パリ北駅
フランス国鉄 パリ北駅 | |
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パリ北駅のファサード | |
Paris-Nord | |
(4.180 km) スタッド・ド・フランス=サン=ドニ► | |
所在地 | パリ10区 |
所属事業者 | フランス国鉄 (SNCF) |
所属路線 | パリ北-リール線 |
キロ程 | 0.000 km(パリ北起点) |
乗降人員 -統計年度- | 520,548人/日 |
開業年月日 | 1846年6月14日 |
RER 北駅 | |
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Gare du Nord | |
所在地 | パリ10区 |
所属事業者 |
フランス国鉄 (SNCF) パリ交通公団 (RATP) |
駅構造 | 地下駅 |
開業年月日 | 1981年12月10日 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | RER B線 |
◄La Plaine – Stade de France (? km) (2.5 km) シャトレ-レ・アル► | |
所属路線 | RER D線 |
◄スタッド・ド・フランス=サン=ドニ (? km) (2.5 km) シャトレ-レ・アル► |
パリメトロ 北駅 | |
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Gare du Nord | |
所在地 | パリ10区 |
所属事業者 | パリ交通公団 (RATP) |
ホーム | 各2面2線 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | メトロ4号線 |
キロ程 | ? km(ポルト・ド・クリニャンクール起点) |
◄バルベス・ロシュシュアール (? km) (? km) パリ東► | |
所属路線 | 5号線 |
キロ程 | ? km(ボビニー=パブロ・ピカソ起点) |
◄スターリングラード (? km) (? km) パリ東► |
パリ北駅(パリ・ノール、パリ・ガール・デュ・ノール、、ガール・デュ・ノール、Paris-Nord、Paris Gare du Nord、Gare du Nord)は、フランスの首都・パリ市10区にあるフランス国鉄 (SNCF)・パリ交通公団 (RATP) の駅。SNCFにおけるパリの主要ターミナル駅の一つである。RERとメトロの路線ではガール・デュ・ノール (Gare du Nord) という駅名が使用され、TGVなどの遠距離路線、国際路線ではパリ・ノール (Paris-Nord) である。
利用可能な路線・列車
- 国際列車
- フランス国鉄(幹線)
- TGV - リール、ダンケルク、アラス、カレーなどフランス北部方面行
- Corail IntercitésおよびTER - ピカルディ地域圏、ノール=パ・ド・カレー地域圏方面行
- 近郊列車(トランジリアン)H線・K線 - セーヌ=サン=ドニ県、ヴァル=ドワーズ県、オワーズ県方面行
- RER
また地下にはRATPが運行するメトロ4号線、5号線の駅がある。
RER E線のマジャンタ駅、メトロ2号線のラ・シャペル駅も乗換駅とされており、地下通路により連絡している。パリ東駅も徒歩で乗り換え可能な距離にあるが、連絡通路はなく地上部を経由することになる。
利用状況
SNCFにおける利用者数は年間約1億9千万人で、フランス国鉄の駅のみならず、ヨーロッパにある鉄道駅の中でも最多である[1]。
駅構造
フランス国鉄・RER
地上部分に南北方向に頭端式ホーム28線、地下にRER用の島式ホーム2面4線を有する。
地上ホームは西から順に1 - 21番線および30 - 36番線で、以下のように使われている。
ホーム | 発着列車 |
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1・2 | 業務用であり旅客列車は使用しない。 |
3 - 6 | ユーロスター |
7・8 | タリス |
9 - 18 | TGVなど長距離列車、一部のTER |
19 - 21 | TERピカルディ |
30 - 40 | トランジリアン |
41 - 44 | RER(地下ホーム) |
ユーロスター用ホームの入口には出入国審査場が設けられており、チェックインを済ませた乗客以外はホームに入ることができない。これはイギリスがシェンゲン協定に加盟していないためである。
またトランジリアン用のホームの入口には自動改札機が設置されており、他のホームとは分離されている。地下のRER駅にも自動改札機があり、近郊列車ホームとは改札内で連絡している。
地上ホームの南端に接して1865年に完成した駅舎がある。これはジャック・イトルフの設計によるもので[2]、正面にはパリおよびの沿線の諸都市を象徴する23の女神像がある。駅舎内には出札窓口や案内所のほか、レストラン、カフェ、郵便局、警察署などがある。
パリメトロ
4号線・5号線ともに相対式ホーム2面2線を有する地下駅である。
歴史
北駅は北部鉄道のターミナル駅として1846年6月14日に開業し、同日に開業したパリ - アミアン - リール線の起点となった。駅はすぐに手狭となったため、1860年には駅舎の一部を解体して敷地を拡張した。
1861年からイトルフの設計による現駅舎の建設が始まり、1864年には一部工事中のまま使用が開始され、1865年に完成した。ホーム全体は大きなトレイン・シェッドで覆われており、これを支える柱は鋳鉄製である。この柱はスコットランド製であるが、これは当時そのような大きな柱を作れる鋳造所がスコットランドにしかなかったためである。
その後も利用者の増加にともない数度にわたってホームの増設や内装の変更が行なわれ、さらに東側に近郊列車用のホームが増設された。また1906年にメトロ5号線が、1908年に4号線がそれぞれ開業した。
北駅はドイツ北部から北ヨーロッパ、東ヨーロッパ北部、東ヨーロッパ東部、ロシアへ至る鉄道網のターミナルとなり、また鉄道連絡船を介してイギリスへの列車も運転された。ロシア方面への「北急行」やロンドン行「フレッシュ・ドール」といった列車の始発駅であった。日本からシベリア鉄道経由でフランスに向かった場合も、多くは当駅に到着した。
1981年にRER B線の地下駅が開業したが、当駅を境として電化方式が北側は交流25,000V50Hz、南側は直流1,500Vと異なることから直通運転は行なわれず、運行系統は当駅で分断され、乗り換えが必要であった。1983年以降、交直切替のための地上設備(デッドセクション)が設けられ、順次交直流電車が導入され直通運転が行なわれるようになった。1987年にはRER D線が開業した。これらにより地上駅を起点としていた近郊列車の一部が地下線経由となり、パリ中心部を経て南郊外まで直通するようになった。
1993年にはLGV北線が開業し、フランス北部方面へのTGVの始発駅となった。1994年のユーロスター乗り入れに伴い、3 - 6番線はその専用ホームとなった。
隣の駅
- フランス国鉄
- TGV
- リール=フランドル駅/リール・ウロップ駅/アラス駅 - パリ北駅
- Corail Intercités
- TERピカルディ
- H線
- サン=ドニ駅 - パリ北駅
- K線
- その他長距離列車
- タリス
- ユーロスター
- セント・パンクラス駅/エブスフリート国際駅/アシュフォード国際駅/リール・ウロップ駅/カレー・フレタン駅 - パリ北駅
- RER
- B線
- La Plaine – Stade de France駅 - パリ北駅 - シャトレ-レ・アル駅
- D線
- スタッド・ド・フランス=サン=ドニ駅 - パリ北駅 - シャトレ-レ・アル駅
- メトロ
- 4号線
- バルベス・ロシュシュアール駅 - パリ北駅 - パリ東駅
- 5号線
- スターリングラード駅 - パリ北駅 - パリ東駅
脚注
参考文献
- マリー・ル・ゴアジウ『パリの街並みと暮らし 知られざる魅力』西村書店、2013年。ISBN 978-4-89013-692-6。