ホエールボーン

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ホエールボーン
品種 サラブレッド
性別
毛色 黒鹿毛
生誕 1807年
死没 1831年2月6日
ワキシー
ペネロピ
生国 イギリスの旗 イギリス
生産者 第3代グラフトン公爵
馬主 (1) 第3代グラフトン公爵
(2) 第4代グラフトン公爵
(3) ロバート・ラドブローク
(4) 第3代エグレモント伯爵
調教師 ロバート・ロブソン
競走成績
生涯成績 20勝(単走・マッチレース含む)
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ホエールボーンWhalebone1807年 - 1831年)とは、エプソムダービー(第31回 1810年)勝ち馬である。1826, 27年リーディングサイヤー。馬名のホエールボーンは、英語で 「ヒゲクジラのひげ」 の意味。15ハンド2分の1インチ(約154センチメートル)しかない小さな馬だったと伝えられている。

ワキシーもエプソムダービー(第14回 1793年)勝ち馬で、1810年リーディングサイアー。ポープ、ホエールボーン、ブルーチャー、ウイスカーと4頭のダービー馬の父である。母ペネロピは18勝もした名牝・名繁殖牝馬であり、ホエールボーン、その全弟ウイスカーと2頭のダービー馬、1000ギニー馬ウィズギグWhizgigと3頭のクラシック馬を輩出した。

1831年、Ogressという牝馬と交配した際に血管を破裂させたのが元で死亡した。

本馬はメールライン(サイアーライン)上では現在に繋がるタッチストンバードキャッチャー、現在では滅びているものの一時発展したウェイバリーやディフェンス系等の分岐点に当る。エクリプス系の内、セントサイモン系を除く全てのサラブレッドの父系祖先ということになる。本馬はY染色体に突然変異(YE3領域に1塩基の欠失)を持っていたと考えられており、子孫はY染色体ハプログループ3に属する。すなわちゲノム解析により本馬の子孫を鑑別可能である。

主な産駒[編集]

血統表[編集]

ホエールボーン血統エクリプス系/Herod3×4=18.75% Snap4×4.5=15.62% Cade5×5=6.25%) (血統表の出典)

Waxy
1790年 鹿毛
父の父
Potoooooooo
1773年 栗毛
Eclipse Marske
Spilletta
Sportsmistress Sportsman
Golden Locks
父の母
Maria
1777年 鹿毛
Herod Tartar
Cypron
Lisette Snap
Miss Windsor

Penelope
1798年 黒鹿毛
(F-No.1-o)
Trumpator
1782年 青毛
Conductor Matchem
Snap Mare
Brunette Squirrel
Dove
母の母
Prunella
1788年 鹿毛
Highflyer Herod
Rachel
Promise Snap
Julia F-No.1


外部リンク[編集]