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勝手にウッドストック(BAN BAN BAZAR presents KATTE-NI WOOD STOCK)は、2002年から2018年まで開催されていた日本の野外音楽イベント。
2002年に相模湖畔みの石滝キャンプ場で開催され、以降、9月の3連休に毎年開催されていた。
第1回(2002年)は2日間、第2回(2003年)以降は3日間に渡り開催され、出演者、参加者も同じキャンプサイトで寝泊まりをする。
企画から会場設営まで、主催のバンバンバザール及び出演者、協力者によって手作りで運営されていた。
バンバンバザールを中心に「ミュージシャンが楽しむためのフェスを作ろう」というコンセプトで2002年から開催されている。会場のみの石滝キャンプ場は、相模湖畔にある陸の孤島で船でしかアクセスできない。そのため、参加者は湖畔の船着場からボートに乗って会場入りする。その際、出演者がウェルカムミュージックを演奏することも恒例となっている。
基本、宿泊を伴うイベントで、キャンプ場のバンガローで寝泊まりをし、チケット代には、宿泊費、船渡料、1食分のカレーライス代が含まれている。
出演者も宿泊するため、当日のプログラムが終わった後、深夜に渡りセッションが行われることもあった。また、ウクレレ教室や起き上がり小法師教室などが開催されることもあった。
最終日には「じゃんけん大会」が開催され、勝利者にはチケット代の全額キャッシュバックや、来年のチケットプレゼントがある。
姉妹イベントに、勝手にニューポートがある。
公式ホームページにより、第17回(2018年)をもってイベントの終了が発表された。[1]
第2回(2003年)以降、連続出演していたハッチ・ハッチェルが居抜きでイベント継続を宣言し、ニューイヤー勝手フェスティバルと改名。2019年9月14日~16日の日程で開催された。
最寄りの交通機関はJR相模湖駅である。駅から相模湖畔のボート乗り場までは徒歩で15分程度、山口ボート場からボートに乗り会場入りする。
キャンプ場中心部にある広場にメインステージが設置される。キャンプ場のテーブルなどを使った手作りのステージで、客席はないためゴザや椅子などは参加者が持参する。
また、船着場にあるフロートにサブステージが設置される他、雨天時はバンガロー下などで演奏されることもあった。
会場内には、飲食ブースの他、出演アーティストの物販コーナー、参加者による個人商店なども設置される。
- 2002年8月10日から11日の1泊2日で開催された。チケットはオリジナルのリストバンド。
1日目
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2日目
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- イノトモ
- ウクレレバンバンバザール
- キヨシ小林
- the NEATBEATS
- ハッチハッチェルバンド
- ブラックボトムブラスバンド
- MINORITY ORCHESTRA
- りぶさん
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1日目
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2日目
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サブステージ
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- T路地s
- 塚本功
- ギターパンダ
- 小心ズ
- サボテンブラザーズ
- Rockin' Enocky
- りぶさん
- コロリダス
- ウクレレバンバンバザール
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1日目
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2日目
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サブステージ
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- 木下航志
- イノトモ
- とんちピクルス
- ナオユキ
- ナギラアツシのワンダフルワールド
- キムチキャッツ
- チェリータイフーン
- Rockin' Enocky
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- 2015年9月19日~21日の日程で開催された。
- 当初、大島保克の出演が発表されていたが、体調不良のため出演キャンセルとなった。
- 最終日(2015年9月21日)の朝、ピータ・バラカンがInterFMで放送していたBARAKAN MORNINGの出張版として、勝手にバラカンモーニングが生で行われた。
- イベント開催期間中に、六角精児バンド高橋悟朗(Ba)が脳出血のため倒れ、治療、リハビリを応援するため『勝手に高橋悟朗を応援しよう基金』が設立された。
- 事前の出演者情報には無かったが、ナギラアツシのワンダフルワールド、今野英明、イノトモ、木下航志らがサブステージに登場した。
- 2018年9月22日〜24日の日程で開催された。