宮路オサム

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宮路 オサム
出生名 細木 一馬
別名 宮路 おさむ
生誕 (1946-08-30) 1946年8月30日(77歳)
日本の旗 日本 新潟県佐渡郡相川村(現・佐渡市
出身地茨城県北茨城市
学歴 茨城県立磯原高等学校卒業[1]
ジャンル 演歌
職業 歌手
担当楽器
活動期間 1967年殿さまキングスとして) - 現在
レーベル ビクターエンタテインメント
EMIミュージック・ジャパン
ホリデージャパン
事務所 ホリデージャパン

宮路 オサム(みやじ おさむ、本名 細木一馬1946年8月30日 - )は、日本演歌歌手

殿さまキングスのボーカルとして活躍、味のある風貌、抜群の歌唱力と独特の印象的な節回しで有名な歌手である。

来歴・人物[編集]

新潟県佐渡郡相川村で生まれ、同地で幼少期を過ごした後[2]茨城県北茨城市へ転居。

1967年に殿さまキングスのメンバーとして活動開始。当初は、コミックバンドなどで活躍していたが、歌謡曲に転向。メインボーカルとして1973年にリリースされた「なみだの操」は、爆発的なヒットとなった。後に続く「夫婦鏡」「おんなの運命」などもヒットした。1990年に殿さまキングスは解散。その後も引き続きソロ歌手として活躍。「なみだの操」など殿さまキングス時代の曲や、殿さまキングス解散後に長田あつしが結成した「オヨネーズ」の歌もそのまま歌い継いでいる。

現在でも、各種歌番組などのテレビやラジオ、敬老の集いの歌謡ショーステージなどに出演している。また作詞、作曲、俳優業など、幅広く活躍している。

ディスコグラフィ[編集]

シングル[編集]

# 発売日 曲順 タイトル 作詞 作曲 編曲 規格品番
1 1990年
8月21日
01 一世一代 星野哲郎 弦哲也 丸山雅仁 VIDL-10052
02 おさと
2 1992年
9月23日
01 女房 荒木とよひさ 彩木雅夫 馬場良 TODT-2912
02 水化粧
3 1993年
10月20日
01 舞酔い酒 石本美由起 伊藤雪彦 伊戸のりお TODT-3110
02 夢人 荒木とよひさ 岡千秋 前田俊明
4 1994年
9月21日
01 女ひとりの夜はさ 高須郷 津軽けんじ 伊戸のりお TODT-3296
02 いのち酒 富田洋行 酒田稔 池多孝春
5 1995年
6月21日
01 縄のれん 高須郷 深谷昭 TODT-3507
02 恋おんな かみむら螢 城賀イサム 伊戸のりお
6 1996年
7月10日
01 夢情話 和泉友大 宮路オサム 馬場良 TODT-3721
02 おもかげ 海老原秀元 津軽けんじ
7 1997年
4月16日
01 酒二合 和泉友大 宮路オサム TODT-3946
02 風来ながれ唄 京えりこ 大谷明裕 池多孝春
8 1998年
5月20日
01 根室の辰 木下龍太郎 たもと正 TODT-5153
02 言い訳 和泉友大 宮路オサム 馬場良
9 1999年
5月19日
01 バカな奴 池多孝春 TODT-5296
02 花ぼたる 馬場良
10 2000年
3月8日
01 高橋直人 たもと正 池多孝春 TODT-6008
02 そして別れて 和泉友大 宮路オサム
11 2000年
10月12日
01 男と男 小金井一正 たもと正 馬場良 TODT-6065
02 四十路駅 和泉友大 宮路オサム
12 2001年
9月7日
01 木村三郎 51才 伊戸のりお TODT-6085
02 男の恩情 仲本憲笙 たもと正
13 2002年
6月5日
01 おんなのシャボン玉 荒木とよひさ 彩木雅夫 TODT-6094
02 15才の旅立ち 和泉友大 宮路オサム
14 2003年
2月5日
01 おもかげ情話 佐伯亮 TODT-6109
02 北漁港 いとう龍 たもと正
15 2004年
1月21日
01 あなたが命 北てつろう 宮路オサム TOCT-4664
02 朝の雨 和泉友大 馬場良
16 2004年
10月20日
01 酒無情 たきのえいじ 浜圭介 今泉敏郎 TOCT-4759
02 炎の川 仁井谷俊也 宮路オサム
17 2005年
10月26日
01 かすみ草 たきのえいじ TOCT-4919
02 大阪パラダイス
18 2007年
1月17日
01 風来ながれ唄 京えりこ 大谷明裕 矢野立美 TOCT-40076
02 夢あわせ 下地亜記子 宮路オサム 池多孝春
19 2010年
9月1日
01 あんたの女 鈴木紀代 牧野三朗 TJCH-15288
02 華神輿[3] 高橋直人
20 2011年
9月21日
01 おまえと生きる 荒川利夫 斉藤功 TJCH-15325
02 酒人生 藤原良 牧野三朗
21 2012年
12月12日
01 だめですね TJCH-15377
02 アディオス
〜また逢えますね〜[4]
鈴木紀代 斉藤功
22 2014年
7月23日
01 春よ来い 宮路オサム 牧野三朗 TJCH-15447
02 俺の女房 麻生あかり 島浩二
23 2015年
7月22日
01 惚れて…玄界灘 オサム&良 宮路オサム TJCH-15487
02 勝手な人ね 夢ユメ子 山本陣
24 2016年
11月23日
01 一万八千五百日 和泉友大 宮路オサム TJCH-15538
02 いのち いとう彩 やまもと伯
25 2018年
2月21日
01 心のかすみ草 たきのえいじ 宮路オサム 藤井弘文 TJCH-15581
02 恋は紅いバラ 千家和也 佐瀬寿一 牧野三朗
26 2020年
1月22日
01 人生捨てたもんじゃない 下地亜記子 宮路オサム 藤井弘文 TJCH-15643
02 いつかきっと… 與那覇忠 牧野三朗
27 2023年
1月25日
01 卵かけごはん 紺野あずさ 宮路オサム 藤井弘文 TJCH-15690
02 祭りだまつり 羽蝶天まいこ

デュエット・シングル[編集]

発売日 デュエット 曲順 タイトル 作詞 作曲 編曲 規格品番
1995年
8月2日
三船和子 01 金春物語 井村昭治 伊達信介 伊戸のりお TODT-3545
02 合縁奇縁 石本美由起 花野こうじ 池多孝春
2013年
6月19日
Venus
(青木あき)
01 アディオス
〜また逢えますね〜2013Ver.
鈴木紀代 宮路オサム 斉藤功 TJCH-15401
2013年
7月24日
Venus
(とくさ和子)
TJCH-15402
2013年
7月31日
Venus
(美咲ゆみ)
TJCH-15400
Venus
(イ・ジョンエ)
TJCH-15411
2013年
9月18日
Venus
(瓦川ユミ)
TJCH-15415

アルバム[編集]

発売日 タイトル 規格品番
1990年8月21日 一世一代 VICL-53
1993年11月24日 舞酔い酒〜なみだの操 TOCT-8228
1994年10月26日 ニューベストナウ TOCT-8583
1995年10月25日 全曲集 TOCT-9162
1996年7月17日 夢情話〜酒綴り TOCT-9505
1996年10月23日 全曲集 TOCT-9668
1997年6月25日 男って奴は〜酒二合12 TOCT-9875
1997年10月22日 全曲集 TOCT-9969
1998年7月8日 男の純情〜根室の辰12 TOCT-10345
1998年10月21日 全曲集 TOCT-10474
1998年12月9日 歌カラベスト4 TOCT-10602
1999年7月7日 バカな奴・涙の酒〜恋歌14 TOCT-24164
1999年10月20日 全曲集 TOCT-24221
2000年10月12日 全曲集2001 TOCT-24442
2001年10月6日 全曲集2002 TOCT-24669
2002年10月9日 全曲集2003 TOCT-24863
2003年9月10日 全曲集2004 TOCT-25141
2004年9月29日 全曲集 TOCT-25472
2005年9月28日 TOCT-25753
2006年9月27日 全曲集2007 TOCT-26090
2007年9月26日 全曲集2008 TOCT-26356
2008年9月26日 全曲集 TOCT-26665
2012年3月21日 ベストアルバム 一万六千二百日-明日に架ける歌- TJCH-10120
2014年10月22日 ベストアルバム2014 TJCH-10125
2017年5月24日 ゴールデン☆ベスト UPCY-7290

楽曲提供[編集]

  • 梓夕子
    • 「だめな私」(2016年/作曲)
  • 香田晋
    • 「雪次郎鴉」(1995年/作曲)
  • 塚原哲平
    • 「男の金字塔」(2008年/作曲)
    • 「雪次郎鴉」(2013年/作曲)
  • 若原りょう
    • 「電話」(2004年/作曲)
    • 「だって好きだから」(2004年/作詞・作曲)
    • 「Good-Bye 東京」(2005年/作曲)

映画[編集]

テレビ出演[編集]

ラジオ[編集]

  • 「宮路オサムのラジオは545[5]」→「宮路オサムと幡千恵子のラジオは545」(不明 - 2020年3月29日、茨城放送
  • 「オサムとトモコの「パンドラの箱」」(2021年12月6日 - 2022年3月、毎週月曜日 21:30-22:00、ラジオ関西[6])

CM[編集]

  • 「カラオケのど自慢」(大木)

エピソード[編集]

こぶしをコロコロ回してビー・ジーズの「マサチューセッツ」などを歌う“演歌マサチューセッツ”が得意の持ちネタだったが、このネタの誕生は、ある歌番組の本番前に何気なく宮路が(こぶしコロコロで)洋楽を口ずさんでいるのを聴いた沢田研二ザ・タイガース時代と思われる)が大受けし、それを非常に気に入って「それ、もっとやった方がいいよ!」と助言したことがきっかけとなった。

脚注[編集]

  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.524
  2. ^ 2023年1月1日放送「夏木ゆたかのホッと歌謡曲」ゲストインタビューより
  3. ^ デュエット:塚原哲平
  4. ^ デュエット:Venus (ヴィーナス)
  5. ^ 放送時間にちなむ。(毎週日曜17:45~18:00に放送していた)
  6. ^ 12月新番組のお知らせ”. ラジオ関西. 2021年12月10日閲覧。

外部リンク[編集]