無人搬送車

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自動車工場で使用される無人搬送車

無人搬送車(むじんはんそうしゃ)とは、自動運転車の一種で人間が運転操作を行わなくとも自動で走行できる搬送車。英語では「Automated guided vehicle」と表記される。

概要[編集]

無人搬送車には複数の誘導方式があり、床に埋め込まれた電線からの微弱な誘導電流や、描かれた線を利用する機種がある。それぞれの誘導方式には一長一短があり、用途に応じて適用される[1]

衝突防止のために近接センサ超音波距離計等のセンサによる安全装置を備える。

誘導方式[編集]

電磁誘導式[編集]

床に設置された金属線に微弱な交流電流を流し、生じた磁場をピックアップコイルで検出してコースを外れないように移動する[1]

光学誘導式[編集]

床に描かれた線に沿って移動する[1]

磁気誘導式[編集]

磁性体の針金やテープを床面に貼り、磁気センサーで読み取って誘導する。鋼板のような磁性体の床面では使用できない。

画像認識[編集]

画像認識方式では床や天井に描かれた二次元コードARマーカーのような記号を読み取りそれで自車の位置を把握する。

自律誘導[編集]

内部に高精度のジャイロスコープ加速度センサ距離計等が備えられており、コンピュータ内の地図と照合しながら移動する。移動距離が長いと誤差が累積するので随時修正する。床に電線を埋め込んだり、マーキングするようなインフラストラクチャが不要。

用途[編集]

  • 物流関係
  • 製造ライン

特徴[編集]

  • ベルトコンベアのような搬送設備と比較して経路設定の自由度が大きく、柔軟性がある。近年では多品種少量生産に対応するためにベルトコンベアを廃して無人搬送車を使用する例もある。

ギャラリー[編集]

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]