1967年のロードレース世界選手権

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1967年の
FIMロードレース世界選手権
前年: 1966 翌年: 1968


1967年のロードレース世界選手権

1967年のロードレース世界選手権は、FIMロードレース世界選手権の第19回大会である。4月にモンジュイック・サーキットで開催されたスペインGPで開幕し、富士スピードウェイで開催された最終戦日本GPまで、全13戦で争われた。

シーズン概要[編集]

この年はカナダの建国100周年記念の一環としてカナダGPモスポート・インターナショナル・レースウェイで開催され、選手権は全13戦となった。カナダGPが世界選手権の1戦として開催されたのは、この年だけのことである。また、前年同様に250ccクラスは全てのイベントでレースが行われたが、50ccクラスは約半分の7戦の開催となった。最終戦の日本GPは前年同様富士スピードウェイで行われたが、前年ホンダが「危険である」としてボイコットするきっかけとなった30度バンクはライダーたちにも不評だったために使用されず、ショートカットして4.359kmとなったコースで行われた[1]

前年、5クラス全てでマニュファクチャラーズ・タイトルを獲得するという快挙を成し遂げたホンダは、技術開発という目的を達成したとしてこの年から50ccクラスと125ccクラスへのワークス参戦を取り止めた。同時にチームの中心的存在であったジム・レッドマンと軽量クラスのエースであったルイジ・タベリも昨シーズン限りで引退し、マイク・ヘイルウッドラルフ・ブライアンズの2人がチームを牽引することになった。500ccクラスではヘイルウッドがMVアグスタジャコモ・アゴスチーニと互いに一歩も譲らないタイトル争いをシーズンの最後まで繰り広げ、250ccクラスでもヘイルウッドとブライアンズはヤマハフィル・リードビル・アイビーとの熾烈な戦いが繰り広げられた。ホンダがいなくなった125ccクラスはヤマハとスズキの日本製2ストローク同士の争いとなり、50ccクラスはライバルのいなくなったスズキが完全に支配した[1]

そしてこの年のシーズン終了後、ホンダは大排気量クラスにおいても目的を達成したとして翌シーズンにはワークスチームを送り込まないことを発表し、スズキもホンダの後を追うようにグランプリからのワークス活動の撤退を発表した[2]

500ccクラス[編集]

前年型の4気筒RC181の改良型で500ccクラスに臨んだホンダに対し、MVアグスタも前年デビューさせた3気筒を更にパワーアップさせて対抗した[3]。開幕戦となった西ドイツではホンダのマイク・ヘイルウッドが序盤にトップに立ちながらクランクシャフトのトラブルで脱落し、MVアグスタのジャコモ・アゴスチーニが逆転勝利を挙げた[4]。第2戦マン島TTでは逆にアゴスチーニがチェーン切れに泣かされ、ヘイルウッドは108.77mphというその後8年間破られることのないラップスピードを記録して優勝した[5]

続くダッチTTでヘイルウッドは連勝したが、RC181はパワーではMVアグスタを上回るもののフレームの剛性不足を原因とする深刻なハンドリングの問題を抱えており、ヘイルウッドは個人的にイギリスのフレームビルダーに製作を依頼したフレームを使用できるようにホンダに要望していた。しかし、ホンダはヘイルウッドの提案を受け入れず、自ら改良したフレームを投入したが操縦性は大きく改善されることはなく、ベルギー東ドイツとアゴスチーニに連勝を許した[6]

その後もアゴスチーニとヘイルウッドのマッチレースは続き、第8戦のアルスターGPが終わった時点で2人は4勝ずつで並んでいた。しかし第9戦のイタリアでレースの大半をリードしていたヘイルウッドをミッショントラブルが襲い、アゴスチーニが逆転で優勝しヘイルウッドは2位に沈んだ。この結果、アゴスチーニは1ポイントでも取ればタイトル獲得という状況で最終戦を迎え、小雨となったカナダGPでは無理をせずにヘイルウッドに続く2位でフィニッシュして2年連続となるタイトルを獲得し、MVアグスタはマニュファクチャラーズ・タイトルをホンダから奪い返した[1][7]

350ccクラス[編集]

ヘイルウッドの6気筒RC174

前年、350ccクラスでは4気筒で圧倒的な強さを誇ったホンダだが、この年は6気筒の新型モデルRC174を投入した。このマシンは250ccの6気筒RC166の排気量を拡大したもので、大幅な重量の増加を避けるために297.06ccに抑えられていたにもかかわらず、前年型の4気筒を大きく上回る66psを発揮した[8]。このマシンを駆ったマイク・ヘイルウッドは前年同様に唯一のライバルであるMVアグスタジャコモ・アゴスチーニを圧倒し、開幕から5連勝を飾って第5戦のチェコスロバキアGPで早くも2年連続となるタイトルを獲得した[9]

早々にタイトルを決めたヘイルウッドは、タイトル争いが激しくなっていた250ccクラスと500ccクラスに専念するためにアルスターGPイタリアGPではこのクラスに出場せず、代わってRC174に乗ったラルフ・ブライアンズがイタリアで350ccでの初勝利を挙げた[8]

250ccクラス[編集]

ヘイルウッドのホンダRC166

前年は250ccクラスでも他を圧倒したホンダの6気筒RC166とマイク・ヘイルウッドだったが、この年は前年トラブル続きだったヤマハの水冷V型4気筒V4・RD05Aがようやく力を発揮し始め、強力なライバルとなった。ホンダはヘイルウッドに加えて前年軽量クラスで活躍したラルフ・ブライアンズを250ccクラスに出場させ、対するヤマハもエースのフィル・リードに加えて前年125ccクラスで頭角を現したビル・アイビーをこのクラスにも全戦出場させ、この4人による激しいタイトル争いがシーズン終盤まで続けられた。

開幕戦ではヘイルウッドがトップを走りながらパンクでリタイヤしてリードが先勝、ヘイルウッドは第2戦もリタイヤとなってブライアンズが250cc初勝利を挙げた。そして第3戦フランスでもヘイルウッドはトップを走っている時にミッショントラブルで後退し、シーズン初完走で3位は得たもののアイビーとリードに1・2フィニッシュを許した。ヘイルウッドのシーズン初勝利は、第4戦のマン島TTまで待たなければならなかった。

その後もこの4人で表彰台をほとんど独占する形でシーズンは続き、第11戦イタリアが終わった時点でリードとヘイルウッドが4勝ずつを挙げ、2位が3回だったリードがポイントではわずかに上回っていた。そして気温10度以下という悪コンディションの中で行われた第12戦カナダGPではリードのマシンが不調となってヘイルウッドが5勝目を挙げ、両者は同ポイントで最終戦に臨むことになった[1]。ところが最終戦日本GPではリードは4周目にマシントラブルでリタイヤ、トップを走っていたヘイルウッドも序盤にリタイヤしてしまう。レースはアイビーや前年同大会優勝の長谷川弘らが次々とトラブルで脱落する中をブライアンズが優勝し[10]、同ポイントでシーズンを終えたリードとヘイルウッドのタイトル争いは優勝回数が多かったヘイルウッドに軍配が上がった[11]。マニュファクチャラーズ・タイトルはヘイルウッドとブライアンズの2人で7勝をかせいだホンダのものとなった。

125ccクラス[編集]

スズキのV型4気筒RS67

ホンダの撤退により、このクラスはヤマハスズキMZといった2ストローク勢同士の争いとなった。前年デビューさせた水冷V型4気筒のRA31を熟成させていたヤマハに対し、スズキは従来の2気筒モデルの改良型であるRT67を投入したが苦戦は必至であり、既にV型4気筒の新型の開発をスタートさせていた[1]

シーズンがスタートするとヤマハの強力なV4に乗るビル・アイビーフィル・リードの2人は他を寄せ付けず、第2戦西ドイツでアイビーとリードの転倒によってスズキの片山義美が、第8戦フィンランドではリードのマシンのクランクシャフト破損に助けられたスチュアート・グラハムがそれぞれ1勝した以外は全てのレースでアイビーとリードが勝利を独占した。その中でもアイビーは第7戦チェコスロバキアGP終了時点で4勝と5割以上の勝率で優位に立ち、第9戦アルスターGPではチームオーダーによりリードはアイビーに勝利を譲った。そして続くイタリアGPで冷却水漏れによるオーバーヒートに苦しんだアイビーは、スズキのハンス=ゲオルグ・アンシャイトのスリップストリームを使う作戦でマシンを温存してゴール直前でアンシャイトをかわし、0.2秒差で優勝すると初めてのタイトルを獲得した[1][12]

最終戦の日本GPでは、スズキが待望の水冷V型4気筒マシンRS67をデビューさせた。グラハムがこのマシンを駆ってチャンピオンのアイビーに次ぐ2位でフィニッシュしたが、この後スズキがグランプリ撤退を決定したため、このマシンは2度とグランプリを走ることはなかった。一方、徐々に力をつけていたカワサキデイブ・シモンズのライディングでフランスGPで初ポイントを獲得し、フィンランドでは初表彰台を獲得している[1]

50ccクラス[編集]

スズキRK67

スズキの水冷2気筒RK67は完成の域に達しており、ホンダがいなくなったこの年の優位は明らかだった。そして開幕戦のスペインでは、ハンス=ゲオルグ・アンシャイト片山義美の2人が他の全てのライダーを周回遅れにする圧勝ぶりで1・2フィニッシュを飾った。第2戦西ドイツでは、スズキはもう1台のマシンをスチュアート・グラハムに与えたが片山とグラハムはトラブルで完走できず、残ったアンシャイトが2勝目を挙げた[1]フランスでは片山が勝ち、マン島TTではグラハムがグラプリ初勝利を挙げた。グラハムは500ccクラス初代チャンピオンのレスリー・グラハムの息子であり、親子2代でのマン島制覇だった[13]。アンシャイトと片山のタイトル争いはベルギーで3勝目を挙げたアンシャイトが制し、2年連続チャンピオンとなった[14]

グランプリ[編集]

Rd. 決勝日 GP サーキット 50ccクラス優勝 125ccクラス優勝 250ccクラス優勝 350ccクラス優勝 500ccクラス優勝
1 4月30日 スペインの旗 スペイン モンジュイック ドイツの旗 H.G.アンシャイト イギリスの旗 B.アイビー イギリスの旗 P.リード No Race No Race
2 5月7日 ドイツの旗 西ドイツ ホッケンハイム ドイツの旗 H.G.アンシャイト 日本の旗 片山義美 イギリスの旗 R.ブライアンズ イギリスの旗 M.ヘイルウッド イタリアの旗 G.アゴスチーニ
3 5月21日 フランスの旗 フランス クレルモン=フェラン 日本の旗 片山義美 イギリスの旗 B.アイビー イギリスの旗 B.アイビー No Race No Race
4 6月12-16日 マン島の旗 マン島TT マン島 イギリスの旗 S.グラハム イギリスの旗 P.リード イギリスの旗 M.ヘイルウッド イギリスの旗 M.ヘイルウッド イギリスの旗 M.ヘイルウッド
5 6月24日 オランダの旗 ダッチTT アッセン 日本の旗 片山義美 イギリスの旗 P.リード イギリスの旗 M.ヘイルウッド イギリスの旗 M.ヘイルウッド イギリスの旗 M.ヘイルウッド
6 7月2日 ベルギーの旗 ベルギー スパ ドイツの旗 H.G.アンシャイト No Race イギリスの旗 B.アイビー No Race イタリアの旗 G.アゴスチーニ
7 7月16日 東ドイツの旗 東ドイツ ザクセンリンク No Race イギリスの旗 B.アイビー イギリスの旗 P.リード イギリスの旗 M.ヘイルウッド イタリアの旗 G.アゴスチーニ
8 7月23日 チェコスロバキアの旗 チェコスロバキア ブルノ No Race イギリスの旗 B.アイビー イギリスの旗 P.リード イギリスの旗 M.ヘイルウッド イギリスの旗 M.ヘイルウッド
9 8月6日 フィンランドの旗 フィンランド イマトラ No Race イギリスの旗 S.グラハム イギリスの旗 M.ヘイルウッド No Race イタリアの旗 G.アゴスチーニ
10 8月19日 北アイルランドの旗 アルスター ダンドロッド No Race イギリスの旗 B.アイビー イギリスの旗 M.ヘイルウッド イタリアの旗 G.アゴスチーニ イギリスの旗 M.ヘイルウッド
11 9月3日 イタリアの旗 イタリア モンツァ No Race イギリスの旗 B.アイビー イギリスの旗 P.リード イギリスの旗 R.ブライアンズ イタリアの旗 G.アゴスチーニ
12 9月30日 カナダの旗 カナダ モスポート No Race イギリスの旗 B.アイビー イギリスの旗 M.ヘイルウッド No Race イギリスの旗 M.ヘイルウッド
13 9月30日 日本の旗 日本 富士 日本の旗 伊藤光夫 イギリスの旗 B.アイビー イギリスの旗 R.ブライアンズ イギリスの旗 M.ヘイルウッド No Race

ポイントランキング[編集]

ポイントシステム[編集]

ポイントシステム
順位 1 2 3 4 5 6
ポイント 8 6 4 3 2 1
  • 500ccクラスは上位入賞した6戦分、350ccクラスは上位入賞した5戦分、250・125ccクラスは上位入賞した7戦分、50ccクラスは上位入賞した4戦分のポイントが有効とされた。

ライダーズ・ランキング[編集]

500ccクラス[編集]

順位 ライダー マシン GER
ドイツの旗
IOM
マン島の旗
NED
オランダの旗
BEL
ベルギーの旗
DDR
東ドイツの旗
TCH
チェコスロバキアの旗
FIN
フィンランドの旗
ULS
北アイルランドの旗
ITA
イタリアの旗
CAN
カナダの旗
ポイント 勝利数
有効 合計
1 イタリアの旗 ジャコモ・アゴスチーニ MVアグスタ 1 - 2 1 1 2 1 - 1 2 46 58 5
2 イギリスの旗 マイク・ヘイルウッド ホンダ - 1 1 2 - 1 - 1 2 1 46 52 5
3 イギリスの旗 ジョン・ハートル マチレス - 6 - - 2 5 2 2 6 - 22 0
4 イギリスの旗 ペーター・ウィリアムス マチレス 2 2 3 - - - - - - - 16 0
5 オーストラリアの旗 ジャック・フィンドレイ マチレス 3 - - 4 3 - - 3 - - 15 0
6 イギリスの旗 フレッド・スティーブンス パトン - 5 - 3 - - 5 - 4 - 11 0
7 イギリスの旗 ジョン・クーパー ノートン - 4 - - - 3 - 6 - - 8 0
8 スイスの旗 ギュラ・マルゾフスキー マチレス - - 5 5 - 4 - - - - 7 0
9 イギリスの旗 ビリー・ネルソン ノートン 5 - - - - - 3 - - - 6 0
9 イギリスの旗 スティーブ・スペンサー ノートン - 3 - - - - - 5 - - 6 0
11 イタリアの旗 アンジェロ・ベルガモンティ パトン - - - - - - - - 3 - 4 0
11 カナダの旗 マイク・ダフ マチレス - - - - - - - - - 3 4 0
13 イギリスの旗 ダン・ショーリー ノートン - - 4 - 6 - - - - - 4 0
13 オーストラリアの旗 ジョン・ドッズ ノートン - - - - 4 6 - - - - 4 0
15 イギリスの旗 ロビン・フィートン ノートン 4 - - - - - - - - - 3 0
15 スウェーデンの旗 ボウ・グラナート マチレス - - - - - - 4 - - - 3 0
15 イギリスの旗 ジョン・ブランチャード シーリー - - - - - - - 4 - - 3 0
15 イギリスの旗 アイヴァー・ロイド マチレス - - - - - - - - - 4 3 0
19 イギリスの旗 ロドニー・ゴウルド ノートン - - - - 5 - - - - - 2 0
19 イタリアの旗 ジュゼッペ・マンドリーニ モト・グッツィ - - - - - - - - 5 - 2 0
19 カナダの旗 アンドレアス・ジョージアデス ベロセット - - - - - - - - - 5 2 0
22 イギリスの旗 グリフ・ジェンキンス ノートン 6 - - - - - - - - - 1 0
22 イギリスの旗 クリス・コーン ノートン - - 6 - - - - - - - 1 0
22 イギリスの旗 デレク・ミンター ノートン - - - 6 - - - - - - 1 0
22 イギリスの旗 モーリス・ホーソーン ノートン - - - - - - 6 - - - 1 0
22 アメリカ合衆国の旗 ジョージ・ロケット ノートン - - - - - - - - - 6 1 0

350ccクラス[編集]

順位 ライダー マシン GER
ドイツの旗
IOM
マン島の旗
NED
オランダの旗
DDR
東ドイツの旗
TCH
チェコスロバキアの旗
ULS
北アイルランドの旗
ITA
イタリアの旗
JPN
日本の旗
ポイント 勝利数
有効 合計
1 イギリスの旗 マイク・ヘイルウッド ホンダ 1 1 1 1 1 - - 1 40 48 6
2 イタリアの旗 ジャコモ・アゴスチーニ MVアグスタ 2 2 2 2 - 1 - - 32 1
3 アイルランドの旗 ラルフ・ブライアンズ ホンダ - - - - - 2 1 2 20 1
4 東ドイツの旗 ハインツ・ローズナー MZ - - 5 5 2 3 3 - 18 0
5 イギリスの旗 デレク・ウッドマン MZ - 3 - 3 3 - 5 - 14 0
6 イタリアの旗 アルベルト・パガーニ アエルマッキ 4 4 - - 5 - 4 - 11 0
7 オーストラリアの旗 ケル・キャラザース アエルマッキ 5 - 6 4 - 4 - - 9 0
8 イタリアの旗 レンツォ・パゾリーニ ベネリ 3 - 3 - - - - - 8 0
9 イタリアの旗 シルビオ・グラセッティ ベネリ - - - - - - 2 - 6 0
10 日本の旗 三室恵義 ヤマハ - - - - - - - 3 4 0
11 イギリスの旗 フレッド・スティーブンス ハンナ・パトン - - 4 - - - 6 - 4 0
12 イタリアの旗 ジルベルト・ミラーニ アエルマッキ 6 6 - - - - - 5 4 0
13 チェコスロバキアの旗 グスタフ・ハヴェル CZ - - - - 4 - - - 3 0
13 日本の旗 和田将宏 カワサキ - - - - - - - 4 3 0
15 イギリスの旗 クリス・コーン ノートン - 5 - - - - - - 2 0
15 アイルランドの旗 ブライアン・スティーンソン アエルマッキ - - - - - 5 - - 2 0
17 イギリスの旗 ダン・ショーリー ノートン - - - 6 - - - - 1 0
17 チェコスロバキアの旗 ボフミル・ステーザ CZ - - - - 6 - - - 1 0
17 アイルランドの旗 イアン・マックレガー ノートン - - - - - 6 - - 1 0
17 日本の旗 従野正巳 ホンダ - - - - - - - 6 1 0

250ccクラス[編集]

順位 ライダー マシン SPA
スペインの旗
GER
ドイツの旗
FRA
フランスの旗
IOM
マン島の旗
NED
オランダの旗
BEL
ベルギーの旗
DDR
東ドイツの旗
TCH
チェコスロバキアの旗
FIN
フィンランドの旗
ULS
北アイルランドの旗
ITA
イタリアの旗
CAN
カナダの旗
JPN
日本の旗
ポイント 勝利数
有効 合計
1 イギリスの旗 マイク・ヘイルウッド ホンダ - - 3 1 1 2 - 3 1 1 - 1 - 50 54 5
2 イギリスの旗 フィル・リード ヤマハ 1 2 2 2 - - 1 1 - - 1 2 - 50 56 4
3 イギリスの旗 ビル・アイビー ヤマハ - - 1 - 2 1 2 2 2 3 2 - 6 46 51 2
4 アイルランドの旗 ラルフ・ブライアンズ ホンダ 2 1 4 3 3 3 3 4 - 2 3 3 1 40 58 2
5 イギリスの旗 デレク・ウッドマン MZ - - 5 - 4 4 - 6 3 4 5 - - 18 0
6 東ドイツの旗 ハインツ・ローズナー MZ - 3 6 - - - 4 5 - - 4 - - 13 0
7 ニュージーランドの旗 ジンジャー・モロイ ブルタコ 4 - - - 6 5 5 - - - 6 - - 9 0
8 スイスの旗 ギュラ・マルゾフスキー ブルタコ - 5 - - - 6 6 - 4 6 - - - 8 0
9 日本の旗 本橋明泰 ヤマハ - - - - - - - - - - - - 2 6 0
10 アイルランドの旗 トミー・ロブ ブルタコ 5 - - - - - - - - - - - 4 5 0
10 イギリスの旗 デイブ・シモンズ カワサキ - - - 4 5 - - - - - - - - 5 0
12 スペインの旗 ホセ・メドラーノ ブルタコ 3 - - - - - - - - - - - - 4 0
12 日本の旗 浜野順 ヤマハ - - - - - - - - - - - - 3 4 0
14 オーストラリアの旗 ジャック・フィンドレイ ブルタコ - 4 - - - - - - - - - - - 3 0
14 カナダの旗 イヴォン・デュハメル ヤマハ - - - - - - - - - - - 4 - 3 0
16 イギリスの旗 ビル・スミス カワサキ - - - 5 - - - - - - - - - 2 0
16 イギリスの旗 フレッド・スティーブンス パトン - - - - - - - - 5 - - - - 2 0
16 アイルランドの旗 ブライアン・スティーンソン アエルマッキ - - - - - - - - - 5 - - - 2 0
16 アメリカ合衆国の旗 F.カミレーリ ヤマハ - - - - - - - - - - - 5 - 2 0
16 イタリアの旗 ジルベルト・ミラーニ アエルマッキ - - - - - - - - - - - - 5 2 0
21 スペインの旗 カルロス・ヒーロ オッサ 6 - - - - - - - - - - - - 1 0
21 ドイツの旗 ロルフ・シュミット ブルタコ - 6 - - - - - - - - - - - 1 0
21 イギリスの旗 ミック・チャタートン ヤマハ - - - 6 - - - - - - - - - 1 0
21 オーストラリアの旗 マルコム・スタントン アエルマッキ - - - - - - - - 6 - - - - 1 0
21 アメリカ合衆国の旗 ロン・グラント スズキ - - - - - - - - - - - 6 - 1 0

125ccクラス[編集]

順位 ライダー マシン SPA
スペインの旗
GER
ドイツの旗
FRA
フランスの旗
IOM
マン島の旗
NED
オランダの旗
DDR
東ドイツの旗
TCH
チェコスロバキアの旗
FIN
フィンランドの旗
ULS
北アイルランドの旗
ITA
イタリアの旗
CAN
カナダの旗
JPN
日本の旗
ポイント 勝利数
有効 合計
1 イギリスの旗 ビル・アイビー ヤマハ 1 - 1 - 2 1 1 2 1 1 1 1 56 76 8
2 イギリスの旗 フィル・リード ヤマハ 2 - 2 1 1 2 - - 2 - - - 40 2
3 イギリスの旗 スチュアート・グラハム スズキ 4 - 4 2 3 3 2 1 3 - - 2 38 44 1
4 日本の旗 片山義美 スズキ 3 1 3 - 4 - - - - - - - 19 1
5 ハンガリーの旗 ラズロ・サボー MZ - 3 - - - 6 3 - - 3 - - 13 0
6 ドイツの旗 ハンス=ゲオルグ・アンシャイト スズキ - 2 - - - - - - - 2 - - 12 0
7 イギリスの旗 デイブ・シモンズ カワサキ - - 5 4 - - - 3 - - - - 9 0
8 オーストラリアの旗 ケル・キャラザース ホンダ - - - 5 - - - 5 4 - - - 7 0
9 カナダの旗 ティム・クーパー ヤマハ - - - - - - - - - - 2 - 6 0
10 東ドイツの旗 トーマス・ホイシェンケル MZ - - - - - 5 4 - - - - - 5 0
10 ドイツの旗 ワルター・シーマン ホンダ - - - - - - 5 - - 4 - - 5 0
12 日本の旗 本橋明泰 ヤマハ - - - 3 - - - - - - - - 4 0
12 アメリカ合衆国の旗 ロバート・ラスク ヤマハ - - - - - - - - - - 3 - 4 0
12 日本の旗 金谷秀夫 カワサキ - - - - - - - - - - - 3 4 0
15 イタリアの旗 ウォルター・ヴィラ モンテッサ - 4 - - - - - - - - - - 3 0
15 東ドイツの旗 クラウス・エンダーレイン MZ - - - - - 4 - - - - - - 3 0
15 東ドイツの旗 ユルゲン・レンク MZ - - - - - - - 4 - - - - 3 0
15 カナダの旗 ジャン・ギィ・デュバル ヤマハ - - - - - - - - - - 4 - 3 0
15 日本の旗 森下勲 カワサキ - - - - - - - - - - - 4 3 0
20 イギリスの旗 ジム・カリー ホンダ - - - 6 - - 6 - - 6 - - 3 0
21 イタリアの旗 フランチェスコ・ヴィラ モンテッサ 5 - - - - - - - - - - - 2 0
21 スペインの旗 ホセ・ブスケ モンテッサ - 5 - - - - - - - - - - 2 0
21 オランダの旗 セース・ファン・ドンゲン ホンダ - - - - 5 - - - - - - - 2 0
21 オーストラリアの旗 ケビン・キャス ブルタコ - - - - - - - - 5 - - - 2 0
21 イタリアの旗 ジョバンニ・バーランド ホンダ - - - - - - - - - 5 - - 2 0
21 アメリカ合衆国の旗 ラルフ・スウェギャン ヤマハ - - - - - - - - - - 5 - 2 0
21 日本の旗 滋野靖穂 ブリヂストン - - - - - - - - - - - 5 2 0
28 スペインの旗 ホセ・メドラーノ ブルタコ 6 - - - - - - - - - - - 1 0
28 ドイツの旗 ヘルベルト・マン MZ - 6 - - - - - - - - - - 1 0
28 フランスの旗 ジャン=ルイ・ヴェルネ ブルタコ - - 6 - - - - - - - - - 1 0
28 イギリスの旗 レックス・エイブリィ EMC - - - - 6 - - - - - - - 1 0
28 東ドイツの旗 エヴレン・ビショフ MZ - - - - - - - 6 - - - - 1 0
28 ニュージーランドの旗 ジンジャー・モロイ ブルタコ - - - - - - - - 6 - - - 1 0
28 アメリカ合衆国の旗 ロバート・メッシーナ ヤマハ - - - - - - - - - - 6 - 1 0
28 オーストラリアの旗 バリー・スミス ブルタコ - - - - - - - - - - - 6 1 0

50ccクラス[編集]

順位 ライダー マシン SPA
スペインの旗
GER
ドイツの旗
FRA
フランスの旗
IOM
マン島の旗
NED
オランダの旗
BEL
ベルギーの旗
JPN
日本の旗
ポイント 勝利数
有効 合計
1 ドイツの旗 ハンス=ゲオルグ・アンシャイト スズキ 1 1 2 2 4 1 4 30 42 3
2 日本の旗 片山義美 スズキ 2 - 1 - 1 2 - 28 2
3 イギリスの旗 スチュアート・グラハム スズキ - - 3 1 - 3 2 22 1
4 スペインの旗 アンヘル・ニエト デルビ 6 - 5 - 2 4 - 12 0
5 オーストラリアの旗 バリー・スミス デルビ - 4 4 - 3 - 5 12 0
6 日本の旗 伊藤光夫 スズキ - - - - - - 1 8 1 0
7 ドイツの旗 ルドルフ・シュマルツ クライドラー - 2 - - - - - 6 0
8 スペインの旗 ベンジャミン・グラウ デルビ 3 - - - - - - 4 0
8 スペインの旗 ホセ・ブスケ デルビ - 3 - - - - - 4 0
8 アイルランドの旗 トミー・ロブ スズキ - - - 3 - - - 4 0
8 日本の旗 河崎裕之 スズキ - - - - - - 3 4 0
12 オランダの旗 アールト・トールセン クライドラー - - - - 5 5 - 4 0
13 スペインの旗 ジャン・ボルドン デルビ 4 - - - - - - 3 0
13 不明の旗 C.M.ウォルポール ホンダ - - - 4 - - - 3 0
15 アイルランドの旗 ダニエル・クリベロ デルビ 5 - 6 - - - - 3 0
16 オーストラリアの旗 グレーム・ゲッデス クライドラー - 5 - - - - - 2 0
16 不明の旗 E.L.グリフィス ホンダ - - - 5 - - - 2 0
18 オランダの旗 ポール・ロデウィックス ヤマティ - - - - 6 6 - 2 0
19 ドイツの旗 ウォルフガング・ラインハルト Reimo - 6 - - - - - 1 0
19 不明の旗 ジョン・ロウリー ホンダ - - - 6 - - - 1 0
19 日本の旗 赤松勝 ブリヂストン - - - - - - 6 1 0

マニュファクチャラーズ・ランキング[編集]

500ccクラス[編集]

順位 マニュファクチャラー GER
ドイツの旗
IOM
マン島の旗
NED
オランダの旗
BEL
ベルギーの旗
DDR
東ドイツの旗
TCH
チェコスロバキアの旗
FIN
フィンランドの旗
ULS
北アイルランドの旗
ITA
イタリアの旗
CAN
カナダの旗
ポイント
有効 合計
1 イタリアの旗 MVアグスタ 1 - 2 1 1 2 1 - 1 2 46 58
2 日本の旗 ホンダ - 1 1 2 - 1 - 1 2 1 46 52
3 イギリスの旗 マチレス 2 2 3 4 2 4 2 2 6 3 34 45
4 イギリスの旗 ノートン 4 3 4 6 4 3 3 5 - 6 21 25
5 イタリアの旗 パトン - 5 - 3 - - 5 - 3 - 12
6 イギリスの旗 シーリー - - - - - - - 4 - - 3
7 イタリアの旗 モト・グッツィ - - - - - - - - 5 - 2
7 イギリスの旗 ベロセット - - - - - - - - - 5 2

350ccクラス[編集]

順位 マニュファクチャラー GER
ドイツの旗
IOM
マン島の旗
NED
オランダの旗
DDR
東ドイツの旗
TCH
チェコスロバキアの旗
ULS
北アイルランドの旗
ITA
イタリアの旗
JPN
日本の旗
ポイント
有効 合計
1 日本の旗 ホンダ 1 1 1 1 1 2 1 1 40 62
2 イタリアの旗 MVアグスタ 2 2 2 2 - 1 - - 32
3 東ドイツの旗 MZ - 3 5 3 2 3 3 - 22 24
4 イタリアの旗 アエルマッキ 4 4 6 4 5 4 4 5 15 20
5 イタリアの旗 ベネリ 3 - 3 - - - 2 - 14
6 イギリスの旗 ノートン - 5 - 6 - 6 - - 5
7 日本の旗 ヤマハ - - - - - - - 3 4
8 イタリアの旗 ハンナ・パトン - - 4 - - - 6 - 4
9 チェコスロバキアの旗 CZ - - - - 4 - - - 3
9 日本の旗 カワサキ - - - - - - - 4 3

250ccクラス[編集]

順位 マニュファクチャラー SPA
スペインの旗
GER
ドイツの旗
FRA
フランスの旗
IOM
マン島の旗
NED
オランダの旗
BEL
ベルギーの旗
DDR
東ドイツの旗
TCH
チェコスロバキアの旗
FIN
フィンランドの旗
ULS
北アイルランドの旗
ITA
イタリアの旗
CAN
カナダの旗
JPN
日本の旗
ポイント
有効 合計
1 日本の旗 ホンダ 2 1 3 1 1 2 3 3 1 1 3 1 1 56 84
2 日本の旗 ヤマハ 1 2 1 2 2 1 1 1 2 3 1 2 2 54 88
3 東ドイツの旗 MZ - 3 5 - 4 4 4 5 3 4 4 - - 24 28
4 スペインの旗 ブルタコ 3 4 - - 6 5 5 - 4 6 6 - 4 18 20
5 日本の旗 カワサキ - - - 4 5 - - - - - - - - 5
6 イタリアの旗 アエルマッキ - - - - - - - - 6 5 - - 5 5
7 イタリアの旗 パトン - - - - - - - - 5 - - - - 2
8 スペインの旗 オッサ 6 - - - - - - - - - - - - 1
8 日本の旗 スズキ - - - - - - - - - - - 6 - 1

125ccクラス[編集]

順位 マニュファクチャラー SPA
スペインの旗
GER
ドイツの旗
FRA
フランスの旗
IOM
マン島の旗
NED
オランダの旗
DDR
東ドイツの旗
TCH
チェコスロバキアの旗
FIN
フィンランドの旗
ULS
北アイルランドの旗
ITA
イタリアの旗
CAN
カナダの旗
JPN
日本の旗
ポイント
有効 合計
1 日本の旗 ヤマハ 1 - 1 1 1 1 1 2 1 1 1 1 56 86
2 日本の旗 スズキ 3 1 3 2 3 3 2 1 3 2 - 2 44 60
3 東ドイツの旗 MZ - 3 - - - 4 3 4 - 3 - - 18
4 日本の旗 ホンダ - - - 5 5 - 5 5 4 4 - - 14
5 日本の旗 カワサキ - - 5 4 - - - 3 - - - 3 13
6 スペインの旗 モンテッサ 5 4 - - - - - - - - - - 5
7 スペインの旗 ブルタコ 6 - 6 - - - - - 5 - - 6 5
8 日本の旗 ブリヂストン - - - - - - - - - - - 5 2
9 イギリスの旗 EMC - - - - 6 - - - - - - - 1

50ccクラス[編集]

順位 マニュファクチャラー SPA
スペインの旗
GER
ドイツの旗
FRA
フランスの旗
IOM
マン島の旗
NED
オランダの旗
BEL
ベルギーの旗
JPN
日本の旗
ポイント
有効 合計
1 日本の旗 スズキ 1 1 1 1 1 1 1 32 56
2 スペインの旗 デルビ 3 3 4 - 2 4 5 17 22
3 ドイツの旗 クライドラー - 2 - - 5 5 - 10
4 日本の旗 ホンダ - - - 4 - - - 3
5 オランダの旗 ヤマティ - - - - 6 6 - 2
6 不明の旗 Reimo - 6 - - - - - 1
6 日本の旗 ブリヂストン - - - - - - 6 1

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h 『サーキットの軌跡 世界ロードレースGPの歴史』(p.79 - p.89)
  2. ^ 『サーキットの軌跡 世界ロードレースGPの歴史』(p.90 - p.91)
  3. ^ 『THE GRAND PRIX MOTORCYCLE』(p.70)
  4. ^ 『二輪グランプリ60年史』(p.82 - p.83)
  5. ^ Meetings: TT 1967 - The official Isle of Man TT website
  6. ^ 『Honda Motorcycle Racing Legend vol.3』(2009年、八重洲出版)ISBN 978-4-86144-143-1(p.139)
  7. ^ 500cc World Standing 1967 - The Official MotoGP Website
  8. ^ a b 『Honda Motorcycle Racing Legend vol.3』(p.130)
  9. ^ 350cc World Standing 1967 - The Official MotoGP Website
  10. ^ Race Archive: 1967年 - WGP参戦50周年記念スペシャルサイト|ヤマハ発動機株式会社
  11. ^ 250cc World Standing 1967 - The Official MotoGP Website
  12. ^ 125cc World Standing 1967 - The Official MotoGP Website
  13. ^ 『The 500cc World Champion』(p.25)
  14. ^ 50cc World Standing 1967 - The Official MotoGP Website

参考文献[編集]

  • ジュリアン・ライダー / マーティン・レインズ『二輪グランプリ60年史』(2010年、スタジオ・タック・クリエイティブ)ISBN 978-4-88393-395-2
  • ケビン・キャメロン『THE GRAND PRIX MOTORCYCLE』(2010年、ウィック・ビジュアル・ビューロウ)ISBN 978-4-900843-57-8
  • マイケル・スコット『The 500cc World Champion』(2007年、ウィック・ビジュアル・ビューロウ)ISBN 978-4-900843-53-0
  • 中沖満 / ピーター・クリフォード『サーキットの軌跡 世界ロードレースGPの歴史』(1987年、グランプリ出版)ISBN 4-906189-56-3