ACピサ1909
ACピサ1909 | ||||
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原語表記 | Associazione Calcio Pisa 1909 S.r.l. | |||
愛称 | Nerazzurri, Rossocrociato | |||
クラブカラー | 青と黒 | |||
創設年 | 1909年 | |||
所属リーグ | セリエB | |||
所属ディビジョン | 2部 | |||
ホームタウン | ピサ | |||
ホームスタジアム | アレーナ・ガリバルディ - スタディオ・ロメオ・アンコネターニ | |||
収容人数 | 17,000 | |||
代表者 | ジュゼッペ・コッラード | |||
監督 | ルカ・ダンジェロ | |||
公式サイト | 公式サイト | |||
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■テンプレート(■ノート)■サッカークラブPJ |
アッソチアツィオーネ・カルチョ・ピサ1909(Associazione Calcio Pisa 1909 S.r.l.)は、イタリア・トスカーナ州ピサに本拠地を置くサッカークラブチーム。2009年までの名称はピサ・カルチョ (Pisa Calcio) 。2022-23シーズンは、セリエBに所属している。
歴史
1909年にピサSC (Pisa Sporting Club) として設立。 1968-69シーズンに初めてセリエAに昇格したが、1シーズンで降格した。1970年代の多くをセリエCで過ごす。1980年以降にセリエAに4回昇格(1982-83、1985-86、1987-88、1990-91シーズン)するも、いずれも1、2シーズンのみで降格した。ドゥンガやディエゴ・シメオネが初めて欧州で所属したクラブはピサであり、育成型のクラブとして注目を集めた[1]。1990-91シーズン終了後にセリエBに降格すると、その2年後にはセリエCに降格し、経営破綻して倒産した。
クラブの倒産にともなって1994年にACピサ (A.C. Pisa) として再設立され、1995年にピサ・カルチョ (Pisa Calcio) に改名された。再設立後はセリエDから再出発し、1996年にはセリエC2に昇格した。この頃のピサにはデビューしたてのジョナタ・スピネージらがいた。11年をセリエCで過ごし、2007-08シーズンにセリエB昇格を果たした。
しかし、2009年、セリエBからの降格が決定した上に財政難が露呈したため、プロリーグ登録が許可されず。A.C.ピサ1909.S.S.D (Associazione Calcio Pisa 1909 Società Sportiva Dilettantistica) として、再びセリエDからの再出発を余儀なくされた。
2021-22シーズン、セリエBで3位となりセリエA昇格プレーオフで決勝まで勝ち上がるが、ACモンツァに延長戦の末に破れあと一歩というところでセリエA昇格を逃した[2]。
フィオレンティーナとの関係
本拠地であるピサはフィレンツェの属領であった時期が長く、ピサ市民はフィレンツェに対する屈折した感情を持っている。2002-03シーズン、フィオレンティーナが破産し、そのクラブ名が競売にかけられる事になった。 その際、ピサのオーナーは、「ピサがフィレンツェに対し優位に立てる」と購入の意思を公表した。
破産した旧フィオレンティーナを買収したデッラ・ヴァッレ(高級靴メーカーTOD'Sのオーナー)がインテルやユベントスに、協力を求め競売自体が一年延期(前オーナーの借金関係が清算されるまで、デラ ヴァッレは名前購入を避けたがった)したため購入はならなかったが、かなりの大金(一年後にデッラ・ヴァッレが購入した金額は200万ユーロ)を用意していた。
タイトル
国内タイトル
- セリエB:2回
- 1984-85, 1986-87
- コッパ・イタリア・セリエC:1回
- 1999-00
- セリエC2:1回
- 1998-99
- セリエD:1回
- 1995-96, 2009-10
国際タイトル
- ミトロパ・カップ:2回
- 1986, 1988
記録
2009-10シーズンにセリエD(5部リーグ:アマチュア)ながら年間チケットが3,100枚売られセリエDの歴史的快挙
過去の成績
シーズン | ディビジョン | コッパ・イタリア | ||||||||
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リーグ | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 点 | 順位 | ||
2000-01 | セリエC1・ジローネA | 34 | 10 | 12 | 12 | 26 | 36 | 42 | 11位 | 1回戦敗退 |
2001-02 | セリエC1・ジローネA | 34 | 13 | 3 | 18 | 39 | 45 | 42 | 11位 | — |
2002-03 | セリエC1・ジローネA | 34 | 15 | 12 | 7 | 40 | 27 | 57 | 4位 | — |
2003-04 | セリエC1・ジローネA | 34 | 13 | 10 | 11 | 44 | 37 | 8位 | GS敗退 | |
2004-05 | セリエC1・ジローネA | 36 | 11 | 14 | 11 | 35 | 31 | 47 | 9位 | — |
2005-06 | セリエC1・ジローネB | 34 | 11 | 6 | 17 | 31 | 43 | 39 | 15位 | 2回戦敗退 |
2006-07 | セリエC1・ジローネA | 34 | 15 | 13 | 6 | 32 | 20 | 58 | 3位 | — |
2007-08 | セリエB | 42 | 19 | 14 | 9 | 61 | 44 | 71 | 6位 | — |
2008-09 | セリエB | 42 | 12 | 12 | 18 | 45 | 55 | 48 | 20位[3] | 2回戦敗退 |
2009-10 | セリエD・ジローネD | 38 | 24 | 10 | 4 | 66 | 24 | 82 | 1位[4] | — |
2010-11 | レガプロ・プリマ・ジローネB | 34 | 10 | 13 | 11 | 39 | 40 | 43 | 10位 | — |
2011-12 | レガプロ・プリマ・ジローネA | 34 | 11 | 13 | 10 | 37 | 35 | 46 | 7位 | 2回戦敗退 |
2012-13 | レガプロ・プリマ・ジローネB | 30 | 15 | 7 | 8 | 43 | 33 | 52 | 5位 | 2回戦敗退 |
2013-14 | レガプロ・プリマ・ジローネB | 32 | 14 | 10 | 8 | 41 | 27 | 52 | 6位 | 2回戦敗退 |
2014-15 | レガ・プロ・ジローネB | 38 | 16 | 11 | 11 | 44 | 35 | 59 | 5位 | 3回戦敗退 |
2015-16 | レガ・プロ・ジローネB | 34 | 17 | 12 | 5 | 42 | 26 | 2位 | 2回戦敗退 | |
2016-17 | セリエB | 42 | 6 | 21 | 15 | 23 | 36 | 22位 | 4回戦敗退 | |
2017-18 | セリエC・ジローネA | 36 | 16 | 13 | 7 | 44 | 30 | 61 | 3位 | 2回戦敗退 |
2018-19 | セリエC・ジローネA | 37 | 19 | 12 | 6 | 47 | 28 | 69 | 3位 | 4回戦敗退 |
2019-20 | セリエB | 38 | 14 | 12 | 12 | 49 | 45 | 54 | 9位 | 3回戦敗退 |
2020-21 | セリエB | 38 | 11 | 15 | 12 | 54 | 59 | 48 | 14位 | 3回戦敗退 |
2021-22 | セリエB | 38 | 18 | 13 | 7 | 48 | 35 | 67 | 3位 | 2回戦敗退 |
2022-23 | セリエB | 38 | 位 |
現所属メンバー
- 2022年9月2日現在
注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。
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※括弧内の国旗はその他の保有国籍を、星印はEU圏外選手を示す。
ローン移籍
- in
注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。
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- out
注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。
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歴代監督
- ミルチェア・ルチェスク 1990-1991
- ジャンピエロ・ヴェントゥーラ 2007-2009
- ジェンナーロ・ガットゥーゾ 2015-2017
歴代所属選手
GK
- フランチェスコ・アントニオーリ 1993-1994
- エンリコ・アルフォンソ 2008-2010
- サミル・ウイカニ 2016-2017
DF
- ホセ・チャモ 1991-1993
- アンドレア・フォルトゥナート 1991-1992
- アレッサンドロ・ビリンデッリ 2008-2009
- レオナルド・ボヌッチ 2009
MF
- マルコ・タルデッリ 1972-1974
- クラウス・ベアグリーン 1982-1986
- ドゥンガ 1987-1988
- マリオ・ベーン 1988-1991
- ディエゴ・シメオネ 1990-1992
- ヘンリク・ラーセン 1990-1995
- ダニエレ・マンニーニ 2003-2004、2014、2015-2018
- エドガル・アルバレス 2008-2009
FW
- ヴィム・キーフト 1983-1986
- クリスティアン・ヴィエリ 1992-1993
- フランチェスコ・タヴァーノ 1998
- エディ・バッジョ 2005-2008
- ヴィタリ・クトゥザウ 2007-2008
- アレッシオ・チェルチ 2007-2008
脚注
- ^ footballista 2009/4/8号
- ^ “延長戦の末にピサを下したモンツァがクラブ史上初のセリエA昇格!《セリエA昇格プレーオフ》”. 超ワールドサッカー (2022年5月30日). 2022年5月30日閲覧。
- ^ 財政難により5部のセリエDへ降格となった
- ^ レガ・プロ・セコンダ・ディヴィジオーネに昇格の後、登録が認められレガ・プロ・プリマ・ディヴィジオーネへと2段階の昇格となった