焼きそばパン

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焼きそばパン

焼きそばパン(やきそばパン)は、コッペパンの間に焼きそばを挟んだ調理パンである。日本独自のパン加工品。

発祥は諸説あるが、東京都荒川区南千住にあった『野澤屋』(2010年に閉店)が1950年代に焼きそばとコッペパンを同時に販売していたところ、客に「面倒だからはさんで」と言われて作り広まったとする説が有力とされる[1]

製法としては、コッペパンの上面にパンの長軸方向と平行な切れ目を1本入れ、パンをV型に開いてそこに焼きそばを挟むのが一般的である。その際、食感を重視し焼きそば・ソースの水分がパンに染み込むことを避けるため、切れ目の部分にあらかじめバターマーガリンを塗っておく場合もある。また、アクセントとして紅しょうがマヨネーズ青のりパセリなどを少量添えることもある。焼きそばの麺の太さは製造者・地域によって多少の差異が見られる。また、味付けとされる調味料の差、ソースの濃さ、また焼きそばの具材として定番であるキャベツの有無などもまた製造者によって異なってくる。

パンが湿ってしまう又は保存の問題から水分が比較的少ない焼きそばが使用される事が多く、焼きそばがボロボロとパンからこぼれてしまいやすい。そのためラップ等でしっかりと巻かれて店頭に並べられることが多く、場合によっては二重の包装になっているものもある。

高等学校などの構内に設置される売店で販売されているパン類の中でも定番商品の1つとなっている。その理由は、高価な食材を使用していないために販売価格が比較的安価である事、きちんと食卓に座り食器を必要としない事、濃い味付けなどが挙げられる。そのためドラマ漫画ゲームのようなフィクションの中でもいわゆる「学園もの」における学生の食生活や構内売店のアイコンとして小道具としてよく登場し、ストーリーの1つとして「焼きそばパン争奪戦」などが展開されることもある。

それ以外の世代においても多く食べられており、総菜パン売り場で見かける事は一般的である。

焼きそばの代わりにナポリタンスパゲッティやスパゲティサラダなどのパスタ料理を挟んだものや、ソース焼きそばと共にコロッケ・ハムカツポテトサラダコーンウインナー・ソーセージ・鷄のから揚げなどを組み合わせた製品も存在する。

脚注[編集]

関連項目[編集]