グノーシア

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グノーシア
ジャンル SF人狼系シミュレーションアドベンチャーRPG
対応機種 PlayStation Vita
Nintendo Switch
Microsoft Windows(Steam)
開発元 プチデポット
発売元 [Vita]メビウス
[Switch]日本の旗プチデポット
[Switch、Steam]アメリカ合衆国の旗PLAYISM
メディア ダウンロード
[Switch]カートリッジ
発売日 Vita
2019年6月20日
Switch
日本の旗2020年4月30日
日本の旗[パッケージ版]2020年12月17日[1]
アメリカ合衆国の旗2021年予定
Steam
2022年1月23日
対象年齢 CEROB(12才以上対象)
ESRBT(13歳以上)
コンテンツ
アイコン
セクシャル、犯罪[2]
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グノーシア』(GNOSIA)は、ゲーム制作サークル・プチデポットにより開発されたゲームソフト。人狼ゲームを1人用ゲームとしてアレンジしている。

2019年6月20日PlayStation Vita用ソフトとして配信開始され[3]2020年4月30日にはグラフィックス・サウンドの強化や機能追加が施されたNintendo Switch版が[4]、さらに2022年1月23日にはSteamにおいてPC版が配信開始された[5]。また、オリジナルサウンドトラックが、2020年10月1日に発売された。

ゲーム内容[編集]

主人公は隔離された宇宙船の乗員のひとりとして乗員に紛れ込んだ、生物を消してしまう謎の存在「グノーシア」の汚染者を議論で排除していくのが目的。しかし主人公とセツの二人は時間をループしており、二人でループをする原因、およびループからの脱出方法を探すこととなる。そして色々と調べていくうちに、グノーシアとは何なのか、なぜループした先には必ずグノーシアが潜伏しているのかなど、多くの謎が解き明かされていく[6]

ゲームの流れ[編集]

人狼ゲーム同様、決着がつくまでは「議論→投票→自由時間→夜時間」が繰り返される。議論と投票を繰り返し、投票によりグノーシアを全員排除すれば人間の勝利、人間とグノーシアの数が同じになるとグノーシアの勝利となる。ただしイベントが発生するなどによって強制的に決着がつくことがある。

議論
基本的なルールは人狼ゲームに則っており、生存者全員で誰をコールドスリープするのかを話し合う。
最初は疑う・かばう・同調する・否定するなどしか出来ないが、スキルを獲得する事で雑談する・他の船員と協力するなど選択肢が増えていく。
また直感が高い場合、他の乗員が嘘をついたことに気付ける場合がある。人物を指定してから同意や反論が一通り飛び交うまでを1ターンとし、5ターン終了した時点で投票に移行する。
投票
誰をコールドスリープさせるのかを投票により決定し、選ばれた人間はコールドスリープされ死亡扱いとなる。
複数の人物が同数だった場合は決選投票となり、対象の人物にのみ疑う・かばう事が出来る(他のメンバーの意見に同調・反撃は通常通り可能)。それでも決着が付かない場合は対象全員をコールドスリープさせるか、もしくは誰もコールドスリープさせないかを話し合って決めることとなる。
投票によってコールドスリープが決定した場合、その結果を覆す事は出来ないが、低確率ながらコールドスリープを回避できるスキルも存在する。
自由時間
投票終了後から睡眠までの自由な時間でステータスを上げたり、1日に1度だけ他のメンバーと交流ができる。また条件を満たしている場合はイベントが発生する。
他の乗員とは好感度がループごとにランダムで設定されており、訪問する事で上昇させることが可能。好感度は議論や投票に影響を与える場合がある。
また好感度の高い乗員から議論中に気づいたことの密告や、協力を持ちかけられることもある(ただし密告が嘘の場合や敵が協力を持ちかけてくる場合もある)。
夜時間
グノーシアをはじめとした役職が活動する時間。襲撃や守護・調査の対象を選ぶことが可能。グノーシアに襲撃された乗員やエンジニアに占われたバグはこの時点で消滅してしまう。

勝敗が決すると経験値が入り(勝利したほうが高い)1日目に戻って新たなループとなる。ループごとに乗員の人数や配役が異なるため、主人公がグノーシア側である場合もある。経験値によって能力値を高め、自由時間で会話におけるスキルを習得していく。

役職[編集]

本作には様々な役職が存在する。ループするたびに役職ごとに有無が変化する(基本的にグノーシアは最低でも必ず1体は存在している)。 役職の能力は人狼ゲームに則っているが、世界観を考慮して名称はそれに合わせて変更されている。

乗員
「村人」に該当。何の能力も持たない一般的な乗員。
グノーシア
「人狼」に該当。夜時間に指定した一人を消滅させることができる。ただし守護天使に守られた人やバグは消滅させられない。
エンジニア
「占い師」に該当。夜時間に乗員一人を調査して、人間かグノーシアか知ることができる。またバグを調査した場合は消滅させることが可能。
ドクター
「霊能者(霊媒師)」に該当。夜時間中にコールドスリープさせた乗員がグノーシアか否か知る事ができる。
留守番
「共有者(双子)」に該当。2人1セットでお互いが人間である事を知っている。片方が名乗り出た場合、もう片方も必ず名乗り出る必要がある。偽物として留守番を騙ることはできない。
守護天使
「狩人(騎士)」に該当。夜時間に指定した一人をグノーシアの襲撃から守ることができる。ただし自分を守ることはできない。
AC主義者(Anti Cosmic -)
「狂人」に該当。人間でありながらグノーシアを勝利に導くために行動する存在。
バグ
「妖狐」に該当。人間でもグノーシアでもない第3陣営で、人間とグノーシアどちらかが勝利した時に生存していた場合、バグのみが勝利となる。グノーシアに襲撃されても消滅しないが、エンジニアに調査されると消滅してしまう。

発売まで[編集]

2015年初頭よりPlayStation Mobile向けに開発を開始したが、同年3月に同サービスの終了告知に伴いPlayStation Vita向けに変更。4年余りをかけてリリースとなった[7][8]

登場キャラクター[編集]

主人公を含めて全部で15人。ループを繰り返すごとに増えていき、最終的には乗員の数を自由に決めることができる。

主人公
名前、性別、好きな色は自由に設定可能。
セツ
性別を持っていない「汎性」。主人公に「銀の鍵」を渡した人物で、主人公と共にループの謎を解き明かそうと奮闘する。
正義感が強く真面目で、議論も積極的に引っ張っていこうとするが、それ故に目立ちやすく投票や襲撃の標的にされやすい。
ジナ
物静かな地球人の女性。優しい性格で人を騙す事に対して嫌悪感がある。
能力は全体的に低めだが、あるイベントをこなす事により直感が跳ね上がって、高確率で嘘を見抜くようになる。
SQ
明るい性格の女性。目元にハートのタトゥーをしているが、グノーシアだった場合は本性を現すとドクロマークに変わる。
快楽主義で嘘をつくことも多い。また演技力やかわいげが高く、自分が攻撃されると他の乗員を巻き込むことも。
ラキオ
超階級社会で生まれ育った青年。プライドが高く、皮肉めいた発言が多い。セツ同様に「汎性」だが肉体的には男性。
倫理至上主義でロジックの能力が極めて高いため、終盤まで生きていると非常に強い。反面、かわいげが全キャラ中もっとも低く、投票で選ばれやすい。
しげみち
全身を銀色の皮膚で覆われてグレイのような姿をした男性。
カリスマが高いため、他の乗員の同意を得やすく味方に引き込むことがある。ただし演技力が低いため嘘が露呈しやすい。
ステラ
真面目で優し気な雰囲気の女性。ジョナスの世話係として舞台となる宇宙船の管理をしている。
全体的に能力のバランスが取れている。献身的な性格が災いし、味方であるグノーシアを露骨にかばって目立つ事がある。
夕里子(ゆりこ)
ミステリアスな女性。グノーシアの秘密について知っている。誰に対しても非常に高圧的な態度を取る。
全ての能力が非常に高く、彼女に標的にされると高確率コールドスリープさせられることになる。
シピ
猫が大好きな青年。猫に憧れるあまり猫になるための手術を受けている最中で、首の部分で肉体が猫と繋がっている。
直感が高めで嘘を見抜くことがある。また他の乗員に対して積極的に協力を持ちかける事が多い。
コメット
全身に極彩色の紋様がある少女。紋様に見えるのは実は粘菌状の生物で共生関係にある。
とにかく直感が高く、嘘にすぐ気付く。ただしその他の能力が低いため、自身の嘘は見抜かれやすい。
ククルシカ
話すことができない少女。豊富な表情や身体言語でコミュニケーションが取れる。
かわいげが高いため、標的にされても周囲から同情を得やすい。嫌いな人物を優先して投票する傾向がある。
ジョナス
主人公たちが乗る宇宙船の船長。1000年以上前の宇宙船に乗っていた伝説的な人物。
能力は全体的に高水準ではあるものの、詩人めいた話し方をして場をかき回すことも多い。
オトメ
知性化を施されたシロイルカの少女。人間が好きで人懐っこい性格。小型の車両に乗って移動している。
知性化を施されたこともあってロジックが高め。1つの役職に複数の乗員が名乗り出た場合、低確率ではあるが両者の排除を提案してくる。


沙明(シャーミン)
軽いノリの口調で話す青年。セツに非常に嫌がられており、ループによっては議論開始前にセツに殺されてしまい参加しない。
生き残る事を最優先としており、ステルスが非常に高くグノーシアに襲われづらい。また彼が守護天使の場合、守護の対象は女性ばかりになる。
レムナン
非常におとなしい青年。自分に自信が持てない。SQの事を知っているが酷く怯えている。
カリスマが低く発言の影響力が非常に弱い。雑談など全員を巻き込むスキルが通用しづらく打ち切ってくることが多い。

脚注[編集]

  1. ^ 『グノーシア』Switchパッケージ版が12月17日に発売決定。初回特典はセツ仕様のヘアピン、イヤフォン、リバーシブルジャケット”. ファミ通.com (2020年9月27日). 2020年11月27日閲覧。
  2. ^ グノーシア ダウンロード版”. My Nintendo Store. 任天堂. 2020年11月27日閲覧。
  3. ^ SF人狼ゲーム『グノーシア』がPS Vitaで配信開始!一部未公開だったキャラ紹介とスタッフコメントも公開”. ファミ通.com (2020年6月20日). 2020年11月27日閲覧。
  4. ^ SF人狼ゲーム「グノーシア」のNintendo Switch版の配信がスタート。グラフィックス&サウンドが強化され,バックログ機能も追加”. 4Gamer.net (2020年4月30日). 2020年11月27日閲覧。
  5. ^ 高評価SF人狼ADV『グノーシア』Steam版配信開始。人狼ゲームを繰り返し、ループの果てへ”. automaton-media.com (2022年1月23日). 2022年1月28日閲覧。
  6. ^ 「グノーシア」レビュー”. GAME Watch. インプレス (2020年4月29日). 2020年11月27日閲覧。
  7. ^ 『メゾン・ド・魔王』のプチデポットが手掛ける“何度も遊べる新作”とは?【A 5th Of Bitsummit特別企画01】”. 電撃オンライン (2017年5月15日). 2020年11月27日閲覧。
  8. ^ 祝スイッチ版リリース決定!『グノーシア』はいかにして2019年注目作の1本たりえたか。いま改めて開発秘話をクリエイター陣に聞く”. ファミ通.com (2020年3月27日). 2020年11月27日閲覧。

外部リンク[編集]