徐容彬

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徐 容彬(ソ・ヨンビン)
Seo, Yong-Bin
LGツインズ 2軍監督 #72
基本情報
国籍 大韓民国の旗 大韓民国
出身地 ソウル特別市
生年月日 (1971-01-02) 1971年1月2日(53歳)
身長
体重
183 cm
83 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 一塁手
プロ入り 1994年 2次ドラフト6巡目
初出場 1994年
最終出場 2006年9月24日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
選手歴
コーチ歴
ソ・ヨンビン
各種表記
ハングル 서용빈
漢字 徐容彬
発音: ソヨンビン
英語表記: Seo Yong-Bin
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徐 容彬(ソ・ヨンビン、韓国語서용빈1971年1月2日 - )は、韓国ソウル特別市出身の元プロ野球選手内野手)・野球指導者。

経歴[編集]

檀国大学校卒業後の1994年LGツインズへ入団。初年度よりレギュラーの座を獲得したことから、同期入団の柳志炫金宰炫(キム・ジェヒョン)と並んで「新人三銃士」と称された。同年4月16日、韓国プロ野球史上初めて新人として公式戦でサイクルヒットを達成するなど、攻守にわたってチームの韓国シリーズ制覇に貢献。徐自身も新人ながら、一塁手部門でゴールデングラブ賞を受賞した。なお、同年の157安打は2017年李政厚に抜かれるまで、韓国プロ野球における新人のシーズン安打数記録であった。

しかし1999年に、兵役逃れのための賄賂事件に関与したことが発覚したため、韓国の警察当局へ一時身柄を拘束。2000年にいったん球界へ復帰したものの、2002年シーズン途中から公益服務要員として大韓民国国軍の兵役に就いていた。

2005年にLGツインズへ復帰したが、翌2006年に現役を引退した。

現役引退後は、LGと友好提携を結ぶ中日ドラゴンズでのコーチ研修(2007年[1]を経て、LGツインズに復帰。LGでは、スカウトを経て、2008年から2013年まで打撃コーチを務めた。

2014年1月21日には、中日が徐を打撃コーチ補佐として契約することを発表[2]。徐は、コーチ研修から7年振りに、常勤のコーチとして中日へ復帰することになった。なお、契約上コーチとしての報酬は支給されず、主に二軍を指導する[3]。2015年にLGに復帰し三軍総括コーチを務め、2016年より一軍打撃コーチへ転任し2017年で退任した。2018年より2020年まで韓国のSPOTVで野球解説委員として活動した。

私生活では1999年に韓国の女優ユ・ヘジョン朝鮮語版と結婚し一男一女をもうけたが、2007年、中日でのコーチ研修の直前に離婚している。

2021年からKTウィズの二軍(フューチャース)監督となり[4]、2023年からKTの一軍首席コーチとなった[5]

2024年からは、LGツインズの2軍監督に就任した。

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
1994 LG 126 543 493 72 157 30 4 4 207 72 6 2 0 5 39 3 5 62 9 .318 .371 .420 .791
1995 126 491 441 48 135 28 2 4 179 53 6 2 6 2 34 4 8 55 12 .306 .365 .406 .771
1996 95 282 248 28 60 4 2 4 80 29 3 1 3 2 24 3 5 34 8 .242 .319 .323 .642
1997 120 459 399 51 126 25 6 4 175 69 4 6 8 7 38 6 7 45 5 .316 .379 .439 .818
2000 100 333 288 27 79 12 2 2 101 40 4 0 6 2 35 1 2 37 9 .274 .355 .351 .705
2001 126 421 371 36 106 19 4 0 133 49 4 2 7 1 37 3 5 50 10 .286 .358 .358 .716
2002 88 301 273 35 78 16 1 3 105 27 4 4 2 1 25 1 0 49 6 .286 .345 .385 .729
2005 15 41 39 3 5 1 1 0 8 2 0 0 1 0 1 0 0 8 0 .128 .150 .205 .355
2006 32 81 73 7 14 4 0 1 21 9 0 2 2 1 5 0 0 13 2 .192 .241 .288 .528
KBO:9年 828 2952 2625 307 760 139 22 22 1009 350 31 19 35 21 238 21 32 353 61 .290 .353 .384 .738
  • 各年度の太字はリーグ最高

獲得タイトル[編集]

背番号[編集]

  • 62 (1994年 - 2006年)
  • 72 (2009年 - 2013年、2015年 - 2017年、2024年 - )
  • 82 (2014年)
  • 81 (2021年 - 2023年)

脚注[編集]

  1. ^ 中日では2013年にも、徐の現役選手時代のチームメイトだった金龍洙(元・LG投手コーチ)を、2月から7月まで研修コーチとして受け入れていた(『スポーツニッポン』同年1月21日付記事中日 金龍洙氏が2軍キャンプで研修コーチにを参照)。
  2. ^ 【中日】徐容彬氏が打撃コーチ補佐で入閣(『日刊スポーツ2014年1月21日付記事)
  3. ^ 【中日】徐容彬コーチ補佐「学びたい」(『日刊スポーツ』2014年1月23日付記事)
  4. ^ https://www.ktwiz.co.kr/media/wizpress/158239
  5. ^ https://sports.news.naver.com/news?oid=410&aid=0000919183