広島県立保健福祉短期大学

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広島県立保健福祉短期大学
大学設置/創立 1995年
廃止 2002年
学校種別 公立
設置者 広島県
本部所在地 広島県三原市学園町1-1
学部 看護学科
放射線技術学科
理学療法学科
作業療法学科
言語聴覚療法学科
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広島県立保健福祉短期大学(ひろしまけんりつほけんふくしたんきだいがく、英語: Hiroshima Prefectural College of Health and Welfare[1])は、広島県三原市学園町1-1に本部を置いていた日本公立大学である。1995年に設置され、2002年に廃止された。大学の略称は県保短。

概要[編集]

大学全体[編集]

教育および研究[編集]

  • 広島県立保健福祉短期大学は学名通り医療技術者の養成に力をいれており、当時唯一言語聴覚士を養成する課程があった。

学風および特色[編集]

  • 広島県立保健福祉短期大学は全国で初めて言語聴覚士を養成する課程を設置した短大である[注釈 2]

沿革[編集]

  • 1993年
    • 1月 広島県立保健福祉短期大学が翌々年に開学する予定が発表される[6]
  • 1994年
  • 1995年
    • 4月1日 広島県立保健福祉短期大学が以下の学科体制にて開学する[8]
      • 看護学科 入学定員100名
      • 放射線技術科学科 入学定員30名
      • 理学療法学科 入学定員30名
      • 作業療法学科 入学定員30名
      • 言語聴覚療法学科 入学定員30名
    • 5月1日 学生数[9]/定員
      • 看護学科 100/100。
      • 放射線技術科学科 31[注 3]/30
      • 理学療法学科 は30[注 4]/30
      • 作業療法学科 は30[注 5]/30
      • 言語聴覚療法学科 女31/30
  • 1999年
  • 2002年

基礎データ[編集]

所在地[編集]

  • 広島県三原市学園町1-1

象徴[編集]

  • 広島県立保健福祉短期大学の校歌は『歩きはじめるとき』という副題で、平野祐香里が作詞、若尾裕が作曲している[11]

教育および研究[編集]

組織[編集]

学科[注 11][編集]

  • 看護学科 入学定員100名
  • 放射線技術科学科 入学定員30名
  • 理学療法学科 入学定員30名
  • 作業療法学科 入学定員30名
  • 言語聴覚療法学科 入学定員30名

専攻科[編集]

  • なし

別科[編集]

  • なし

取得資格について[編集]

受験資格

附属機関[編集]

  • 三原学術センター図書館:当時、所蔵資料数はおよそ37,000冊となっていた[19]

研究[編集]

  • 『保健福祉総合研究 : 21世紀を展望した保健福祉システムに向けて』[20]
  • 『保健・医療従事者の倫理』[21]
  • 『広島県立保健福祉短期大学紀要』[22]

学生生活[編集]

部活動・クラブ活動・サークル活動[編集]

学園祭[編集]

  • 広島県立保健福祉短期大学の学園祭は例年、11月に行われていた[24]

大学関係者と組織[編集]

大学関係者一覧[編集]

施設[編集]

キャンパス[編集]

  • 現在の、県立広島大学三原キャンパスにあたる。
  • 設備:体育館・図書館ほか[19]

学生食堂[編集]

  • 広島県立保健福祉短期大学の学生食堂(学食)は、収容人数が308人と至って広いものとなっていた。

対外関係[編集]

系列校[編集]

卒業後の進路について[編集]

就職について[編集]

注釈[編集]

注釈グループ[編集]

  1. ^ a b 平成12年度より学生募集停止[3][4][注 1]
  2. ^ 2006年度より福井医療短期大学、さらに2010年度からは岐阜保健短期大学、2011年度からは専攻科であるが白鳳女子短期大学にも設置されていった。2023年度現在は、専攻科以外では、仙台青葉学院短期大学のみである。

補足[編集]

  1. ^ 広島県立保健福祉大学へ転換のため。
  2. ^ 現在の文部科学省
  3. ^ うち10。
  4. ^ うち男子6。
  5. ^ うち男子3。
  6. ^ うち男7。
  7. ^ うち女42。
  8. ^ うち男26。
  9. ^ うち男17。
  10. ^ うち男2。
  11. ^ 最終募集となった1999年における体制[12][13]

出典[編集]

  1. ^ 小澤由嗣, 城本修, 石崎文子, 長谷川純, 西村英, 綿森淑子「音声学的対立を利用した単語明瞭度評価法(日本語版)の試み」『音声言語医学』第44巻第2号、日本音声言語医学会、2003年4月、119-130頁、doi:10.5112/jjlp.44.119ISSN 00302813NAID 10010736506 
  2. ^ 都道府県展望 (1)(436)より。
  3. ^ 文教協会'2000.
  4. ^ 大学資料 (146)より。
  5. ^ a b 文教協会'2003.
  6. ^ Current Hiroshima = カレントひろしま : economic research 1月(81)より。
  7. ^ 週刊教育資料 = Educational public opinion (394)(524);1994・5・23より。
  8. ^ a b 文教協会'1995.
  9. ^ 文部省'95, p. 59.
  10. ^ 文部省'99, p. 58.
  11. ^ 書誌詳細より。
  12. ^ 文教協会'1999.
  13. ^ 広島県立保健福祉短期大学'1998, p. 3.
  14. ^ 広島県立保健福祉短期大学'1998, p. 5.
  15. ^ 広島県立保健福祉短期大学'1998, p. 7.
  16. ^ 広島県立保健福祉短期大学'1998, p. 9.
  17. ^ 広島県立保健福祉短期大学'1998, p. 11.
  18. ^ 広島県立保健福祉短期大学'1998, p. 13.
  19. ^ a b 広島県立保健福祉短期大学'1998, p. 19-20.
  20. ^ 保健福祉総合研究 : 21世紀を展望した保健福祉システムに向けてより。
  21. ^ 保健・医療従事者の倫理より。
  22. ^ 広島県立保健福祉短期大学紀要より。
  23. ^ 広島県立保健福祉短期大学'1998, p. 21-22.
  24. ^ 広島県立保健福祉短期大学'1998, p. 00.
  25. ^ 広島県立保健福祉短期大学'1998, p. 17-18.

参考文献[編集]

全国学校総覧[編集]

全国短期大学高等専門学校一覧[編集]

短期大学入学案内冊子[編集]

  • 広島県立保健福祉短期大学『ここから未来がはじまる。-広島県立保健福祉短期大学 大学案内'99-』広島県立保健福祉短期大学。 

関連項目[編集]

関連サイト[編集]