GETTING BETTER DEMO

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GETTING BETTER DEMO
オフコース未発表音源
録音 1983年3月
ジャンル J-POP
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GETTING BETTER DEMO(ゲッティング・ベター・デモ)は、1983年3月に海外用デモテープとしてレコーディングされたオフコース未発表音源

解説[編集]

鈴木康博が脱退したオフコースは、新たな戦略として全米進出を計画した。この計画は、主に小田和正を中心として1982年末頃から進められ、1983年3月、「We are」、「over」、「I LOVE YOU」、「NEXT SOUND TRACK」から計9曲を選抜し、英詞化したものを海外用プロモーションテープとしてレコーディングした。 この音源集は、当時の彼らのプライベートスタジオ名にちなみ、“GETTING BETTER DEMO”と題された。

作詞には、メンバー本人たちの他、スタッフの知り合いだったジミー・コンプトンが手伝っている。しかし、詞がイギリス的だったからなのか、「アメリカの業界には受けないどころかボロクソに言われ、その後のジミーの意気消沈ぶりはすごかった」と松尾一彦はソロライブで度々コメントしている。

この音源集は未だに日の目を見ることがなく、業界内の一部関係者しか所持していない。裏では出回っているという事実もあるが、音質は悪く、何故か松尾による作曲の楽曲のみ(作為的)音飛びが入っている。但し、欠損部分を元音源と組み合わせるなど補填された音源も存在する。

音源の公開を巡る、メンバーの発言[編集]

この音源に関して松尾は、コンサートや公式HPにて何度かコメントをしている。

  • 「音源は俺自身も持ってないし、原盤権はもともとオフコースカンパニーが持っていたと思うけど、今現在の行方は分かりません。だから公式発表は絶望的だと思います。聴いたことがあるという人もいるみたいだから、そういったところから聴く機会があるかもしれないけど」(2010年5月8日のファンとの食事を交えたコンサートにて)
  • 「この音源はあくまでデモテープ。ですから世に出ることはありません」(公式HPのBBS上にて)

収録曲[編集]

  1. SAYONARA(原曲:さよなら)
    作曲:小田和正
  2. CITY NIGHTS(原曲:哀しいくらい
    作曲:小田和正
    のちに、この音源集の中で唯一シングルB面曲として世に出ることとなった(但し若干歌詞が変わっている)。F.O.が少し早い。
  3. YES-YES-YES
    作曲:小田和正
    この音源で唯一原曲とタイトルが同じである。原曲にあった「ねぇ、私のこと好き?」という女性の小さな声は省かれ、その部分にオリジナルにはないコーラスが入っている。
  4. QUIET AS THE NIGHT(原曲:きかせて)
    作曲:小田和正
  5. THE LITTLE ONES(原曲:生まれ来る子供たちのために)
    作曲:小田和正
  6. THE PRICE OF FAME(原曲:NEXTのテーマ~僕等がいた)
    作曲:小田和正
  7. MYSTERY IN MY LIFE(原曲:哀しき街)
    作曲:松尾一彦
  8. IT'S NOT MY AFFAIR(原曲:せつなくて)
    作曲:松尾一彦
    松尾のリードボーカル曲。原曲では、サビの際のファルセットによるおっかけコーラス(原曲では「せーつーなくーてー」の部分にあたる)が鈴木によるものだったが、レコーディングは鈴木脱退後のため、松尾本人によるものである。これとは別に、「Stay with me tonight」と題された英語詞(作詞はジョン・ラン)のデモテープの存在が、松尾の口から明かされている。(ボーカル担当は松尾ではなく、リチャード・ペイジ)
  9. GOOD TO HAVE YOU HERE(原曲:Yes-No)
    作曲:小田和正