「Microsoft Defender ウイルス対策」の版間の差分

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== Windows Defender Offline ==
== Windows Defender Offline ==
Microsoft Standalone System Sweeper という製品の後継として、ブータブル CD/DVD、または USB フラッシュドライブにマルウェア駆除用のシステムをインストールし、Windows 起動中に検出や削除ができないマルウェアに対処するために提供されている。Microsoft Security Essentials と同じエンジンが組み込まれている。定義ファイルはネットワークに接続することができるならば更新することができるが、CD/DVD の場合は更新することができない。マイクロソフトは以前作成した CD/DVD の Windows Defender Offline のディスクの再利用を推奨していない。
Microsoft Standalone System Sweeper という製品の後継として、ブータブル CD/DVD、または USB フラッシュドライブにマルウェア駆除用のシステムをインストールし、Windows 起動中に検出や削除ができないマルウェアに対処するために提供されている。Microsoft Security Essentials と同じエンジンが組み込まれている。定義ファイルはネットワークに接続することができるならば更新することができるが、CD/DVD の場合は更新することができない。マイクロソフトは以前作成した CD/DVD の Windows Defender Offline のディスクの再利用を推奨していない。

Windows10 anniversary Update 以降は設定アプリから直接実行できるようになった。


== Windows Vista 仕様の機能 ==
== Windows Vista 仕様の機能 ==

2016年8月5日 (金) 07:19時点における版

Windows Defender
Microsoft Windows コンポーネント
詳細
種別 アンチマルウェア
標準提供 Windows Vista 以降
追加提供 Windows XP
Windows Server 2003
サービス名 WinDefend
正式名称 Windows Defender
Windows Defender
開発元 マイクロソフト
最新版
4.10.14393.0 (Windows 10)
4.5.218.0 (Windows 8.1)
4.5.213.0 (Windows 8)
6.1.7600.0 (Windows 7)
1.1.1600 (Windows Vista)
1.1.1593 (Windows XP / Windows Server 2003)
対応OS Windows XP Service Pack 2 以降
または、Windows Server 2003 Service Pack 1 以降
種別 アンチスパイウェア
ライセンス プロプライエタリ
公式サイト www.microsoft.com/en-us/microsoft-365/microsoft-defender-for-individuals ウィキデータを編集
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Windows Defender(ウィンドウズ ディフェンダー)とは、マイクロソフトが開発をしているマルウェア対策ソフトウェア及びアンチウイルスソフトウェアである。Windows XP 以降のすべてのWindowsにプリインストールされている。

概要

Windows Defender はマイクロソフトが2004年12月17日に買収を発表した GIANT Company SoftwareGIANT AntiSpyware を基に開発したもので、Windows Vista から標準で搭載され、Windows XPWindows Server 2003 にも追加提供された。Windows 7 搭載のバージョンまではマルウェアの中でもアドウェアおよびスパイウェアにのみ対応するものであったが、Windows 8/8.1 搭載のバージョンでは Microsoft Security Essentials と統合され、ウイルスやルートキット等の検出を行うアンチウイルスソフトウェアとしての機能も実装された。

もともとの GIANT AntiSpyware は Windows 9x をサポートしたが、Windows Defender ではサポートしていない。しかし、GIANT Company Software とパートナーであった Sunbelt Software は同じエンジンを搭載した Counterspy と呼ばれる製品を販売しており、これは Windows 9x での使用をサポートしている。

歴史

Beta

Beta 1 は2005年1月7日に Microsoft AntiSpyware という名前でリリースされた。機能は GIANT AntiSpyware とあまり変わらず、基本的にユーザーインタフェイスが変更されただけのものである。インストールするためには Windows Genuine Advantage (WGA) の確認を必要とする。 Beta 2 から名前が「Windows Defender」と改名され(日本では「Windows 防御ツール」とされたが、後に「Windows Defender」となった)、2006年2月14日にリリースされた。 Beta 1 とは比較にならないほどのさまざまな変更が行われた。 エンジンはC++言語で書き直された(GIANT AntiSpyware は Visual Basic 言語で書かれていた)。 また、Beta 2 では Windows サービスとして動作するように変更することにより、ユーザーがログインしていない時でもコンピュータを保護できるようになった。Beta 2 では GIANT AntiSpyware より多くのエントリーを保護できるようになった。さらに、Beta 2 では Beta 1 に比べて直観的なインターフェースとなった。Beta 2 でも WGA の確認を必要とする。マイクロソフトは後にドイツ語版と日本語版をリリースした。 なお、Beta版の時点ではWindows 2000はサポートされていた。

正式版

2006年10月25日に英語版が正式公開され、2006年11月10日に日本語版が正式公開された。多少の猶予期間を経た後、それまでの版はデジタル証明書の有効期限切れとして使えなくなり、アップデート適用が必須となった。マイクロソフトは Windows Defender の正式版が Windows XP、Windows Server 2003 をサポートすると発表した。

Windows Defender Offline

Microsoft Standalone System Sweeper という製品の後継として、ブータブル CD/DVD、または USB フラッシュドライブにマルウェア駆除用のシステムをインストールし、Windows 起動中に検出や削除ができないマルウェアに対処するために提供されている。Microsoft Security Essentials と同じエンジンが組み込まれている。定義ファイルはネットワークに接続することができるならば更新することができるが、CD/DVD の場合は更新することができない。マイクロソフトは以前作成した CD/DVD の Windows Defender Offline のディスクの再利用を推奨していない。

Windows10 anniversary Update 以降は設定アプリから直接実行できるようになった。

Windows Vista 仕様の機能

リアルタイム保護

Windows Defender のリアルタイム保護機能はオプションで以下の機能がある。

自動的に起動
Windows 起動時にモニタプログラムを動作させることが出来る。
システムの構成(設定)
Windows の構成(設定)をモニタする。
Internet Explorer のアドオン
IE 起動時に IE のアドオンをモニタする。
Internet Explorer の構成(設定)
IE の構成(設定)をモニタする。
Internet Explorer のダウンロード
IE でダウンロードするプログラムやファイルをモニタする。
サービスとドライバ
各サービスやドライバをモニタする。
アプリケーションの実行
アプリケーション起動時や実行時にアプリケーションをモニタする。
アプリケーションの登録
Windows や Windows にアプリケーションを登録するプログラムやファイルをモニタする。
Windows のアドオン
Windows のアドオンモニタープログラム(別名: ソフトウェアユーティリティ)。

ソフトウェア エクスプローラ

ソフトウェア エクスプローラはスタートアッププログラムや現在起動しているプログラム、ネットワークに接続しているプログラム、Winsock プログラムを表示出来る Windows Defender の一部。

外部リンク