芝山鉄道線
芝山鉄道線 | |||
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基本情報 | |||
国 | 日本 | ||
所在地 | 千葉県成田市、山武郡芝山町 | ||
起点 | 東成田駅 | ||
終点 | 芝山千代田駅 | ||
駅数 | 2駅 | ||
路線記号 | SR | ||
開業 | 2002年(平成14年)10月27日[1] | ||
所有者 | 芝山鉄道 | ||
運営者 | 芝山鉄道 | ||
使用車両 | 芝山鉄道#在籍車両を参照 | ||
路線諸元 | |||
路線距離 | 2.2 km | ||
軌間 | 1,435 mm | ||
線路数 | 単線 | ||
電化方式 |
直流1,500 V 架空電車線方式 | ||
閉塞方式 | 自動閉塞式 | ||
保安装置 | 1号型ATS[2] | ||
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停車場・施設・接続路線 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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芝山鉄道線(しばやまてつどうせん)は、千葉県成田市の東成田駅から千葉県山武郡芝山町の芝山千代田駅までを結ぶ芝山鉄道の鉄道路線である。芝山千代田駅付近を除き路線の大部分は成田国際空港の地下を走る。駅ナンバリングで使われる路線記号はSR [注釈 1]。
路線データ
- 路線距離(営業キロ):2.2km(うち、1,295mがトンネル部)
- 軌間:1,435mm
- 複線区間:なし(全線単線)
- 電化区間:全線(直流1500V)
- 閉塞方式:自動閉塞式
- 保安装置:1号型ATS[2]
2009年度にC-ATSの導入に向けて京成電鉄と協議を行った[3]が、その後の動向は不明である。
運行形態
全列車が京成電鉄東成田線と相互直通運転を行っている。運転業務は京成に委託しており、東成田駅で乗務員交代は行われず運転士・車掌とも京成の乗務員が芝山鉄道線内も乗務する。従って芝山鉄道に所属する乗務員はいない。
ラッシュ時などには京成本線・押上線、都営地下鉄浅草線、京急本線・空港線との相互直通運転を行う。日中は40分サイクルで京成成田 - 芝山千代田間を1編成が往復する形となる。
所要時間は京成成田 - 芝山千代田間が約10分、東成田 - 芝山千代田間は約4分である。なお、東成田 - 芝山千代田間の成田市木の根付近では、空港建設反対派の用地「木の根ペンション」の地下を通過する計画だったが、地権者の同意が得られず、最終的にルートを変更して木の根ペンションを迂回することとなった。そのため路線延長が当初計画より約0.2km長くなったほか、迂回区間は半径160mの急カーブとなっており、運行の安全確保上35km/hで運行するため、所要時間は当初予定より1分ほど長くなった。
現行ダイヤでは快速特急、特急、通勤特急、快速、普通が存在する。京成線・都営線・京急線直通列車は以下の運行パターンが存在する。
- 芝山千代田駅 - 京成線京成上野駅
- 朝・夕を中心に運転されている。特急は平日は下りのみ、土休日は夕方上り1本と下り最終列車で、通勤特急は平日のみの運転となる。
- 芝山千代田駅 - 京成高砂駅、京成津田沼駅、宗吾参道駅、京成成田駅
- 土休日の京成高砂行きの夜1本は快速[注釈 2]で運転されていたが2019年10月26日のダイヤ改正で京成成田駅までの設定になった。それ以外は朝・夕に普通で運転される。
- 芝山千代田駅 - 都営浅草線西馬込駅
- 上りは平日朝に快速特急として、都営浅草線内は普通で運転される。下りは平日は快速特急、特急、通勤特急による設定で、土休日は現在のダイヤでの設定はない。
- 京急線羽田空港発芝山千代田行き
- 京急線内はエアポート快特、エアポート急行で運転され、都営浅草線内はエアポート快特か、京成線内及び都営浅草線内でエアポート快特以外の列車は特急、通勤特急で運転される。エアポート快特は京成線押上駅より変更する。
京成・都営の車両も含めて、芝山千代田行きの列車の方向幕の表示は「芝山千代田」ではなく「(東成田)芝山」である。
車両
以下の自社所属車両のほか、京成電鉄の車両も運用される。芝山鉄道の車両運用は京成電鉄と共通のため、日によっては自社所属車両が自社線に一切入らない場合がある。東京都交通局の車両にも行先表示の用意があり、過去には実際に乗り入れ運用があったが、2021年現在は通常ダイヤでは運用されていない。
過去の車両
- 3600形 - 2002年10月27日の開業時から2013年3月31日まで京成からリースしていた車両。先頭車が電動車ではなく付随車であることから、先頭車両は電動車と取り決めている京急線には直通しなかった。日中の芝山鉄道線は京成車4両編成か6両編成での運行のため、8両編成でかつ京急線に入線できないこの車両は京成上野 - 成田空港間や京成佐倉 - 都営浅草線西馬込間を往復する運用が多く、自社線を走行するのは朝夕に限られた。
駅一覧
駅番号 | 駅名 | 営業キロ | 接続路線 | 所在地 | |
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直通運転区間 | 京成東成田線京成成田駅まで 京成本線京成上野駅まで 京成押上線経由 都営浅草線西馬込駅まで 京成押上線・都営浅草線・京急本線経由京急空港線羽田空港第1・第2ターミナル駅から(下りのみ) | ||||
KS44 | 東成田駅 | 0.0 | 京成電鉄: 東成田線(直通運転:上記参照) | 千葉県 | 成田市 |
SR01 | 芝山千代田駅 | 2.2 | 山武郡芝山町 |
その他
- 全長2.2kmは、普通鉄道における1事業者の保有総延長としては日本最短である(詳細は「芝山鉄道」を参照)。ただし、路線単位では当路線より短い路線は複数存在する(関東地方の普通鉄道では東武大師線、西武豊島線、京王競馬場線、京王動物園線など)。
- 芝山千代田駅は芝山町の端にある駅であり、芝山町中心部を経由して九十九里方面への延伸も検討されている。
- 京成と直通運転する路線では唯一、ICカード「PASMO」等が使えない(交通系ICカードで芝山千代田駅へ乗り越した場合は、現金で精算後に「PASMO・Suica処理連絡票」が渡され、各社の駅窓口に提出して処理を依頼する形になる[5])。また、2008年まで京成などで利用できたパスネットも同様に使えなかった。
- 全線が成田国際空港敷地内・隣接地内に所在しており、その関係で駅構内だけでなく、列車車内でも空港警備の一環として制服着用の警察官(千葉県警察成田国際空港警備隊)が常に乗車して警備している。
- 平日ダイヤでは、通勤特急京成上野行き(8両編成)2本の最後部車両は女性専用車となっている。
脚注
注釈
出典
- ^ “芝山鉄道きょう開業 空港を抜け都心と直結 地元待望、式典で祝う アート展”. 千葉日報 (千葉日報社). (2002年10月27日)
- ^ a b 鉄道ピクトリアル 臨時増刊号 京成電鉄 2007年 03月号
- ^ 平成21年度安全報告書 - 芝山鉄道
- ^ 所属車両を変更します - 芝山鉄道ホームページお知らせ 2013年3月28日
- ^ 芝山鉄道線ご利用案内
関連項目
- 千葉県道62号成田松尾線 - 線路の脇を通る道路。
- 日本の鉄道路線一覧
- 成田鉄道多古線 - かつて近隣地域を走行していた鉄道。