第46回社会人野球日本選手権大会
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第46回社会人野球日本選手権大会(だい46かいしゃかいじんやきゅうにほんせんしゅけんたいかい)は、2021年6月29日から7月14日の間の16日間、ほっともっとフィールド神戸・京セラドーム大阪で行なわれた社会人野球日本選手権大会である。
概要
- 東京オリンピック開催に伴い、従来は夏に東京で行われる都市対抗野球大会と開催時期を入れ替える形で本大会が夏に開催された。また、従来の日本選手権は京セラドーム大阪で全試合行われるが、今大会ではプロ野球の日程との兼ね合いにより1回戦(第1ステージ)をほっともっとフィールド神戸で行い、2回戦からの決勝ステージは京セラドーム大阪での開催となった[1]。神戸で日本選手権が行われるのは1996年の第23回大会以来。
- なお、本来この7月開催・なおかつ会場を2ステージ分割制とするパターンは2020年大会でも予定されたが、新型コロナウィルスにより中止された。また複数の会場に分けての分割開催は2010年・第37回大会以来である[2]。また都市対抗は前年・2020年にも第91回(2020年11-12月 於・東京ドーム)が行われているが、そこで優勝したHondaに対する推薦出場は行わず、日本選手権大会としての前回・2019年・45回に優勝した大阪ガスが「前回優勝チーム枠」の扱いで推薦出場を得た。
- 開催時期を都市対抗と入れ替えた事例としては1980年・第7回大会(同年5-6月 於・大阪球場)以来である。これは8-9月に行われた世界アマチュア野球選手権大会(のちのIBAFアマチュア野球ワールドカップ)(於・後楽園球場他首都圏各地)の開催準備の都合で、第51回都市対抗大会(於・後楽園球場)を11月に繰り下げた都合によるものである。
- クラブ野球選手権を優勝した全足利クラブが本戦初出場を果たした。また北海道ガスも大会初出場となった[3]。
- 三菱重工業の野球部再編に伴い誕生した三菱重工East・三菱重工Westは共に本戦出場を果たした。
- 決勝は試合開始前に特別表彰として野球殿堂入りした川島勝司の表彰式が行われたあと、前回大会王者の大阪ガスと三菱重工Eastの対戦となった。結果は4-2で大阪ガスが勝ち、史上3チーム目となる日本選手権2連覇を果たした[4]。
出場チーム
代表枠 | チーム | 出場回数 |
---|---|---|
日本選手権対象JABA大会(推薦[5]含む) 優勝チーム枠(13) | ||
前回大会優勝 | 大阪ガス | 8大会連続24回目 |
クラブ野球選手権優勝 | 全足利クラブ | 初出場 |
北海道大会優勝 | 三菱重工East | 3大会連続8回目 |
東北大会優勝 | ヤマハ | 2大会連続26回目 |
日立市長杯優勝 | 日本通運 | 2大会連続22回目 |
東京スポニチ大会優勝 | 三菱自動車倉敷オーシャンズ | 12大会ぶり7回目 |
静岡大会優勝 | 東海理化 | 2大会ぶり4回目 |
長野大会優勝 | ENEOS | 5大会連続24回目 |
ベーブルース杯優勝 | トヨタ自動車 | 17大会連続20回目 |
京都大会優勝 | 三菱重工West | 4大会連続25回目 |
岡山大会優勝 | 日本製鉄広畑 | 2大会ぶり17回目 |
四国大会優勝 | 東芝 | 5大会連続29回目 |
九州大会優勝 | パナソニック | 26大会連続41回目 |
代表枠 | チーム | 出場回数 |
---|---|---|
地方予選大会からの出場枠(19) | ||
北海道 | 北海道ガス | 初出場 |
東北 | TDK | 5大会ぶり10回目 |
北信越 | バイタルネット | 6大会ぶり7回目 |
関東 | Honda | 4大会連続23回目 |
関東 | JFE東日本 | 2大会連続7回目 |
関東 | セガサミー | 5大会ぶり5回目 |
関東 | NTT東日本 | 7大会連続16回目 |
東海 | 日本製鉄東海REX | 4大会ぶり12回目 |
東海 | 王子 | 5大会連続13回目 |
東海 | 東邦ガス | 4大会ぶり10回目 |
近畿 | 日本新薬 | 13大会連続23回目 |
近畿 | 日本生命 | 9大会連続37回目 |
近畿 | カナフレックス | 2大会ぶり3回目 |
近畿 | NTT西日本 | 9大会連続22回目 |
中国 | JFE西日本 | 3大会連続14回目 |
中国 | 伯和ビクトリーズ | 5大会ぶり7回目 |
四国 | JR四国 | 5大会連続16回目 |
九州 | 西部ガス | 2大会連続3回目 |
九州 | JR九州 | 2大会連続15回目 |
大会
決勝
脚注
- ^ “異例の日程はどう影響? 16強、休養十分で2回戦 日本選手権”. 毎日新聞 (2021年7月8日). 2021年8月7日閲覧。
- ^ この年は第1ステージ・1回戦を日立市民球場、岡崎市民球場、わかさスタジアム京都、倉敷マスカットスタジアムの4会場に分け、32チームを8チームづつ×4組で試合を行い、1回戦を勝ち抜いた16チームが京セラドームでの決勝ステージに出場するというパターンだったので、若干形式・性質が異なる。なおこちらのパターンも、本来であれば2011年に予定通り実施されていれば、第1ステージの会場のうち倉敷を外し、レクザムスタジアム香川と北九州市民球場に変更し、8チームづつ×3組と、4チームづつ×2組に分けることも予定されていたが、東日本大震災によりこの年の第82回都市対抗野球大会が会期と会場を本来の日本選手権の時期である10月~11月に延期の上京セラドーム1か所での開催に変更されたため取りやめとなり、以後分割開催は行われていなかった。
- ^ “北海道ガス創部4年目で全国切符「個を強く」実った清水監督のチーム改革”. 日刊スポーツ (2021年6月6日). 2021年7月18日閲覧。
- ^ “大阪ガス連覇達成 三菱重工East降し史上3チーム目 日本選手権”. 毎日新聞 (2021年7月14日). 2021年7月18日閲覧。
- ^ クラブ選手権優勝チームを含む。なお開催時期変更に伴い、上述のとおり都市対抗優勝チーム枠は設定せず、2019年・45回大会優勝の大阪ガスに「前回大会優勝枠」の扱いで出場権を与えた(2020年の大会が予定通り行われた場合も同様の処置を採る予定だった)
- ^ 大阪ガスvs三菱重工East試合経過-第46回社会人野球日本選手権大会|一球速報.com
外部リンク
関連項目
- 第92回都市対抗野球大会 - 2021年度の都市対抗野球大会。