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'''デザートクラウン'''({{lang-en-short|Desert Crown}}、[[2019年]][[3月2日]]-)は、[[イギリス]]の[[競走馬]]である。主な勝ち鞍は、[[2022年]]の[[ダービーステークス]]。
'''デザートクラウン'''({{lang-en-short|Desert Crown}}、[[2019年]][[3月2日]] - )は、[[イギリス]]の[[競走馬]]である。主な勝ち鞍は、[[2022年]]の[[ダービーステークス]]。


== 戦績 ==
== 戦績 ==

=== デビュ―前 ===
2019年3月2日、ストロベリーフィールズスタッドの所有者ゲイリー・ロビンソンによって生産される<ref name="レーシングポスト" /><ref name="Crowe2022-6-4">{{Cite web |title=Derby triumph crowning glory for Strawberry Fields Stud {{!}} Bloodstock News {{!}} Racing Post |url=https://www.racingpost.com/bloodstock/derby-triumph-crowning-glory-for-strawberry-fields-stud/560442 |website=www.racingpost.com |access-date=2022-11-21 |publisher=[[レーシングポスト|Racing Post]] |archive-url=https://archive.md/wip/gN4SG |archive-date=2022-11-21 |last=Crowe |first=Aisling}}</ref>。父は現役時[[キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス]]などを勝利した[[種牡馬]][[ナサニエル (競走馬)|ナサニエル]]<ref name="jra" />。同父の代表産駒には[[エネイブル]]やチャンネルがいる<ref name="jra" />。母はストロベリーフィールズスタッドが繋養する[[繁殖牝馬]]デザートベリーで、本馬の半兄としてG3競走プレミアカップを勝つフライングサンダーを生産している<ref name="Crowe2022-6-4" /><ref>{{Cite web |title=Desert Berry |url=https://www.strawberryfs.com/desert-berry |website=Strawberry Fields St |access-date=2022-11-21 |language=en |archive-url=https://archive.md/wip/hPjX8 |archive-date=2022-11-21 |publisher=Strawberry Fields Stud}}</ref>。2代母は、[[ジャドモントファーム]]の牝系出身のフォーリンランゲージで、スカンジナヴィア古馬チャンピオンのバイナリーファイルの半妹に当たる<ref name="jra" />。そのほか、近親には[[プリンスオブウェールズステークス (イギリス)|プリンスオブウェールズステークス]]勝ち馬{{仮リンク|バイワード (競走馬)|en|Byword (horse)|label=バイワード}}、アメリカで[[ダイアナステークス]]などG1競走4勝のプロヴィソ、[[コロネーションカップ]]勝ち馬クワイエトフリング、[[ジュライカップ]]勝ち馬コンティネント、[[メイトリアークステークス]]などG1競走3勝のワンデスタなどがいる<ref name="jra" />。

2020年10月、本馬はストロベリーフィールズスタッドによってタタソールズ社10月1歳セールへと上場され、競走馬の購買を仲介するブランドフォードブラッドストック社によって28万ギニーの価格で落札された<ref>{{Cite web |url=https://secure.tattersalls.com:8443/4DCGI/Entry/Lot/OC220/724 |title=Lot 724 - Nathaniel (IRE) / Desert Berry (GB) B.C. (GB) |access-date=2022-11-21 |publisher=Tattersalls |archive-url=https://archive.md/bMMy2 |archive-date=2022-11-21}}</ref><ref>{{Cite web |title=Blandford Bloodstock, Newmarket Suffolk {{!}} History |url=https://www.blandfordbloodstock.com/history/ |access-date=2022-11-21 |language=en-US |publisher=Blandford Bloodstock |archive-url=https://archive.md/wip/JqUwu |archive-date=2022-11-21}}</ref>。本馬は、[[ドバイ]]の実業家サイード・スハイルによって所有され、競走馬として[[マイケル・スタウト]][[調教師]]のもとに預託された<ref>{{Cite web |title=Dam of Derby winner Desert Crown to be sold at Tattersalls December Sale {{!}} Bloodstock News {{!}} Racing Post |url=https://www.racingpost.com/bloodstock/dam-of-derby-winner-desert-crown-to-be-sold-at-tattersalls-december-sale/577839 |website=www.racingpost.com |access-date=2022-11-21 |publisher=[[レーシングポスト|Racing Post]] |archive-url=https://archive.md/wip/WoMmk |archive-date=2022-11-21 |author=Bloodstock World Staff}}</ref><ref>{{Cite web |title=Dubai businessman Saeed Suhail wins second Epsom Derby with Desert Crown |url=https://www.khaleejtimes.com/sports/dubai-businessman-saeed-suhail-wins-second-epsom-derby-with-desert-crown |website=Khaleej Times |access-date=2022-11-21 |language=en |first=Leslie |last=Wilson}}</ref>。


=== 2歳 (2021年) ===
=== 2歳 (2021年) ===
11月3日、ノッティンガム競馬場で行われた芝8.5Fのメイドン戦(未勝利戦)でリチャード・キングスコート騎乗でデビューし、2着に5.1/2馬身差を付けて勝利した<ref name="van1" >{{citenews|url=https://world.jra-van.jp/news/N0010884/|title=デザートクラウンがG2ダンテS快勝、キャリア2戦で英ダービー有力候補に|date=2022-05-14|accessdate=2022-06-05|work=JRA-VAN Ver.World}} </ref>。
11月3日、ノッティンガム競馬場で行われた芝8.5ハロンのメイドン戦(未勝利戦)でリチャード・キングスコート騎乗でデビューし、2着に5馬身1/2差を付けて勝利した<ref name="van1" >{{citenews|url=https://world.jra-van.jp/news/N0010884/|title=デザートクラウンがG2ダンテS快勝、キャリア2戦で英ダービー有力候補に|date=2022-05-14|accessdate=2022-06-05|work=JRA-VAN Ver.World}} </ref>。その後、3歳シーズンまで休養に入った<ref name="van1" />。


=== 3歳 (2022年) ===
=== 3歳 (2022年) ===
5月12日、[[ヨーク競馬場]]で行われた[[ダンテステークス]]にて戦列に復帰。後方3頭目からレースを進め、直線では外から他馬をまとめて捉え勝利。重賞初挑戦での重賞初勝利となった<ref name="van1"/>。この勝利を受け、主要[[ブックメーカー]]は軒並み本馬を[[ダービーステークス]]での単勝1番人気に設定した<ref name="van1"/>。


==== ダンテステークス ====
6月4日、ダービーステークスに出走。道中5番手あたりを進み、直線残り2F付近で先頭に立つと、リードを保ち2.1/2馬身差で快勝<ref>{{citenews|url=https://world.jra-van.jp/news/N0010997/|title=デザートクラウンが英ダービーを圧勝、スタウト師は6度目の栄冠|date=2022-06-05|accessdate=2022-06-05|work=JRA-VAN Ver.World}}</ref>。無敗でのダービー制覇となった。管理するマイケル・スタウト調教師は、[[2010年]]の[[ワークフォース]]に続き6度目のダービー制覇となった。また、主要ブックメーカーは、デザートクラウンの[[凱旋門賞]]の単勝オッズを3~4倍の1番人気とした<ref>{{citenews|url=https://www.nikkansports.com/keiba/news/202206050000386.html|title=1番人気デザートクラウン快勝で凱旋門賞前売り1番人気に浮上 スタウト師は6勝目/英ダービー|date=2022-06-05|accessdate=2022-06-05|work=日刊スポーツ}}</ref>。
{{External media|width=300px|video1=[https://www.youtube.com/watch?v=3S66LleBhYs 2022年ダンテステークス Racing TV]}}
2022年5月12日、デザートクラウンは[[ヨーク競馬場]]で行われた[[ダンテステークス]]にて戦列に復帰。本馬は、同競走に出走する前から、有力馬[[ルクセンブルグ (競走馬)|ルクセンブルグ]]の回避などを受けてダービーの前売りで7倍程度の支持を集めるようになっていた<ref>{{Cite web |title=From 33-1 to 6-1 in a week: what we know about big Derby gamble Desert Crown {{!}} Horse Racing News {{!}} Racing Post |url=https://www.racingpost.com/news/from-33-1-to-6-1-in-a-week-what-we-know-about-big-classic-gamble-desert-crown/554958 |website=www.racingpost.com |access-date=2022-11-21 |publisher=[[レーシングポスト|Racing Post]] |archive-url=https://archive.md/9tkMS |archive-date=2022-11-21 |last=Stevens |first=James}}</ref>。ダンテステークスの単勝人気は、本馬と[[2000ギニーステークス|2000ギニー]]8着馬ロイヤルパトロネージとがともに4.5倍で共同の1番人気となった<ref name="van1" /><ref>{{Cite web |title=Full Result 3.35 York {{!}} 12 May 2022 {{!}} Racing Post |url=https://www.racingpost.com/results/107/york/2022-05-12/806446 |website=www.racingpost.com |access-date=2022-11-21}}</ref>。

競走では、後方3頭目からレースを進め、直線では外から他馬をまとめて交わし、最後はロイヤルパトロネージに3馬身1/4差を付けて勝利。重賞初挑戦での重賞初勝利となった<ref name="van1" />。これによってスタウトは[[ヘンリー・セシル]]調教師の記録に並ぶ同競走の7勝を達成した<ref>{{Cite news|title=Desert Crown new Derby favourite after Dante victory|url=https://www.bbc.com/sport/horse-racing/61422598|work=BBC Sport|access-date=2022-11-21|language=en-GB}}</ref>。この勝利を受け、主要[[ブックメーカー]]は軒並み本馬を[[ダービーステークス]]での単勝1番人気に設定した<ref name="van1" />。また、この完勝によって本馬のレーティングは117ポンドとなり、続くダービーでは出走馬の中で最高レーティングを保持する立場になる<ref name="Olley2022-6-7" />。

==== ダービーステークス ====
{{External media|width=300px|video1=[https://www.youtube.com/watch?v=A26kBU1hC3k 2022年ダービーステークス Racing TV]}}{{External media|width=300px|video1=[https://www.youtube.com/watch?v=vExqrNy4YnQ 2022年ダービーステークス JRA公式]}}
2022年6月4日、デザートクラウンはダービーステークスに出走。第243回を迎えた同競走は、同年6月2日から5日までを4連休として各処で催された[[エリザベス2世|エリザベス女王]]即位70年を祝う「[[プラチナ・ジュビリー|プラチナジュビリー]]」の祝賀行事の中心的なイベントの一つとなり、女王は健康状態を理由に列席しなかったものの、その娘である[[アン (イギリス王女)|アン王女]]が代わりに列席した{{Refnest|エリザベス女王が戴冠以降ダービーを観戦できなかったのは、[[新型コロナウイルス感染症の世界的流行 (2019年-)|新型コロナウイルス感染症の世界的流行]]の影響で無観客開催となった2020年、2021年を含め、これで4回目であった<ref name="tomioka202253"/>。|group=注}}<ref name="tomioka202253">[[デザートクラウン#富岡2022|富岡2022、53頁。]]</ref>。さらに、馬術選手の[[ザーラ・ティンドール]]も来場<ref name="tomioka202253" />。このほか、場内では多くの[[イギリスの国旗|ユニオンジャック]]が掲げられ、女王の勝負服をまとった40人の騎手が集い、メイン競走直前には花火が打ちあげられる{{Refnest|なお、同競走でナハーニに騎乗したアダム・カービー騎手は、同馬がサプライズ花火によって動揺して競走能力を損なわれてしまったとし、この演出を批判している<ref>{{Cite web |title=ダービー発走数分前の打上げ花火に不満の声(イギリス)[その他] |url=https://www.jairs.jp/contents/newsprot/2022/20/4.html |website=公益財団法人 ジャパン・スタッドブック・インターナショナル |access-date=2022-11-21}}</ref>。|group=注}}など、同式典のために様々な場面が展開された<ref name="tomioka202253" />。また、同競走はこの先日に死去したダービー9勝の騎手[[レスター・ピゴット]]を追悼するかたちにもなっている<ref name="tomioka202253" />。

単勝人気は、2戦2勝の本馬が3.5倍の1番人気<ref name="jra">{{Cite web |title=2022年 英ダービー(G1) 海外の主要レース結果 海外競馬発売 JRA |url=https://jra.jp/keiba/overseas/result/2022/race03.html |website=jra.jp |access-date=2022-11-21 |publisher=[[日本中央競馬会]] |archive-url=https://archive.md/ZBCwS |archive-date=2022-6-14}}</ref>。これに続いて、G3競走[[アイリッシュダービートライアルステークス]]を勝利したストーンエイジが4.5倍で2番人気、リステッド競走ニューマーケットステークスを7馬身差で勝利した{{仮リンク|ネーションズプライド|en|Nations Pride}}が8.5倍で3番人気、G3競走チェスターヴァーズを勝利したチェンジングオブザガードが10倍で4番人気となった<ref>{{Cite web |title=英ダービー(G1) 2022/6/4(土) {{!}} 日程・結果 |url=https://world.jra-van.jp/schedule/result/R1007422/ |website=JRA-VAN ver.World |access-date=2022-11-21 |language=ja}}</ref><ref>{{Cite web |title=​英ダービー枠順確定、前売り1番人気のデザートクラウンは12番枠 |url=https://world.jra-van.jp/news/N0010986/ |website=JRA-VAN ver.World |access-date=2022-11-21 |language=ja}}</ref>。

競走では、発馬を決め、道中5番手あたりを進み、直線残り2ハロン付近で先頭に立った<ref>{{citenews|url=https://world.jra-van.jp/news/N0010997/|title=デザートクラウンが英ダービーを圧勝、スタウト師は6度目の栄冠|date=2022-06-05|accessdate=2022-06-05|work=JRA-VAN Ver.World}}</ref>。その後は17頭の馬群を抜けて独走態勢となり、最後は少し差を詰められたが、追い上げたフーヤマルおよび{{仮リンク|Westover (horse)|en|ウエストオーバー (競走馬)|label=ウエストオーバー}}に対して2馬身1/2差を付けて優勝した<ref name="tomioka202252">[[デザートクラウン#富岡2022|富岡2022、52頁。]]</ref><ref name="tomioka202254" />。無敗での同競走勝利<ref>{{Cite web |title=Desert Crown looks destined for great things after showreel Derby triumph {{!}} Greg Wood |url=https://www.theguardian.com/sport/2022/jun/05/desert-crown-derby-epsom-horse-racing |website=the Guardian |date=2022-06-05 |access-date=2022-11-21 |language=en |publisher=[[ガーディアン|the Guardian]] |last=Wood |first=Greg}}</ref>、1番人気での同競走勝利<ref>{{Cite web |title=​本命の英ダービー制覇でブックメーカー悲鳴、凱旋門賞のオッズにも影響 |url=https://world.jra-van.jp/news/N0011000/ |website=JRA-VAN ver.World |access-date=2022-11-21 |language=ja}}</ref>は、ともに2015年の[[ゴールデンホーン]]以来7年振りであった。管理するマイケル・スタウト調教師は、[[2010年]]の[[ワークフォース]]に続き12年振り6度目のダービー制覇となった<ref name="tomioka202254">[[デザートクラウン#富岡2022|富岡2022、54頁。]]</ref>。鞍上のキングスコートは、2度目の挑戦でダービー初制覇<ref name="tomioka202254" />。キングスコートはその後、同年10月の[[チャンピオンステークス]]でもベイブリッジに騎乗して優勝し、このシーズンでイギリスの大競走を2勝することになる<ref>{{Cite web |title=バーイード、ダッシュがつかず最後の一戦で敗北(イギリス)[その他] |url=https://www.jairs.jp/contents/newsprot/2022/39/2.html |website=公益財団法人 ジャパン・スタッドブック・インターナショナル |access-date=2022-11-21}}</ref>。

主要ブックメーカーは、デザートクラウンの[[凱旋門賞]]の単勝オッズを3 - 4倍の1番人気とした<ref>{{citenews|url=https://www.nikkansports.com/keiba/news/202206050000386.html|title=1番人気デザートクラウン快勝で凱旋門賞前売り1番人気に浮上 スタウト師は6勝目/英ダービー|date=2022-06-05|accessdate=2022-06-05|work=日刊スポーツ}}</ref>。[[英国競馬統括機構]]公式ハンデキャッパーのマーク・オレーは、着差の2馬身1/2差を楽勝であったことを考慮して7ポンドと換算し、同競走で2着に上がったフーヤマルを116ポンド{{Refnest|このレーティングは、前走でフーヤマルに対して7馬身差を付けて勝利した際のネーションズプライドと同等の評価になる<ref name="Olley2022-6-7" />。|group=注}}に設定したことで、デザートクラウンに対して123ポンドというレーティングを与えた{{Refnest|これは、英国競馬統括機構におけるダービー優勝に対するレーティングとしては2014年の[[オーストラリア (競走馬)|オーストラリア]]と同等の評価<ref>{{Cite web |title=デザートクラウンのレーティング、近年の英ダービー馬ではオーストラリアと同格 |url=https://world.jra-van.jp/news/N0011013/ |website=JRA-VAN ver.World |access-date=2022-11-21 |language=ja}}</ref>。オレーによれば、ダービー馬としては「平均以上」の評価である<ref name="Olley2022-6-7" />。|group=注}}<ref name="Olley2022-6-7">{{Cite web |title=Desert crowns Jubilee weekend with imperious success |url=https://www.britishhorseracing.com/desert-crowns-jubilee-weekend-with-imperious-success/ |website=The British Horseracing Authority |date=2022-06-07 |access-date=2022-11-21 |language=en-GB |first=Mark |last=Olley |publisher=[[英国競馬統括機構|British Horseracing Authority]] |archive-url=https://archive.md/wip/jMRhB |archive-date=2022-11-21}}</ref>。国際的なレーティングは、2022年[[ロンジンワールドベストレースホースランキング]]の当初の中間発表(第4版)では122ポンド、第5版では123ポンドとなった<ref>{{Cite web |url=https://ifhaonline.org/resources/WTRRankings/LWBRR_PressRelease.asp?pid=121 |website=ifhaonline.org |access-date=2022-11-21 |title=THE LONGINES WORLD’S BEST RACEHORSE RANKINGS |date=2022-6-9}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://ifhaonline.org/resources/WTRRankings/LWBRR_PressRelease.asp?pid=122 |website=ifhaonline.org |access-date=2022-11-21 |title=THE LONGINES WORLD’S BEST RACEHORSE RANKINGS |date=2022-7-14}}</ref>。

==== 脚部不安と年内休養 ====
ダービーを無敗で制したデザートクラウンは、その後7月23日施行のキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスを目標とし、同競走ではダービー3着後に[[アイリッシュダービー]]を勝ったウエストオーバーとの再戦が見込まれた<ref name="N0011217" />。しかし7月13日頃、軽度の脚部不安が発覚<ref name="N0011217">{{Cite web |title=英ダービー馬デザートクラウンが軽度の負傷、キングジョージ出走は微妙に |url=https://world.jra-van.jp/news/N0011217/ |website=JRA-VAN ver.World |access-date=2022-11-21 |language=ja}}</ref>。7月14日にスタウトが同競走の回避を表明した<ref>{{Cite web |title=無敗の英ダービー馬デザートクラウン、キングジョージ回避が決定 |url=https://world.jra-van.jp/news/N0011220/ |website=JRA-VAN ver.World |access-date=2022-11-21 |language=ja}}</ref>。続いて、8月の[[ヨーク競馬場]]で施行される[[インターナショナルステークス]]を回避<ref>{{Cite web |title=英ダービー馬デザートクラウン、英インターナショナルSも回避 |url=https://world.jra-van.jp/news/N0011259/ |website=JRA-VAN ver.World |access-date=2022-11-21 |language=ja}}</ref>。その後は凱旋門賞ないし[[チャンピオンステークス]]を目標とする旨が報道されていたが、7月時点で同シーズンの全休が決定した<ref name="N0011298">{{Cite web |title=​英ダービー馬デザートクラウンが今季全休へ、復帰は来春のドバイシーマCか |url=https://world.jra-van.jp/news/N0011298/ |website=JRA-VAN ver.World |access-date=2022-11-21 |language=ja}}</ref>。この際、陣営のレーシングマネージャーは、馬主の意向に基づいて翌年春の[[ドバイシーマクラシック]]で現役復帰することを示唆した<ref name="N0011298" />。

11月9日に行われた第32回[[カルティエ賞]]の表彰では、2022年の最優秀3歳牡馬にノミネートされたが、受賞は逃す結果となった<ref>{{Cite web |title=バーイード、ヨーロッパ年度代表馬に選出(欧州)[その他] |url=https://www.jairs.jp/contents/newsprot/2022/43/1.html |website=公益財団法人 ジャパン・スタッドブック・インターナショナル |access-date=2022-11-21}}</ref>。


== 競走成績 ==
== 競走成績 ==
以下の内容は、Racing Post<ref name="レーシングポスト"/>およびJRA-VAN Ver.World<ref name="van1"/>による。
以下の内容は、Racing Post<ref name="レーシングポスト"/>、BHA<ref>{{Cite web |title=Desert Crown (GB) |url=https://www.britishhorseracing.com/racing/horses/horse/#!/2680322 |website=The British Horseracing Authority |access-date=2022-11-21 |language=en-GB |first=The British Horseracing |last=Authority}}</ref>およびJRA-VAN Ver.World<ref name="van1"/>による。
{| style="font-size:90%;text-align:center;border-collapse:collapse;white-space:nowrap"
{| style="font-size:90%;text-align:center;border-collapse:collapse;white-space:nowrap"
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!colspan="2"|競走日!!競馬場!!競走名!!格!!頭<br>数!!馬<br>番!!人気!!着順!!騎手!!距離(馬場)!!タイム!!着差!!1着馬(2着馬)
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| 2021.
| [[2021年|2021.]]
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| [[11月21日|11.21]]
| ノッティンガム
| ノッティンガム
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| 未勝利戦
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| 4人
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| R.キングスコート
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| (Schmilsson)
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| R.キングスコート
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| (Royal Patronage)
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| R.キングスコート
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| 2.36.38
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| (Hoo Ya Mal)
| (Hoo Ya Mal)
|}
|}
132行目: 155行目:


== 脚注 ==
== 脚注 ==

=== 参考文献 ===
'''雑誌記事'''

* {{Cite journal|和書|author=富岡典子|year=2022|title=第243回英ダービーリポート デザートクラウンが式典に花を添える|journal=[[優駿]]|issue=2022年7月号|pages=52-55|publisher=[[中央競馬ピーアール・センター]]|ref=富岡2022}}

=== 注釈 ===
<references group="注" />

=== 出典 ===
=== 出典 ===
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{{reflist}}

2022年11月21日 (月) 15:49時点における版

デザートクラウン
欧字表記 Desert Crown
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 2019年3月2日(5歳)[1]
Nathaniel[1]
Desert Berry[1]
母の父 Green Desert[1]
生国 イギリスの旗 イギリス[1]
生産者 Strawberry Fields Stud[1]
馬主 Saeed Suhail[1]
調教師 Sir Michael Stoute[1]
競走成績
生涯成績 3戦3勝[1]
獲得賞金 1,014,081ポンド[1]
勝ち鞍
G1 ダービーステークス 2022年
G2 ダンテステークス 2022年
テンプレートを表示

デザートクラウン: Desert Crown2019年3月2日 - )は、イギリス競走馬である。主な勝ち鞍は、2022年ダービーステークス

戦績

デビュ―前

2019年3月2日、ストロベリーフィールズスタッドの所有者ゲイリー・ロビンソンによって生産される[1][2]。父は現役時キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスなどを勝利した種牡馬ナサニエル[3]。同父の代表産駒にはエネイブルやチャンネルがいる[3]。母はストロベリーフィールズスタッドが繋養する繁殖牝馬デザートベリーで、本馬の半兄としてG3競走プレミアカップを勝つフライングサンダーを生産している[2][4]。2代母は、ジャドモントファームの牝系出身のフォーリンランゲージで、スカンジナヴィア古馬チャンピオンのバイナリーファイルの半妹に当たる[3]。そのほか、近親にはプリンスオブウェールズステークス勝ち馬バイワード英語版、アメリカでダイアナステークスなどG1競走4勝のプロヴィソ、コロネーションカップ勝ち馬クワイエトフリング、ジュライカップ勝ち馬コンティネント、メイトリアークステークスなどG1競走3勝のワンデスタなどがいる[3]

2020年10月、本馬はストロベリーフィールズスタッドによってタタソールズ社10月1歳セールへと上場され、競走馬の購買を仲介するブランドフォードブラッドストック社によって28万ギニーの価格で落札された[5][6]。本馬は、ドバイの実業家サイード・スハイルによって所有され、競走馬としてマイケル・スタウト調教師のもとに預託された[7][8]

2歳 (2021年)

11月3日、ノッティンガム競馬場で行われた芝8.5ハロンのメイドン戦(未勝利戦)でリチャード・キングスコート騎乗でデビューし、2着に5馬身1/2差を付けて勝利した[9]。その後、3歳シーズンまで休養に入った[9]

3歳 (2022年)

ダンテステークス

映像外部リンク
2022年ダンテステークス Racing TV

2022年5月12日、デザートクラウンはヨーク競馬場で行われたダンテステークスにて戦列に復帰。本馬は、同競走に出走する前から、有力馬ルクセンブルグの回避などを受けてダービーの前売りで7倍程度の支持を集めるようになっていた[10]。ダンテステークスの単勝人気は、本馬と2000ギニー8着馬ロイヤルパトロネージとがともに4.5倍で共同の1番人気となった[9][11]

競走では、後方3頭目からレースを進め、直線では外から他馬をまとめて交わし、最後はロイヤルパトロネージに3馬身1/4差を付けて勝利。重賞初挑戦での重賞初勝利となった[9]。これによってスタウトはヘンリー・セシル調教師の記録に並ぶ同競走の7勝を達成した[12]。この勝利を受け、主要ブックメーカーは軒並み本馬をダービーステークスでの単勝1番人気に設定した[9]。また、この完勝によって本馬のレーティングは117ポンドとなり、続くダービーでは出走馬の中で最高レーティングを保持する立場になる[13]

ダービーステークス

映像外部リンク
2022年ダービーステークス Racing TV
映像外部リンク
2022年ダービーステークス JRA公式

2022年6月4日、デザートクラウンはダービーステークスに出走。第243回を迎えた同競走は、同年6月2日から5日までを4連休として各処で催されたエリザベス女王即位70年を祝う「プラチナジュビリー」の祝賀行事の中心的なイベントの一つとなり、女王は健康状態を理由に列席しなかったものの、その娘であるアン王女が代わりに列席した[注 1][14]。さらに、馬術選手のザーラ・ティンドールも来場[14]。このほか、場内では多くのユニオンジャックが掲げられ、女王の勝負服をまとった40人の騎手が集い、メイン競走直前には花火が打ちあげられる[注 2]など、同式典のために様々な場面が展開された[14]。また、同競走はこの先日に死去したダービー9勝の騎手レスター・ピゴットを追悼するかたちにもなっている[14]

単勝人気は、2戦2勝の本馬が3.5倍の1番人気[3]。これに続いて、G3競走アイリッシュダービートライアルステークスを勝利したストーンエイジが4.5倍で2番人気、リステッド競走ニューマーケットステークスを7馬身差で勝利したネーションズプライド英語版が8.5倍で3番人気、G3競走チェスターヴァーズを勝利したチェンジングオブザガードが10倍で4番人気となった[16][17]

競走では、発馬を決め、道中5番手あたりを進み、直線残り2ハロン付近で先頭に立った[18]。その後は17頭の馬群を抜けて独走態勢となり、最後は少し差を詰められたが、追い上げたフーヤマルおよびウエストオーバー英語版に対して2馬身1/2差を付けて優勝した[19][20]。無敗での同競走勝利[21]、1番人気での同競走勝利[22]は、ともに2015年のゴールデンホーン以来7年振りであった。管理するマイケル・スタウト調教師は、2010年ワークフォースに続き12年振り6度目のダービー制覇となった[20]。鞍上のキングスコートは、2度目の挑戦でダービー初制覇[20]。キングスコートはその後、同年10月のチャンピオンステークスでもベイブリッジに騎乗して優勝し、このシーズンでイギリスの大競走を2勝することになる[23]

主要ブックメーカーは、デザートクラウンの凱旋門賞の単勝オッズを3 - 4倍の1番人気とした[24]英国競馬統括機構公式ハンデキャッパーのマーク・オレーは、着差の2馬身1/2差を楽勝であったことを考慮して7ポンドと換算し、同競走で2着に上がったフーヤマルを116ポンド[注 3]に設定したことで、デザートクラウンに対して123ポンドというレーティングを与えた[注 4][13]。国際的なレーティングは、2022年ロンジンワールドベストレースホースランキングの当初の中間発表(第4版)では122ポンド、第5版では123ポンドとなった[26][27]

脚部不安と年内休養

ダービーを無敗で制したデザートクラウンは、その後7月23日施行のキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスを目標とし、同競走ではダービー3着後にアイリッシュダービーを勝ったウエストオーバーとの再戦が見込まれた[28]。しかし7月13日頃、軽度の脚部不安が発覚[28]。7月14日にスタウトが同競走の回避を表明した[29]。続いて、8月のヨーク競馬場で施行されるインターナショナルステークスを回避[30]。その後は凱旋門賞ないしチャンピオンステークスを目標とする旨が報道されていたが、7月時点で同シーズンの全休が決定した[31]。この際、陣営のレーシングマネージャーは、馬主の意向に基づいて翌年春のドバイシーマクラシックで現役復帰することを示唆した[31]

11月9日に行われた第32回カルティエ賞の表彰では、2022年の最優秀3歳牡馬にノミネートされたが、受賞は逃す結果となった[32]

競走成績

以下の内容は、Racing Post[1]、BHA[33]およびJRA-VAN Ver.World[9]による。

競走日 競馬場 競走名

人気 着順 騎手 距離(馬場) タイム 着差 1着馬(2着馬)
2021. 11.21 ノッティンガム 未勝利戦 11 3 4人 01着 R.キングスコート 芝1m81y(重) 1:47.26 0-1.07 (Schmilsson)
2022. 05.12 ヨーク ダンテS G2 8 3 1人 01着 R.キングスコート 芝1m2f67y(良) 2:09.46 0-0.55 (Royal Patronage)
06.04 エプソム ダービーS G1 17 2 1人 01着 R.キングスコート 芝1m4f6y(良) 2.36.38 0-0.42 (Hoo Ya Mal)
  • 競走成績は2022年6月4日現在。
  • F:ハロン(≒201.2 m)

血統表

デザートクラウン血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 サドラーズウェルズ系
[§ 2]

Nathaniel
鹿毛 2008
父の父
Galileo
鹿毛 1998
Sadler's Wells Northern Dancer
Fairy Bridge
Urban Sea Miswaki
Allegretta
父の母
Magnificient Style
鹿毛 1993
Silver Hawk Roberto
Gris Vitesse
Mia Karina Icecapade
Basin

Desert Berry
鹿毛 2009
Green Desert
1983 鹿毛
Danzig Northern Dancer
Pas de Nom
Foreign Courier Sir Ivor
Courtly Dee
母の母
Foreign Language
栗毛 2003
Distant View Mr. Prospector
Seven Springs
Binary Rainbow Quest
Balabina
母系(F-No.) (FN:1-p) [§ 3]
5代内の近親交配 Northern Dancer 4×4、Mr. Prospector 5×4、Nearctic 5・5×5 [§ 4]
出典
  1. ^ [34]
  2. ^ [35]
  3. ^ [34][35]
  4. ^ [34][35]


脚注

参考文献

雑誌記事

注釈

  1. ^ エリザベス女王が戴冠以降ダービーを観戦できなかったのは、新型コロナウイルス感染症の世界的流行の影響で無観客開催となった2020年、2021年を含め、これで4回目であった[14]
  2. ^ なお、同競走でナハーニに騎乗したアダム・カービー騎手は、同馬がサプライズ花火によって動揺して競走能力を損なわれてしまったとし、この演出を批判している[15]
  3. ^ このレーティングは、前走でフーヤマルに対して7馬身差を付けて勝利した際のネーションズプライドと同等の評価になる[13]
  4. ^ これは、英国競馬統括機構におけるダービー優勝に対するレーティングとしては2014年のオーストラリアと同等の評価[25]。オレーによれば、ダービー馬としては「平均以上」の評価である[13]

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l 競走馬情報 Desert Crown”. レーシングポスト. 2022年6月5日閲覧。
  2. ^ a b Crowe, Aisling. “Derby triumph crowning glory for Strawberry Fields Stud | Bloodstock News | Racing Post”. www.racingpost.com. Racing Post. 2022年11月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月21日閲覧。
  3. ^ a b c d e 2022年 英ダービー(G1) 海外の主要レース結果 海外競馬発売 JRA”. jra.jp. 日本中央競馬会. 2022年6月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月21日閲覧。
  4. ^ Desert Berry” (英語). Strawberry Fields St. Strawberry Fields Stud. 2022年11月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月21日閲覧。
  5. ^ Lot 724 - Nathaniel (IRE) / Desert Berry (GB) B.C. (GB)”. Tattersalls. 2022年11月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月21日閲覧。
  6. ^ Blandford Bloodstock, Newmarket Suffolk | History” (英語). Blandford Bloodstock. 2022年11月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月21日閲覧。
  7. ^ Bloodstock World Staff. “Dam of Derby winner Desert Crown to be sold at Tattersalls December Sale | Bloodstock News | Racing Post”. www.racingpost.com. Racing Post. 2022年11月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月21日閲覧。
  8. ^ Wilson, Leslie. “Dubai businessman Saeed Suhail wins second Epsom Derby with Desert Crown” (英語). Khaleej Times. 2022年11月21日閲覧。
  9. ^ a b c d e f “デザートクラウンがG2ダンテS快勝、キャリア2戦で英ダービー有力候補に”. JRA-VAN Ver.World. (2022年5月14日). https://world.jra-van.jp/news/N0010884/ 2022年6月5日閲覧。 
  10. ^ Stevens, James. “From 33-1 to 6-1 in a week: what we know about big Derby gamble Desert Crown | Horse Racing News | Racing Post”. www.racingpost.com. Racing Post. 2022年11月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月21日閲覧。
  11. ^ Full Result 3.35 York | 12 May 2022 | Racing Post”. www.racingpost.com. 2022年11月21日閲覧。
  12. ^ “Desert Crown new Derby favourite after Dante victory” (英語). BBC Sport. https://www.bbc.com/sport/horse-racing/61422598 2022年11月21日閲覧。 
  13. ^ a b c d Olley, Mark (2022年6月7日). “Desert crowns Jubilee weekend with imperious success” (英語). The British Horseracing Authority. British Horseracing Authority. 2022年11月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月21日閲覧。
  14. ^ a b c d e 富岡2022、53頁。
  15. ^ ダービー発走数分前の打上げ花火に不満の声(イギリス)[その他]”. 公益財団法人 ジャパン・スタッドブック・インターナショナル. 2022年11月21日閲覧。
  16. ^ 英ダービー(G1) 2022/6/4(土) | 日程・結果”. JRA-VAN ver.World. 2022年11月21日閲覧。
  17. ^ ​英ダービー枠順確定、前売り1番人気のデザートクラウンは12番枠”. JRA-VAN ver.World. 2022年11月21日閲覧。
  18. ^ “デザートクラウンが英ダービーを圧勝、スタウト師は6度目の栄冠”. JRA-VAN Ver.World. (2022年6月5日). https://world.jra-van.jp/news/N0010997/ 2022年6月5日閲覧。 
  19. ^ 富岡2022、52頁。
  20. ^ a b c 富岡2022、54頁。
  21. ^ Wood, Greg (2022年6月5日). “Desert Crown looks destined for great things after showreel Derby triumph | Greg Wood” (英語). the Guardian. the Guardian. 2022年11月21日閲覧。
  22. ^ ​本命の英ダービー制覇でブックメーカー悲鳴、凱旋門賞のオッズにも影響”. JRA-VAN ver.World. 2022年11月21日閲覧。
  23. ^ バーイード、ダッシュがつかず最後の一戦で敗北(イギリス)[その他]”. 公益財団法人 ジャパン・スタッドブック・インターナショナル. 2022年11月21日閲覧。
  24. ^ “1番人気デザートクラウン快勝で凱旋門賞前売り1番人気に浮上 スタウト師は6勝目/英ダービー”. 日刊スポーツ. (2022年6月5日). https://www.nikkansports.com/keiba/news/202206050000386.html 2022年6月5日閲覧。 
  25. ^ デザートクラウンのレーティング、近年の英ダービー馬ではオーストラリアと同格”. JRA-VAN ver.World. 2022年11月21日閲覧。
  26. ^ THE LONGINES WORLD’S BEST RACEHORSE RANKINGS”. ifhaonline.org (2022年6月9日). 2022年11月21日閲覧。
  27. ^ THE LONGINES WORLD’S BEST RACEHORSE RANKINGS”. ifhaonline.org (2022年7月14日). 2022年11月21日閲覧。
  28. ^ a b 英ダービー馬デザートクラウンが軽度の負傷、キングジョージ出走は微妙に”. JRA-VAN ver.World. 2022年11月21日閲覧。
  29. ^ 無敗の英ダービー馬デザートクラウン、キングジョージ回避が決定”. JRA-VAN ver.World. 2022年11月21日閲覧。
  30. ^ 英ダービー馬デザートクラウン、英インターナショナルSも回避”. JRA-VAN ver.World. 2022年11月21日閲覧。
  31. ^ a b ​英ダービー馬デザートクラウンが今季全休へ、復帰は来春のドバイシーマCか”. JRA-VAN ver.World. 2022年11月21日閲覧。
  32. ^ バーイード、ヨーロッパ年度代表馬に選出(欧州)[その他]”. 公益財団法人 ジャパン・スタッドブック・インターナショナル. 2022年11月21日閲覧。
  33. ^ Authority, The British Horseracing. “Desert Crown (GB)” (英語). The British Horseracing Authority. 2022年11月21日閲覧。
  34. ^ a b c Desert Crown(GB) 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年7月30日閲覧。
  35. ^ a b c Desert Crownの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2022年7月30日閲覧。

外部リンク