用途目的も多種多彩になっている。

また、コンテナの本体スペースには、JR貨物から指定された最低限の記載義務事項のほか、危険品や特殊品に関しては関係する法令で定められた表示事項と、各種の保安上の規制色(一例としてグレー色での塗装)や、社会通念上の概念を守れば、使用する色彩やデザインを駆使して自由に表現できる。つまり、走るキャンパス・走る宣伝カーとなるので、それ相応の製作費用は掛かるが、企業姿勢のアピールや、商品・事業等の宣伝にもつながり、その効果は絶大である。これらのメリットを生かし、近年のカッティングシートを駆使した芸術的な表現力を備えたラッピングコンテナも数多く登場し、模型や玩具等で商品化やグッズ化されたり、マスコミでも特集を組まれたりして一般人にもそのバリエーションが浸透し始めている。

関連項目[編集]