JABA静岡大会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

JABA静岡大会(JABAしずおかたいかい)は、日本野球連盟の東海地区連盟が主催する社会人野球の大会である。

概要[編集]

シーズン序盤の4月中旬に浜松市静岡市の両市で行なわれる[1]地区連盟主催大会の一つであり、東海地区のチームを中心に16チーム(2015年実績)が優勝を争う。

2007年から社会人野球日本選手権大会選考対象大会の1つとなり、優勝チームは同大会への出場が決まる。かつては、トーナメント形式で優勝が争われていたが、2010年から日本選手権対象大会の試合形式を統一するため、4チームずつのリーグ戦を行い、各リーグ1位チームが準決勝に進出するリーグ・トーナメント併用方式となった。

歴代優勝チーム[編集]

年度 優勝チーム 決勝戦スコア 準優勝チーム 備考
1953年(第1回) 優勝預かり 参加4チームのリーグ戦で、大昭和製紙三重交通が2勝1敗で並んだため、
主催者優勝預かりとなった。
1954年(第2回) 優勝預かり 参加6チームのトーナメント戦で、大昭和製紙と日本鋼管の決勝戦が
延長11回1-1の日没引き分けとなり、主催者優勝預かりとなった。
1955年(第3回) 大昭和製紙 -
1956年(第4回) 日本石油 -
1957年(第5回) 全鐘紡 -
1958年(第6回) 大昭和製紙 -
1959年(第7回) 電電東京 -
1960年(第8回) リッカーミシン -
1961年(第9回) 日本ビール -
1962年(第10回) 東レ滋賀 -
1963年(第11回) 東レ滋賀 -
1964年(第12回) 日本通運 -
1965年(第13回) 大昭和製紙 -
1966年(第14回) 大昭和製紙 -
1967年(第15回) 松下電器 -
1968年(第16回) 日本通運 -
1969年(第17回) 河合楽器 -
1970年(第18回) 大昭和製紙 -
1971年(第19回) 熊谷組 -
1972年(第20回) 日立製作所 -
1973年(第21回) 日本楽器 -
1974年(第22回) 大昭和製紙北海道 -
1975年(第23回) 日本鋼管 -
1976年(第24回) 大昭和製紙北海道 -
1977年(第25回) 三協精機 -
1978年(第26回) いすゞ自動車 -
1979年(第27回) 大昭和製紙 -
1980年(第28回) 大昭和製紙 -
1981年(第29回) 富士重工業 -
1982年(第30回) 河合楽器 -
1983年(第31回) 日本鋼管 -
1984年(第32回) 日本鋼管 -
1985年(第33回) 河合楽器 -
1986年(第34回) 日産自動車 -
1987年(第35回) NTT東京 -
1988年(第36回) 富士重工業 -
1989年(第37回) プリンスホテル -
1990年(第38回) 日産自動車 -
1991年(第39回) 日産自動車 -
1992年(第40回) 三菱重工神戸 8-4 NTT信越
1993年(第41回) ヤマハ 6-2 プリンスホテル
1994年(第42回) プリンスホテル 6-2 NTT北陸
1995年(第43回) 日産自動車 4-3 西濃運輸
1996年(第44回) 本田技研鈴鹿 7-6 三菱重工長崎
1997年(第45回) 日産自動車 14-1 JR東海 8回コールド
1998年(第46回) JR九州 10-3 河合楽器
1999年(第47回) 新日本製鐵八幡 7-3 松下電器 延長15回
2000年(第48回) 日産自動車 11-4 東芝 8回コールド
2001年(第49回) 日産自動車 14-4 河合楽器 8回コールド
2002年(第50回) ヤマハ 9-5 一光 延長12回
2003年(第51回) 三菱重工神戸 6-5 新日本石油 延長14回
2004年(第52回) 日産自動車 10-8 ホンダ鈴鹿
2005年(第53回) 三菱重工名古屋 4-1 一光
2006年(第54回) 日産自動車 11-4 三菱重工神戸
2007年(第55回) Honda 2-0 かずさマジック 同年度から、優勝チームに日本選手権への出場権が与えられる。
2008年(第56回) Honda 4-3 ヤマハ 延長12回
2009年(第57回) JR東日本 6-5 Honda 延長13回
2010年(第58回 セガサミー 3-0 三菱自動車岡崎
2011年 大会中止 東北地方太平洋沖地震東日本大震災)の影響のため中止となった[2]
2012年(第59回 トヨタ自動車 4-2 日立製作所
2013年(第60回 JR東海 3-2 富士重工業 延長11回
2014年(第61回 鷺宮製作所 7-0 三菱重工長崎 7回コールド
2015年(第62回 Honda 2-0 トヨタ自動車
2016年(第63回 東邦ガス 2-0 三菱自動車岡崎
2017年(第64回 東京ガス 6-4 ヤマハ
2018年(第65回 三菱重工名古屋 5-4 JR東日本 延長12回
2019年(第66回 王子 13-2 鷺宮製作所 7回コールド
2020年 大会中止 新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となった。
2021年(第67回 東海理化 3-2 ヤマハ 延長11回
2022年(第68回 日本製鉄鹿島 2-1 王子
2023年(第69回) ヤマハ 7-2 NTT東日本
2024年(第70回) NTT東日本 4-0 ヤマハ

脚注[編集]

  1. ^ 2010年の第58回大会は、浜松・静岡に加えて岡崎でも試合が行われた。
  2. ^ 同年は8月に開催する予定だった同年度の都市対抗野球が秋に延期となったため、日本選手権の開催も見送りとなった。

文献[編集]

関連項目[編集]