汝は人狼なりや?

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

汝は人狼なりや?(なんじはじんろうなりや?、Are You a Werewolf?)は、アメリカのゲームメーカーLoony Labs.より2001年に発売されたパーティーゲームである。

このゲームのもとになったパーティーゲームや、他社から発売されている同タイプのゲーム、ネット上でプレイされるようになったものなどが多種存在し、それらを総称してこのタイプのゲームは、「人狼WerewolfまたはMafia)」と呼ばれている。日本においては、他社製ゲームについても「汝は人狼なりや?」と呼ばれることがある。

人狼ゲームの「デュスターヴァルドの人狼(Die Werwölfe von Düsterwald、Asmodée Editionsが発売したLes loups-garous de Thiercelieuxの独語版)」は、2003年のドイツ年間ゲーム大賞でノミネートされた。2001年発売のこの作品は最初のライセンスフリーのゲームとされる。

日本においては、イタリアdaVinci社が発売したタブラの狼(Lupus in Tabula)がもっとも普及している。2002年、2004年、2009年にそれぞれ発売されており、カードやガジェットなどが追加されている。

解説[編集]

プレイヤーはそれぞれが村人と村人に化けた人狼となり、自分自身の正体がばれないように他のプレイヤーと交渉して正体を探る。ゲームは半日単位で進行し、昼には全プレイヤーの投票により決まった人狼容疑者の処刑が、夜には人狼による村人の捕食が行われる。全ての人狼を処刑することが出来れば村人チームの勝ち、人狼と同じ数まで村人を減らすことが出来れば人狼チームの勝ちとなる。

基本的には、村人、人狼、予言者(+GM)で、プレイされるシンプルなゲームであるが、多くの場合は、選択ルールとして存在したり、プレイヤーが自分たちで考案したりした、多種多様な特殊役職者を組み合わせてプレイされる場合が多い[要出典]。その場合、ルールが少々複雑で初心者にはハードルの高いものとなっているが、慣れればあとは説得力を要するのみであり、いかに相手を上手く騙し続けるかの駆け引きが重要な要素となるため、その点では人気が高い[要出典]

歴史[編集]

1930年頃、ヨーロッパでプレイされていた伝統的ゲームをもとに[要出典]、1986年、ソビエト連邦のモスクワ大学心理学部にてディミトリー・ダビドフ(: Дми́трий Давы́дов / Dmitriy Davydov、欧米ではディマ・ダヴィドフ(Dimma Davidoff)の名で知られる)によって、市民とマフィアが争う「Mafia」といったゲームにまとめられる。これはGMをおき、昼フェイズと夜フェイズが存在する、現在プレイされているゲームに近しいものであった。これがヨーロッパ各地に広がり流行し、各地で様々なローカルルールや、特殊な役職を生み出した。

インターネットが普及したことにより、90年代後半頃より、ネット上でルールがまとめられたり、プレイされたりするようになる。これにより、さらに様々なバリエーションルールが増えた。現在商業出版されているカードセットに含まれている特殊役職の多くは、この頃に考案されたものが多い。

1997年頃、アメリカのアンドリュー・プロトキン(Andrew Plotkin)は、Mafiaのゲームの背景を、狼人間と人間の戦いに置き換えることを思いつく。これは、ゲームと雰囲気があっていたため、従来のマフィアとともにアレンジバージョンとして広まった。(日本においては人狼vs村人の設定が主流であるが、海外においてはオリジナルであるマフィア版と人狼版の双方がプレイされている。ルールとしては基本的に同じである。)

それまでのMafia及び人狼は、役職カードを自作したり、トランプなどで代用してプレイされていたが、2001年、アメリカのLooney Labs.が、商業版のカードセット「Are You a Werewolf?」を販売する。 もとが伝統的ゲームであるため権利上の問題もなく[要出典]、これをはじめに各社から商業版のカードゲームが出版されるようになる。

基本的な遊び方[編集]

ゲームの準備[編集]

まず、各プレイヤーは、お互いを見通せるように円になるなどして着席する。 プレイヤーのうち1名がゲームマスター(以下GM)となり、司会進行を担当する。GMはあらかじめ決めておいても、役職を決定するときにランダムに決めてもよい。

役割名が記載されたカードをランダムに配るなどして、お互いの正体がわからないように各プレイヤーに役職を割り振る。基本的な役割としては、以下のようなものがある。

普通の村人(または、街の住人、市民など)
参加者の多数。 人狼をすべて処刑することを目的とする。
人狼(または、マフィアなどと呼ばれる)
1名 - 3名 村人より多い勢力を獲得することを目的とする。人数は参加者の数によって増減させる。
予言者(または占い師、探偵、警察など)
1名 - 3名 村人に含まれるが、夜には人狼を見つけるための特別な能力を持っている。占い師と予言者で別物と扱われるものもある

ほかに、任意で追加される役職には以下のようなものがある。

霊能者
1名 村人に含まれるが、昼に処刑された人が人か人狼か調べることができる。
狂人
0名 - 3名 人狼チーム。基本的には特殊な能力を有さないが、嘘などをつくことによって村人側を混乱させ、人狼に有利になるように動く役割を持つ。多人数でプレイする場合などに、その他の特別な能力を持つ役割を追加する場合もある。
ボディーガード(または狩人など)
村人を1名護衛できる。自分を守ることは不可能。
医者
人狼に狙われた村人を助けることができ、自分を助けることも可能。

[編集]

GMは全員に夜が来たことを告げ、プレイヤーに目を閉じ頭を下げるよう指示する(例:「夜が来ました。プレイヤーは眠りについてください」)。

次に、GMは予言者に目を覚ますように伝え、予言者が誰についての予言を行うかを指定させる(例:「予言者は目を開けてください。今晩、誰について予言を行うか指定してください」)。予言者は、黙ったまま任意の他プレイヤーを指定する。GMは周囲に気づかれないよう、あらかじめ決めておいた手振りや、カードを見せるなどして、対象のプレイヤーが人狼かそうでないかを予言者に伝える。 その後、予言者は目を閉じる。

次に、GMは人狼に目を覚ますように伝え、誰を襲撃するかを指定させる(例:人狼は目を開けてください。今晩、誰を襲撃するか指定してください)。人狼は、襲撃対象のプレイヤーを指定する。 人狼が複数いる場合は、人狼同士、黙ったまま身振り手振りで相談し、1名の対象を決める。 対象が決定したら、人狼は目を閉じる。

[編集]

GMは全員に夜が明けたことを宣言し、襲撃されたプレイヤーを告げる(例:「夜が明けました。○○さんが死んでいました」)。人狼に襲撃されたプレイヤーは死亡し、ゲームから除外される。

その後、生存者同士で人狼をさがすための、数分間の自由な会話が行われる。ただし、GM、死亡者、非参加者と話をしてはいけない。会話の内容は自由であるが、真実を話す必要はない。自由に嘘をついてもよい。自らの役割を明かすのも自由であるが、役職カードを公開してはいけない。

あらかじめ決められた時間が経過したら、GMは会話を中断させる。生存者は、挙手や投票などで多数決を行い、1名の処刑者を互選する。最大得票者が複数いた場合は、決選投票を行う、ランダムに決定するなどして1名に決定する。選ばれた処刑対象者は、村の総意により処刑され、ゲームから除外される。最後の一言を言って手がかりを残すルールもある。

ここで昼は終了し、ゲームが終了するまで夜と昼を繰り返す。

死亡[編集]

死亡したプレイヤーはゲームから除外され、ゲーム終了まで会話してはいけない。もちろん、黙ったまま(表情や身振り手振りなどで)生存者に何かを伝えようとすることもできない。処刑投票に参加することもできない。

死亡したプレイヤーの正体は全員に明かされる(または、ゲーム終了まで伏せておくというルールもある。あらかじめ決めておく)。

ゲームの終了[編集]

以下のいずれかの条件が達成された時点で、GMはゲーム終了を宣言する。

人狼がすべて死亡した場合
村人側の勝利となる。
村人の数が、人狼の数と等しくなったとき
人狼側の勝利となる。

主なカードセット[編集]

初期に販売された「Are You a Werewolf?」はこれは、GM、人狼、予言者、村人だけのシンプルな構成であったが、あとから出版されたカードセットの多くは、インターネットで普及している役職やルールをアレンジして加え、独自のアレンジを行って販売されている。海外においては、プレイヤーが独自に作成したカード画像なども多く公開されている。 日本で入手しやすい、カードセットは下記のようなものである。

Are You a Werewolf? (汝は人狼なりや?) Looney Labs.(アメリカ) 2001年
Les loups-garous de Thiercelieux(Thiercelieux村の人狼) Asmodée Editions(フランス)2001年
独語版は「デュスターヴァルドの人狼」、英語版は「ミラーズホロウの人狼」というように、言語版によってタイトルが異なる(内容は同じ)。日本では主に独語版、英語版が普及しているため、そちらの名前で呼ばれている。2003年ドイツ年間ゲーム大賞でノミネート。
Nouvelle Lune(新月)2006年
上記の追加カードセット。
Lupus in Tabula(タブラの狼)daVinci(イタリア) 2002年
日本でもっとも普及している。
Ultimate Werewolf(究極の人狼) Bezier Games(アメリカ) 2007年
インターネットでよくプレイされている特殊役職を多数収録した集大成的なもの。

日本においては複数の業者が輸入販売しているため、邦題には店によって差異がある場合がある。

日本には、「Are You a Werewolf?」が最初に輸入され、「汝は人狼なりや?」という邦題がつけられた。その後、他社製品が輸入された際に、「ミラーズホロウの人狼」や「タブラの狼」についても、汝は人狼なりや?のAsmodée版、daVinci版と名付けて販売していたショップがあったため、他社版についても「汝は人狼なりや?」と呼称される場合がある。

主な役職[編集]

以下に、日本で普及している「タブラの狼」「ミラーズホロウの人狼」における役職を記す。

「タブラの狼」の役職[編集]

役職名は翻訳によって異なる場合がある。括弧内は別称。

村人チーム[編集]

村人チームの勝利条件は、人狼の全滅である。

村人
何も能力を持たない一般の村人である。
予言者(占い師)
夜の間にプレイヤーの中から1人を指定し、そのプレイヤーが村人か人狼かを知ることができる。昼の投票により人狼を処刑できるかどうかは予言者に懸かっていると言ってよい。また、ハムスター変化(後述)のプレイヤーを殺すことができる。
霊媒師(霊能者)
夜の間に、その日の処刑者が村人なのか人狼なのかを知ることができる。地味ながら常に残りの人狼の数を知ることのできる重要な役割。
ボディーガード (狩人、騎士)
夜の間にプレイヤーの中から1人を指定し、そのプレイヤーを人狼の捕食から守ることができる。守った対象と、人狼の捕食対象が一致した場合、そのプレイヤーは殺されずに済む。
フリーメイソン (共有者、共鳴者)
2人一組の役職であり、お互いがお互いを(フリーメーソンであると)認識できる。つまり自分以外に1人、人狼でないプレイヤーを知ることができるのである。
疫病神
夜の間に、プレイヤーを1人指定する。次の日の昼の投票後、容疑者(投票数が多かった上位2名)の中に指定されたプレイヤーがいなかった場合、指定されたプレイヤーを容疑者に追加する。2004年版から収録。
オカルトマニア
基本的には村人だが、2度目の夜に一度だけ生き残っているプレイヤーを1人指定する。そのプレイヤーが人狼か予言者なら、指定したプレイヤーの能力を得る。これにより、人狼チームに移ることもある。それ以外のプレイヤーを指定した場合は能力を持たないただの村人になる。2004年版から収録。
公証人
公証人が存在する場合、それ以外のプレイヤーはどのチームであっても「遺書」を残すことができる。この遺書は公証人が死ぬまで公証人自身も含め誰も見ることができない。公証人が死んだ場合、自分が公証人であったことを公開し、同時に全ての遺書が公開される。どの版にも収録されておらず、過去にダヴィンチ社のサイトで掲載されていた。

人狼チーム[編集]

人狼チームの勝利条件は、村人を人狼と同じ数まで殺すことである。

人狼
人間に化けた狼であり、村人を殺し捕食するのが目的である。人狼は(人狼が複数いる場合)他の人狼を全て把握できる。また、夜の間に人狼以外のプレイヤーを1人指定し、殺すことができる。
憑依者(狂人、多重人格者)
人間であるため予言者や霊媒師にも村人と判断され、終了条件の判断時にも村人として扱われるが、人狼が勝利することで勝利となる。ただし誰が人狼なのかはわからず、人狼からも誰が憑依者かもわからない。

その他のチーム[編集]

村人にも人狼にも属さないプレイヤーである。それぞれ単独の勢力で勝利条件を満たした時、1人勝ちとなる。

ハムスター変化 (妖狐、狐、妖魔)
仲間を持たない単独の勢力。人狼に捕食されることはない(捕食対象に選ばれても死なない)が、予言者に指定されると死んでしまう。霊媒師には村人と判断され、終了条件の判断時にも村人として扱われる。(ただし、村人、人狼どちらとも扱わないとする場合もある)村人か人狼、どちらかが勝利条件を満たした時、自分が生存していればそのチームの代わりに勝者となる。
悪魔くん
仲間を持たない単独の勢力。ハムスター変化同様、人狼の捕食対象に選ばれても死ぬことはない。予言者には村人と判断されるが、霊媒師には人狼と判断される。勝利条件が特殊で、「人狼の捕食対象に選ばれた」後、「昼の投票で処刑される」ことで勝者となる。どの版にも収録されておらず、過去にダヴィンチ社のサイトで掲載されていた。

「ミラーズホロウの人狼」の役職[編集]

村人(街の人)[編集]

ただの村人(仏語版、独語版)、一般の街の住人(英語版)、普通の村人(特別版)
何の能力も持たない。ミラーズホロウの人狼の場合は、ただの村人が全員死ぬと狼側勝利(能力者が何人残っていても勝利条件に関係無し)なので、ただの村人も重要。
占い師
毎晩、誰か一人のカードを見ることができる。
狩人
脱落するとき、報復として誰か一人を殺害できる。特別版のルールブックには、狩人に恋人がいる場合に恋人が殺害されたら自分も脱落する前に誰か一人を殺害しなければならないことになっている旨が記されている。
キューピッド
ゲーム開始時に任意の2人のプレイヤーを指定する(自分とほかの誰か1人の組み合わせを選んでも良い)。指定された2人は「恋人」となる。
魔女
ゲーム開始時に治癒薬と毒薬を一つずつ持っており、夜の間にそれを使用することが可能。治癒薬は殺害されてすぐのプレイヤーを蘇生できる。毒薬は使った相手を殺害できる。
少女
人狼フェイズの間に、こっそりと目をあけて誰が人狼かを覗くことができる。見つかった場合は、人狼に襲撃されてしまう。
盗賊
盗賊が用いられる場合は、最初にカードを配るとき2枚の「ただの村人」を混ぜる(カードを配ったあとに、2枚のカードが残ることになる)。盗賊は最初の夜に、この2枚のカードを見て、任意に自分のカードと取り替えることができる。ただし、2枚とも人狼の場合は必ず取り替えて人狼陣営にならなければならない。

人狼[編集]

人狼
人狼はお互いを認識する。夜に黙ったまま相談して、誰か一人のプレイヤーを殺害する。

特殊な役割[編集]

保安官
初日の昼の終わりに、プレイヤーは互選で保安官を決定する。投票時に保安官の票は2票分と数える(二人のプレイヤーに別々に投票することはできない)。 保安官が死亡した場合、保安官は生存者の中から一人を後任の保安官として指名する(任命されたプレイヤーはそれを拒否できない)。
恋人
最初の夜にお互いが誰かを確認できる。恋人のどちらかが死亡した場合、もう一方の恋人も死亡する。 恋人が「人狼と村人」の組み合わせだったときのみ、勝利条件は恋人以外のすべてのプレイヤーが死亡することに変更される(人狼とも村人とも別の陣営となる)。 恋人が村人同士、人狼同士だったときには、勝利条件に変更はない。

「究極の人狼」の役職[編集]

タブラの狼・ミラーズホロウの人狼にないもののみ記す。

見習い予言者
予言者のどちらかが死んだ時予言者になる。
オーラの読み手
指定した人物が「人狼とバンパイア以外の特殊勝利条件を持った人物」なのかそうでないのかを判定できる。
病人
病人が人狼から襲撃されたら、その次の日は人狼の襲撃が行われなくなる。
ゴースト
1日目の夜に死亡し、毎晩村人たちに人狼のヒントになる1単語の手紙を出す。
狼つき
村人だが、予言者からは「人狼」と判定される。
間抜け
常に処刑候補者を処刑するほうに投票する。
平和主義者
常に処刑候補者を処刑しないほうに投票する。
魔法使い
夜、その日に死亡したプレイヤーを生き返らせる薬かプレイヤーを1人殺す薬を使用できる。なお、生き返らせる薬は1回しか使えないが、殺す薬は2回使える。但し、2つの薬は合計2回までしか使えない。
殉教者(初版のマニュアルには「殉難者」と記されている)
処刑実行が確定した時点でカミングアウトすることで、かわりに処刑される。
フリーメーソン会員
「タブラの狼」にもある役職だが、3人登場する場合もある。「究極の人狼」では、フリーメーソンのことについて何らかの形で話した人物はその晩に殺されてしまう。
市長
投票が2票分となる。
年老いた魔女
毎晩1人を指名し、指名された人は次の日の昼の間は村を離れる。
老人
寿命があり、それは生き残っている人狼×2日。それを過ぎると例え襲撃されていなくても死亡する。
超常現象研究者
指定した人とその両隣の3人の中に人狼がいるかどうか教えてもらえる。
聖職者
ゲーム中に一回だけ夜に1人を指名することができ、指名された人はその夜は死なない。
プリンス
投票先になった場合「プリンスです」といえば一回だけ処刑を回避できる。
予言者
「タブラの狼」にもある役職だが、男性・女性の二種類がいる。二人とも出てくる場合、司会(GM)からは別々に呼ばれるのでお互いを認識することはできない。夜になるたびに一人を指定し、その人物が「バンパイアか人狼」なのかそうではないのかを知ることが出来る。
呪いをかける者
呪いをかける。かけられた者は話していけない。
タフガイ
人狼から襲撃されてもその晩には死なず、翌日の晩に死んでしまう。
トラブルメーカー
一度だけ夜の間にトラブルを起こし、翌日処刑される人物を2人にできる。
妖術師
人狼側の役職。指定した人が予言者かどうか知る。
人狼の子分
人狼側の役職。カードを使用せず人狼たちが指名した場合は、元々の役職を持ったまま子分となる。カードを使用した場合は他の役職を兼ねない。
狼の子
人狼。狼の子が死んだ次の夜に人狼は2回襲撃できる。
呪われた者
村人だが、襲撃されたら死ぬ代わりに次の日から人狼になる。
ドッペルゲンガー(初版のマニュアルには「生霊」と記されている)
指定した人が死んだ後その能力を受け継ぐ。
酔っ払い
3日目の夜まで自分の役職が分からない。3日目の夜に司会(GM)により起こされ、本来の役職を知ることになる。ちなみに、予言者等の予言では本来の役職で判定されるため、たとえ2日目でも人狼だった場合は「人狼」と判定される。
バンパイア
第3グループ
ならず者
1日目に2人を指名し、その2人が死亡して自分が生き残っていれば勝利となる。
皮なめし職人
死にたがっているため、死亡した時点で勝者となる。
一匹狼
人狼だが、自分ひとりが生き残るのが目的。人狼陣営の勝利が確定した時点で人狼として自分だけが生き残っていれば勝利となる。

バリエーション[編集]

海外においては古くから普及しているため、派生したゲームやルールも多い。(en:Mafia (game)を参照)。

以下に、日本で派生したゲーム、作品を挙げる。

インターネット人狼
コンピュータによるチャットなどでも行うことが可能である。また、オンラインゲームのプレイヤー同士でも活発に行われている。関連項目を参照。
ダハブゲーム
バックパッカーによって「ダハブゲーム」としてアレンジされたものが、海外の日本人宿などで普及している。専用カードの代わりにトランプを利用し、王(人狼に相当)と平民に別れてプレイする。
コンシューマーゲーム
2007年2月15日コナミデジタルエンタテインメントよりニンテンドーDS用ソフトとして発売された『DEATH NOTE -デスノート- キラゲーム』は、このゲームルールに似た作りになっている。
iOSアプリ
iPhoneやiPod TouchなどiOSデバイス用のアプリとして、人狼ゲームが配信されている。1台のiOSデバイスをプレイヤー同士が手渡し、カードの確認と夜の行動を行う。ゲームマスターが進行しやすい工夫がされており、また、ゲームマスターもゲームに参加できる利点がある。2011年、初の日本語対応人狼ゲームアプリとして、「人狼ゲーム 〜牢獄の悪夢〜」が配信されている。オンライン掲示板形式のアプリとしては「汝人狼也」がある。

小説・漫画作品等[編集]

「汝は人狼なりや?」をもとにしたフィクション作品には下記のようなものがある。

Doubt (漫画)
本作を基にしたゲームを描いた漫画作品。
キャップストーン
本作を基にしたと思われる小説。
月見月理解の探偵殺人
本作を基にした[1]「探偵殺人ゲーム」を題材とする小説。
殺戮ゲームの館
本作を基にしたと思われる小説。作中では狼でなく魔物と呼ばれる。
人狼 ザ・ライブプレイングシアター
本作を舞台上で、プロの役者が生プレイする形式の公演。
DEATH NOTE -デスノート- キラゲーム
漫画「DEATH NOTE」をモチーフとしたニンテンドーDSソフト。

類似ゲーム[編集]

「汝は人狼なりや?」をもとにした類似ゲームには下記のようなものがある。

ルプスブルグ
タブラの狼をGMなしで4人 - 8人で遊べるようにしたゲームである。人狼と村人チームの戦いだけでなく、村人同士の個人戦にもなっている。
ワンナイト人狼[2]
少人数かつ短時間で遊べるようにルールがアレンジされている。ゲーム開始後最初の昼の投票で決着がつく。「ワンナイト」の名の通り、夜は1回しかない。

日本国内でのインターネット上の人狼[編集]

日本ではTable@のaduma氏がタブラの狼をもとに、インターネット向けにアレンジして公開したものを皮切りに、様々な派生版、移植版が登場した。これらのゲームはそれぞれルールが細部で異なることが多い。

チャット形式
俗に「CGI版」と称される。1回のプレイが1時間前後となる短期戦で遊ばれる事が多い。
掲示板形式
長期戦の場合このタイプが向いていて、1回のプレイが通常1週間前後、長い場合は1ヶ月かけられることもある。昼フェーズと夜フェーズがひとつのフレーズに纏められていることが多い。短期戦の場合は昼フェーズと夜フェーズが分かれていることが多い。
ウルティマオンライン
2005年にはMMORPGウルティマオンライン』の発売元であるエレクトロニック・アーツとタブラの狼の発売元であるdaVinciの間で公式サポート化の合意がなされ、ウルティマオンライン内でのプレイが公式に認められている。
その他
インターネット・リレー・チャットMMORPGなどを用いてプレイされることもある。またゲームマスター役とチャット等の通信手段さえあれば人狼はプレイできるため、媒体は事実上無限といえる。

関連項目[編集]

脚注[編集]

[ヘルプ]

外部リンク[編集]