ゼットエムピー

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株式会社ZMP
ZMP Inc.
種類 株式会社
本社所在地 112-0012
東京都文京区小石川5-41-10
住友不動産小石川ビル[1]
設立 2001年1月30日[1]
業種 電気機器
事業内容
  1. カー・ロボティクス・プラットフォーム及びセンサ・システム事業
  2. 開発支援事業
  3. 実車実験支援事業
  4. コネクティッド・カー事業
  5. 大学・企業向け研究用ロボット、ロボット教材
代表者 谷口恒(戸籍名:谷口恵恒)[1]
資本金 387,500,000円[1]
外部リンク http://www.zmp.co.jp
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株式会社ZMPZMP Inc.)は、次世代自動車の開発用プラットフォーム「RoboCar(R)」シリーズ、センサ・画像認識ソリューション、大学、企業のエンジニア向け研究用・教育用ロボット等の製造・販売を行っているロボットベンチャー企業である。

概要[編集]

当社は、自動運転技術やロボット開発を研究するベンチャー企業である[1][2]。2016年12月に東証マザーズ市場へ上場する[1]DeNAソニーとも提携している[2]ほか、コマツインテルから出資を受け入れるなどの資本提携関係もある[3]

東証マザーズへの上場と市場の反応[編集]

2015年9月22日ZUUオンラインに「ZMP上場に迫る!自動運転で注目の企業は優良IPO銘柄となりうるのか?」という上場観測記事が掲載される[4]。この記事において、当社は2015年12月~2016年初頭にかけてのスケジュールで上場するという観測がなされた[4]。その後もたびたび上場観測記事が各種メディアで報じられていたが、その報道がなされるたびに、当社と資本・業務提携関係にある会社などの株価が急騰するなどした[5][6]

2016年11月11日日本経済新聞に「ZMP、来月中旬マザーズ上場、自動運転の開発加速」とする記事が掲載される[3]。この時点では、まだ上場申請中であることについては非公表であったが、それから3日後の2016年11月14日、12月19日付での東証マザーズへの上場申請が正式に承認された[2][1][3]上場時の主幹事証券会社SMBC日興証券株主名簿管理人三菱UFJ信託銀行である[1]

上場期は当社は3億1300万円の最終赤字[1]となっており、市場関係者の間では、「この大幅な赤字が、どう業績や株価を評価するかという点で悩ましい」という評価がなされていると報道されている[7]。この赤字については、自動運転に関係する研究開発費の負担によるものが大半を占めている[7]。これについて、一部のアナリストからは「世界の大手企業と競争していくためには今後も研究開発には注力する必要がある。それだけに、今後も業績の重しとなる可能性も」[7]という指摘もなされている[7]。このような状況において、市場関係者の間では、2014年3月に、今回の当社の上場と同様に赤字決算の中で東証マザーズに上場したサイバーダインの値動き[注 1]に、当社のIPO後の価格推移が類似するのではないかとする見方が多いとされる[7]。今後、当社の発行価格がいくらで決定するかによるが、売買単位は100株であり、想定発行価格を前提にすればIPO時の募集及び売出しに際しては7万円台という、投資家の間では比較的手頃とされる値段になると見込まれており、そのようなこともあって一斉に同社株に殺到することもあり得る状況とみられている[7]。それだけに、初値に関しても「想定発行価格の2倍程度の1500円前後、あるいは2.3倍の1700円前後もあり得そう」という見方も市場関係者からは上がっている[7]。そのような理由から「ZMPは中小型株の新たな中核銘柄となる」との見方も市場関係者の間では多くなされている[7]

2016年11月17日上場承認から3日しか経たない中で、「顧客の氏名、勤務先、メールアドレスなどの個人情報9124件が流出した」と発表した[8]。当社側では上場承認がなされた11月14日の段階で、流出の事実を認識していたものの、対象者への連絡は15日に、また流出の事実の開示は17日までそれぞれ遅らせていたことも判明[8]。上場予定先であった東証マザーズ市場を管轄する日本取引所グループは「これまで上場承認を取り消したことはない」とコメントする以外特段の動きは取られていないが、日経産業新聞の報道によれば、ネット上では早くも「上場ゴール」とささやかれているという[8]。これについて、市場関係者からも、当初「具体的にマイナス材料とはなりにくい」とする声が上がっていたようであるが[9]、11月22日に関東財務局に当社が提出した訂正有価証券届出書には「事業及び業績に影響を及ぼす可能性がある」との見解が示されている[10][11]。なお、本流出に際して、上場申請取消しの要件の一つである反社会的勢力との関係の存在に該当する恐れのある、反社会的勢力への情報流出はなかったことも合わせて公表している[11]

2016年11月29日、仮条件が、1株当たり760円~1040円の間で決定される[12]

製品[編集]

  • 次世代自動車・自動運転の開発用プラットフォーム
  • ヘルスケア
  • ロジスティックス、物流支援ロボット
  • ロボット・移動制御技術のライセンス
  • センサ・画像認識ソリューション
  • リチウムイオン電池システム
  • 大学、企業のエンジニア向け研究用・教育用ロボット

所属団体[編集]

外部リンク[編集]

 脚註 [編集]

註釈[編集]

  1. ^ サイバーダインは、上場日に公開価格に対して約2.3倍の値まで上昇して初値をつけ、その後も堅調に続伸している[7]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i E32047:株式会社ZMP S10094QJ:有価証券届出書(新規公開時) EDINET 2016年11月14日15時04分公開 公開日に閲覧
  2. ^ a b c 自動運転のZMP、12月19日上場 東証が承認日経電子版 2016年11月14日19時27分配信 同日閲覧)
  3. ^ a b c 『ZMP、来月中旬マザーズ上場、自動運転の開発加速』(日本経済新聞 2016年11月11日朝刊 11ページ)
  4. ^ a b ZMP上場に迫る!自動運転で注目の企業は優良IPO銘柄となりうるのか? (ZUUオンライン 2015年9月22日配信 2016年12月2日閲覧)
  5. ^ 関連銘柄に注目!自動運転のZMP、ついに上場へ 上がった銘柄、下がった銘柄 四季報オンライン 2016年11月15日配信 配信日閲覧
  6. ^ 自動車産業の未来担う「ZMP関連銘柄」(ZUUオンライン 2016年4月30日配信 2016年12月2日閲覧)
  7. ^ a b c d e f g h i 年末IPO“爆裂お年玉”候補株は? ZMP、エルテスなど人気の行方 <株探トップ特集> (株探ニュース 2016年11月28日20時00分配信 2016年12月2日閲覧)
  8. ^ a b c 『IPO注目企業また不祥事――ZMP、誠実さ欠く公表(サーチライト)』(日経産業新聞 11月21日号 19ページ)
  9. ^ 【材料】ZMP関連は総じて堅調なもの多い、ZMP顧客情報流出問題も影響限定的 (株探ニュース 2016年11月21日12時37分配信  配信日に閲覧)
  10. ^ E32047:株式会社ZMP S1009693:訂正有価証券届出書(新規公開時) (EDINET 2016年11月22日09時45分開示 開示日に閲覧)
  11. ^ a b 「上場予定のZMP、顧客情報の流出、「業績に影響及ぼす可能性」」 (日本経済新聞 2016年11月23日朝刊 12ページ)
  12. ^ E32047:株式会社ZMP S10097O4:訂正有価証券届出書(新規公開時)EDINET 2016年11月29日15時00分開示 同日閲覧)