「八千代松陰中学校・高等学校」の版間の差分
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2017年11月20日 (月) 15:41時点における版
八千代松陰中学校・高等学校 | |
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国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | 学校法人八千代松陰学園 |
校訓 | さわやか はつらつ ひたむき |
設立年月日 | 1978年 |
八千代松陰学園創立記念日 | 6月29日 |
創立者 | 山口久太 |
共学・別学 | 男女共学 |
中高一貫教育 | 併設型 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 普通科 |
学科内専門コース | IGS(国際教養)コース |
学期 | 3学期制 |
高校コード | 12539D |
所在地 | 〒276-0028 |
外部リンク | 公式サイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
八千代松陰中学校・高等学校(やちよしょういんちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、千葉県八千代市に所在する、私立中学校・高等学校。
概要
校名は幕末の思想・教育家、吉田松陰に由来。吉田松陰の松下村塾をモデルとし、地元選出の衆議院議員江口一雄が土地を創立者山口久太に無償で提供した。略して「松陰」と呼ばれる事が多く、生徒は「松陰生」と呼ばれている[要出典]。
山口が文武両道を奨励した。桐蔭学園をモデルにしていた。質実剛健を重んじると共に、「さわやか」、「はつらつ」、「ひたむき」を松陰人間教育の3大柱にしている。
沿革
- 1978年 - 山口久太が八千代松陰高等学校(学校法人八千代松陰学園)を創立。理事長兼校長には山口が、副理事長には江口一雄が就任。
- 1980年 - 創立3年目で選抜高校野球へ出場。
- 1982年 - 八千代松陰中学校が併設され、中高6ケ年一貫教育がスタート。
- 1988年 - ニュージーランドのトリニティスクールズと姉妹校協定を結ぶ。
- 1989年 - 山口久太が校長との兼任が終了し、理事長のみとなる。山下章が2代目校長に就任。
- 1990年 - 大型コンピュータを導入。
- 1991年 - IGS(国際教養)コースが設置され、海外語学研修がスタート。
- 1992年 - オーストラリアのオールセインツカレッジと姉妹校協定を結ぶ[1]。
- 1993年 - 山口久太が死去し、江口一雄が理事長に就任。
- 1994年 - 大韓民国の培英高等学校・中学校と姉妹校協定を結ぶ。
- 1998年 - 全国高校野球に市立船橋とともにアベック出場を果たす。
- 2004年 - 山下章校長が副理事長に昇格。三岡稔廸が校長に就任。
- 2005年 - 第30期生入学。創立30周年記念事業として校舎・施設等の建て替え工事が始まる。
- 2007年 - 創立30周年記念事業として校舎・施設の建て替え工事が完了する。山下章副理事長が逝去。
- 2008年 - 三岡稔廸が退任。櫻井慶治画伯の絵画13点が展示される。
- 2014年 - 江口一雄理事長が死去。
- 2015年 - 竹川威校長が理事長を兼任
校風
「さわやか・はつらつ・ひたむき」をモットーとし、学期末には各学年から一人ずつ「さわやか賞」「はつらつ賞」「ひたむき賞」が選出され授与される。
歴代理事長
- 初代:山口久太(1978年〜1993年)
- 2代:江口一雄(1993年〜2014年)
- 3代:竹川威 (2015年〜 )
歴代学校長
- 初代:山口久太(1978年〜1989年)
- 2代: 山下章(1989年〜2004年)
- 3代: 三岡稔廸(2004年〜2008年)
- 4代: 山村幹緒(2008年〜2011年)
- 5代: 竹川威(2011年〜)
主な特徴
施設・設備
キャンパスの広さは15万m²を超える。3つのコンピュータ室、メディアセンターなどの学習設備、競技別の10のグラウンドをはじめ、第1・第2体育館、プール、テニスコート、トレーニングルームなどの施設・設備がある。近年、グラウンドがリニューアルされ、タータントラックになった。
レッスンルーム制
授業ごとにその能力に応じてクラスを編成する「レッスンルーム制」(習熟度別クラス)を導入している。 基礎レッスンルームという大きなくくりの中にレッスンルームというものがあり、定期テストごとにレッスンルームのクラスを入れ替え、学期ごとに基礎レッスンルームというものを入れ替えている。
レッスンルームは生徒が多いためいくつかのエリアに分けている。
選択科目
2年生は数学IIBか文系科目の選択、生物か物理か化学の選択がある。
3年生では選択科目がさらに多くなり、H帯I帯J帯K帯L帯というブロックに分けられている。大変複雑で、たくさんの教科の中から選択できるため、早めに志望校を決める必要がある。
3年次選択科目ではIGS生徒と合同に授業を行うようになる。
普通コース
生徒の大多数を占めている。普通コースの生徒は全教科レッスンルームのクラスで授業を受ける。ホームルームで過ごす時間が少ないのも特徴である。
IGSコース
特進クラスである。3年間同一クラスで、「付属中出身者のみのクラス」と「高校から入学する生徒・付属中学出身生徒の混合クラス」の2クラスに分けられている。普通コースより週3時間授業が多く、英会話や受験対策など英語を中心とした授業を行う。夏休みには、「サマースクール」という合宿授業が行われる。また、2年次の夏休みに、希望者はアメリカ西海岸にある大学で語学研修を約2週間行う。
松陰祭
毎年6月下旬に「松陰祭」と呼ばれる文化祭が行われる。これは、部活動ごとに行われる。運動部の公開練習や公開試合なども行われる。また、一般公開もされている。
部活動
野球部
前述の通り、創部2年目で選抜高校野球出場を果たし、1998年にも全国高校野球に出場を果たした。
陸上部
2013年までに全国高等学校駅伝競走大会に8回出場を果たしている。
その他
校内に複数のグラウンドがある。運動系の部活動にはクラブ活動功労賞というものがあり、「3年間レギュラーにはなれなかったが部活動に貢献した者」に学校から贈られる賞も存在する。
なお、学校の規則でクラブは全員が強制参加である。「必修クラブ」という単位が存在し、木曜日の6時限目にあたる時間をクラブにあてる。クラブの単位を落としても留年の対象となるため、クラブ活動もおろそかに出来ない仕組みとなっている。
2011年の全国高校総体では陸上競技部、レスリング部、重量挙げ部が出場している。合唱部は「全国声楽アンサンブルコンテスト」へ出場し、銅賞を獲得した。
通学
主な通学手段としては、自転車や京成線の勝田台駅から専用のバス(東洋バス)、遠方からの会員バスなどで通学する者が多い。
また、東日本旅客鉄道(JR東日本)・京成・千葉都市モノレール千葉駅、JR東日本・東武柏駅、JR東日本四街道駅、木下駅や北総線各駅などからは直通バスが往復している。
幻の国際松陰大学構想
- 創立者の山口は、高校創立時に大学設置構想を持っており、八千代松陰学園において国際人を輩出させるべく、「国際松陰大学(仮称)」を創立する計画があった。1983年(昭和58年)に山口が病に倒れたため学校法人八千代学園理事会により計画永久凍結が決定された。八千代松陰中学校職員室隣に「新大学設置準備室」があった[2]。
出身有名人
スポーツ
- 大崎栄(元陸上競技選手)
- 今村文男(元陸上競技選手)
- 高橋義生(プロレスラー)
- 加藤博人(元プロ野球選手)
- 伊藤哲也(元サッカー選手)
- 藤田和之(プロレスラー、総合格闘家)
- 度会博文 (元プロ野球選手)
- 江崎史子 (元女子柔道選手・ソウルオリンピック銀メダリスト)
- 村田龍一 (元柔道選手)
- 大部由美(元女子サッカー選手・日本代表主将)
- 米澤重隆(元プロボクサー)
- 多田野数人(プロ野球選手・石川ミリオンスターズ)
- 大場翔太(元プロ野球選手・中日ドラゴンズ)
- 小林慶祐(プロ野球選手・オリックス・バファローズ)
- 花嶋洋之(元競輪選手)
- 桑島和宏(競艇選手)
- 佐藤大佑(競艇選手)
- 角田夏実(柔道選手、中学3年まで)
- 舛谷逸冴(陸上選手)
文化・芸能
- 大津康平 (声楽家、指揮者)
- 田中美奈子 (女優)
- 朝日美穂(歌手)
- 土屋圭輔(俳優)
- 前田剛(俳優、声優)
- 山田千鶴(グラビアアイドル、タレント)
- 星野昇子(モデル)
- 斉藤慎二 (お笑い芸人:ジャングルポケット)
- 鈴木寛之(アーティスト、作曲家)
- itoken(音楽家、ドラマー、CM等はイトケン名義)
その他
脚注
- ^ “Japanese Centre re-named to honour 35 years of dedicated service to All Saints' College.”. オールセインツカレッジ (2010年10月20日). 2015年2月16日閲覧。
- ^ 『八千代松陰高校創立20周年記念誌』より。