BitDefender

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BitDefender
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開発元  ルーマニア
SOFTWIN社
最新版 2013 (16.22.0.1534) / 2012年 10月6日
対応OS Windows/Linux/FreeBSD
プラットフォーム PC/AT互換機
種別 アンチウイルスソフトウェア
ライセンス プロプライエタリ
公式サイト www.bitdefender.com
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BitDefender(ビットディフェンダー)とは、ルーマニアSOFTWIN社の開発・販売するアンチウイルスソフトウェアである。



概要[編集]

前身は1996年にルーマニア国内で発売されたDOSアプリケーションの「AntiVirus eXpert」で、その後Windows版、Linux版が開発される。2001年にブランド名を「BitDefender」に統一して世界販売を開始する。その後企業向け製品なども投入し、ヨーロッパでは高いシェアを持つ。

検出率の高さと独自のヒューリスティック機能を持つアンチウイルスソフトウェアで、第三者機関によるテストでも常に上位に入る好成績を収めている。サーバー向けからデスクトップ向けまで幅広い製品を展開している。

日本での販売及びサポートは株式会社サンブリッジが行っており、ユーザからの問い合わせは年中無休で受け付けているが、回答は48時間以内としている。

個人向け製品[編集]

Windows環境向けに、機能に応じて次の3エディションが発売されている。フリー版(後述)と異なる点として、ユーザの練度に応じたインターフェイスの切り替え機能、常に常駐してのリアルタイムスキャンを行う点があり、仮想環境でのふるまい検知(B-Have)や、通常時のふるまい検知(AVC)などの2つのヒューリスティック機能が備わっている。さらにエディションによってはファイアウォールやバックアップ機能が追加される。

  • BitDefender AntiVirus Plus 2015
アンチウィルス機能など基本的なマルウェア対策機能を持つ
  • BitDefender Internet Security 2015
ファイアウォール機能が追加され、ネットワーク接続時にトラフィックをリアルタイムスキャンを行う
  • BitDefender Total Security 2015
バックアップ機能、ファイル暗号化機能が追加されている
  • BitDefender GameSafe
ゲーマー向けに特化した製品。日本では未発売。

Mac環境向けに、次の製品が発売されている。

  • BitDefender Antivirus for Mac
アンチウィルス機能など基本的なマルウェア対策機能を持つ製品。日本では未発売。

Unix環境向けに、次の製品が発売されている。

  • BitDefender Antivirus Scanner for Unices
アンチウィルス機能など基本的なマルウェア対策機能を持つが、常駐機能は有していない。グラフィカルインターフェイスでの操作が可能。日本で購入可能であるが、日本語化はされていない。

サーバー向け製品[編集]

企業内での利用に特化した次の製品を販売している。

  • BitDefender Client Security
社内の複数のWindowsデスクトップ環境にアンチマルウェアソフトを展開、管理するクライアント・サーバ型の製品
  • BitDefender Security for File Servers
Windows Server環境向けのアンチマルウェア製品。スキャンエンジンを複数マルチスレッドで動作可能
  • BitDefender Security for Samba
Unix環境でのSambaサービス向けのアンチマルウェア製品。
  • BitDefender Security for Mail Servers
Unix、Windows環境に導入されたメールサービス(sendmail、qmailなど)向けのアンチマルウェア製品。

以下は日本では未発売の製品

  • BitDefender Security for SharePoint
Microsoft社のSharePointサービス用のアンチマルウェア製品。
  • BitDefender Security for Exchange
Microsoft社のExchangeサービス用のアンチマルウェア製品。
  • BitDefender Security for ISA Servers
Microsoft社の ISAサービス用のアンチマルウェア製品。

個人向け製品(フリー版)[編集]

デスクトップ向け製品からファイアウォール機能などを省き、30日間利用可能な無料版として BitDefender Free Edition が提供されている。アカウント登録をすることで30日間以上無料版を使用することが出来、GoogleアカウントやFacebookアカウントでの利用も可能である。英語版にもかかわらず日本でも広く利用されており、有料版が日本語化され販売される2009年まで、個人ユーザーの間で BitDefender といえば Free Edition のことを指していた。

アンチウイルスソフトウェアでは、常駐監視機能をもつ製品を複数インストールすることは通常望ましくないとされているが、旧 BitDefender Free Edition には常駐監視機能が無かったため、オンデマンド検査専用の「第二のアンチウイルスソフトウェア」として導入する個人ユーザーも多かった。しかし、近年のマルウェアの進化に対抗するため、現在のBitDefender Free Editionでは常駐監視機能をもつ有料版と同等の常駐監視モジュールを組み込むようになっており、以前のバージョンでの「原理的に他のアンチウイルスソフトウェアと干渉しにくい」といった特徴は失われている。


他に次のツールが本国サイトでは利用できる

  • BitDefender Online Scanner
Webブラウザから利用できるマルウェアの検索ツールで、Internet Explorer 6以降で動作する。駆除も行う。
  • BitDefender Quick Scan
60秒でスキャンが完了する。

以下のツールは現在は提供されていない

  • BitDefender Anti Phishing Free Edition
無償で利用できるフィッシング (詐欺)対策ツールで、Windows XP Service Pack 2以降の32bit版で動作するInternet Explorer 6.0およびMozilla Firefoxのプラグインとして提供されている。
  • BitDefender Chat Encryption
インターネットメッセンジャーの暗号化ツールで、プライバシーの保護されたチャットを簡単に利用できるようにするもの。

個人向け製品(OEM版)[編集]

ソースネクスト販売の「スーパーセキュリティZERO」はBitDefenderのOEM製品である。BitDefender Total Security 2015をベースにしている。使用するOSのサポート期限までの間、更新が保障される特徴がある。

動作環境[編集]

「BitDefender 2015」の動作環境は以下のように公表されている。

  • Windows XP Service Pack 3 以降の32bit版。Windows Vista Service Pack 2 以降、Windows 7 Service Pack 1以降の32bit版と64bit版
  • Intel Core Duo以上のプロセッサ
  • 1GBのRAMメモリ(1.5GB以上を推奨)
  • IGBのハードディスク空き容量

トラブル事例[編集]

2010年3月21日 午前1時(日本時間)に提供された自動アップデートにて64ビット版Windows環境においてOSのシステムファイルやBitDefender自身のファイルをTrojan.FakeAlert.5として誤検出し、場合によりOSが起動しなくなる問題が発生した。同日午前3時半にこの問題を解決したアップデートを提供した。[1][2]

外部リンク[編集]

脚注[編集]

  1. ^ BitDefender 製品 64bit版製品での誤検知問題について
  2. ^ Faulty Update for 64 bit Operating Systems