比羅夫駅
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(駅の宿ひらふから転送)
比羅夫駅 | |
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駅舎(2017年9月) | |
ひらふ Hirafu | |
◄S25 ニセコ (7.0 km) (6.7 km) 倶知安 S23► | |
所在地 | 北海道虻田郡倶知安町字比羅夫 |
駅番号 | ○S24 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | ■函館本線 |
キロ程 | 186.6 km(函館起点) |
電報略号 | ラフ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線[1] |
乗降人員 -統計年度- |
4人/日 -2014年- |
開業年月日 | 1904年(明治37年)10月15日[2] |
備考 | 無人駅[1] |
比羅夫駅(ひらふえき)は、北海道虻田郡倶知安町字比羅夫にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線の駅である。駅番号はS24。電報略号はラフ。事務管理コードは▲130106[3]。
歴史
[編集]- 1904年(明治37年)10月15日:北海道鉄道歌棄駅(→熱郛駅) - 小沢駅間の延伸開業に伴い、同線の駅として開業。一般駅。[2]
- 1907年(明治40年)7月1日:北海道鉄道の国有化に伴い、国有鉄道に移管[2]。
- 1909年(明治42年)10月12日:国有鉄道線路名称制定に伴い、函館本線の駅となる。
- 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道法施行に伴い、日本国有鉄道(国鉄)に継承。
- 1974年(昭和49年)9月5日:貨物取扱い廃止[2]。
- 1982年(昭和57年)3月1日:荷物取扱い廃止[2][4]。同時に無人化[5][6]。
- 1985年(昭和60年)3月14日:交換設備撤去。運転要員引き上げ。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅となる[2]。
- 2007年(平成19年)10月1日:駅ナンバリングを実施[JR北 1]。
駅名の由来
[編集]→「羊蹄山 § 山名」も参照
当地には飛鳥時代の658年に阿倍比羅夫が蝦夷征伐を行い、後方羊蹄の地に政庁を置いた、とする伝説があり、これに由来する[7][8]。
駅構造
[編集]単式1面1線ホームを持つ地上駅[1]。倶知安駅管理の無人駅[1]。
駅の宿ひらふ
[編集]旧事務室は民宿になっており、ホーム横には離れの個室(コテージ)がある。また、季節によってはホーム上でバーベキューを楽しむこともできる[新聞 1][9]。駅舎をそのまま利用した民宿がある駅は、全国で当駅のみである。
豊田巧が「駅に泊まろう!」シリーズ(光文社文庫)として小説を発表している[10]。
利用状況
[編集]乗車人員の推移は以下の通り。年間の値のみ判明している年度は日数割で算出した参考値を括弧書きで示す。出典が「乗降人員」となっているものについては1/2とした値を括弧書きで乗車人員の欄に示し、備考欄で元の値を示す。
また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
年度 | 乗車人員(人) | 出典 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|
年間 | 1日平均 | JR調査 | |||
1978年(昭和53年) | 38.0 | [11] | |||
2015年(平成27年) | 「10名以下」 | [JR北 2] | |||
2017年(平成29年) | 2.0 | [12] | |||
2018年(平成30年) | 1.4 | [13] | |||
2019年(令和元年) | 「3名以下」 | [JR北 3] | |||
2020年(令和 | 2年)「3名以下」 | [JR北 4] |
駅周辺
[編集]当駅からひらふ地区へアクセスするバスはないため、列車の車内では当駅に到着する直前に「比羅夫駅では降りずに、倶知安駅から、路線バスやタクシーなどをご利用ください」という案内放送が流れる[14]。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d 『週刊 JR全駅・全車両基地』 11号 函館駅・大沼公園駅・倶知安駅ほか72駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年10月21日、24頁。
- ^ a b c d e f 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、811頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、215頁。doi:10.11501/1873236 。2022年12月10日閲覧。
- ^ “日本国有鉄道公示第145号”. 官報. (1982年2月27日)
- ^ “「通報」●函館本線上目名駅ほか6駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 2. (1982年2月27日)
- ^ “1日から営業近代化を実施 札鉄局”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1982年3月3日)
- ^ 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、30頁。ASIN B000J9RBUY。
- ^ 札幌鉄道局編 編『駅名の起源』北彊民族研究会、1939年、9頁。NDLJP:1029473。
- ^ 駅の宿ひらふ/食事[1](2023 年 6 月 17 日閲覧)
- ^ 光文社文庫『駅に泊まろう!』ISBN 978-4-334-79082-0[2](2023 年 6 月 17 日閲覧)
- ^ 藤田, 稔 編『国鉄全駅大事典』藤田書店、1980年4月30日、809頁。doi:10.11501/12065814 。
- ^ “函館線 長万部・小樽間の状況について” (PDF). 函館線(函館・小樽間)について(北海道新幹線並行在来線対策協議会). [第6回ブロック会議(令和元年7月~8月)]. 北海道. p. 4 (2019年7月22日). 2021年5月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月4日閲覧。
- ^ “函館線 長万部・小樽間の状況について” (PDF). 函館線(函館・小樽間)について(北海道新幹線並行在来線対策協議会). [第7回ブロック会議(令和2年8月)]. 北海道. p. 4 (2020年8月26日). 2021年4月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月4日閲覧。
- ^ “「交通機関がありませんのでこの駅では下車しないように」と車内放送が…新幹線開業で消える?北海道の長大ローカル線“山線”に乗る” (文春オンライン). 文藝春秋. pp. 4 (2022年9月19日). 2022年9月19日閲覧。
- ^ “羊蹄登山口 のりば地図”. 北海道中央バス. 2019年6月5日閲覧。
- ^ “羊蹄登山口”. NAVITIME. 2019年6月5日閲覧。
- ^ “樺山小学校 のりば地図”. 北海道中央バス. 2019年6月5日閲覧。
- ^ “樺山小学校”. NAVITIME. 2019年6月5日閲覧。
JR北海道
[編集]- ^ 『駅番号表示(駅ナンバリング)を実施します』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2007年9月12日。オリジナルの2007年9月30日時点におけるアーカイブ 。2014年9月6日閲覧。
- ^ “極端にご利用の少ない駅(3月26日現在)” (PDF). 平成28年度事業運営の最重点事項. 北海道旅客鉄道. p. 6 (2016年3月28日). 2017年9月25日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 全線区のご利用状況. 北海道旅客鉄道 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月5日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 全線区のご利用状況. 北海道旅客鉄道 (2021年9月30日). 2022年1月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月1日閲覧。
新聞記事
[編集]- ^ 無人駅の宿 旅人集う/北海道の比羅夫駅 駅舎改装、ホームでBBQ『日本経済新聞』夕刊2018年3月6日(社会面)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 比羅夫|駅の情報検索(時刻表・バリアフリー)|鉄道・きっぷ|JR北海道- Hokkaido Railway Company
- 駅の宿ひらふ