コンテンツにスキップ

SKM Park

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大魯閣草衙道から転送)
SKM Park
園内 地図
店舗概要
所在地 806中華民国の旗 台湾高雄市前鎮区中山四路100
座標 北緯22度34分56.6秒 東経120度19分43.2秒 / 北緯22.582389度 東経120.328667度 / 22.582389; 120.328667
開業日 2016年5月9日
土地所有者 高雄捷運公司
施設管理者 新光三越
敷地面積 約86,000 m2
延床面積 約114,380(約34,600坪) m2
店舗数 約220
営業時間 曜日により異なる。公式サイト参照
最寄駅 高雄捷運紅線草衙駅
外部リンク 公式ウェブサイト(繁体字中国語)
テンプレートを表示

SKM Park台湾高雄市前鎮区にある大型ショッピングモール鈴鹿サーキットパーク(鈴鹿賽道楽園)を含むアミューズメントパークが併設されたアウトレットモールで、2016年5月9日に「大魯閣草衙道」として開業した[1]高雄国際空港から高雄メトロ(地下鉄)で1駅の場所に位置し、外国人観光客を含めて年間で1,000万人を見込む、台湾南部で最大規模の商業施設となる[2]

概要

[編集]

高雄捷運南機廠内の所有地を大型商業施設の開発を目的に利用法を公募し、大魯閣グループの大魯閣開発公司が商業施設として開発、管理する。敷地面積は86,000平方メートル、ショッピングモールの売り場延べ床面積は114,380平方メートル。 2段階の開発計画で、モータースポーツテーマパーク「鈴鹿サーキットパーク」とショッピングモールからなる第1期分は2014年6月15日起工、2016年5月9日正式開業。 第2期分として、温泉施設併設のシティー・リゾートホテルを2018年に起工、2025年の完工を予定している[3][4][5][6][7][8][9]。開業半年で入場者数500万人[10]、1年余りで1,000万人を突破した[11]

2017年7月、運営企業の大魯閣開発公司を100%完全子会社としていた大魯閣実業公司はモール内に入居するテナント確保と競争力を強化するべく、保有株の60%を新光三越百貨股分有限公司に譲渡すると発表し[12]、入場者数に比して目標未達だった売上高向上を図ることになった[11]。2020年、大魯閣実業は大魯閣開発株を新光三越に譲渡し、新光三越はモール(草衙道購物中心)部分の保有比率9割超となった[13]。 過半数を掌握している百貨店・レジャー部門でも、百貨店エリアを2021年以降にアウトレット・モール化する方針を打ち出している[14]。その後2022年1月26日にモール部分は「SKM Park」に改称し、プレオープンした[15]

モールエリア

[編集]

主な施設、テナントは以下の通り。

オープンモール

[編集]
  • タロコパークトロリー(草衙道電車) - 園内移動用の木造電車
  • カルーセル(メリーゴーランド) - ゲートにある
  • 晴光之丘(Sunshine Hill)
  • 曼麗大道 - ショッピングモール間の通路
  • 路面店
    • 鈴鹿賽道楽樂園旗艦店(オフィシャルパークショップ) - コチラ、鈴鹿サーキットのグッズも取り扱っている(大道東1F)
    • STUDIO A(Apple製品正規販売店)(大道東1F)、同修理センター(同2F)
    • H&M - 大道東1-2F
    • ミスタードーナツ(大道東1F)

インナーモール

[編集]

大道西(West Mall)

[編集]

鈴鹿サーキットパーク

[編集]
鈴鹿サーキットパーク
正体字: 鈴鹿賽道樂園
英文表記: SUZUKA CIRCUIT PARK
サーキットホイール
サーキットホイール
施設情報
テーマ モビリティ
キャッチコピー チャレンジ![1]
事業主体 大魯閣開発股份有限公司
管理運営 大魯閣開発股份有限公司、
モビリティランド
面積 約30,000平方メートル
開園 2016年5月9日
所在地 806中華民国の旗 台湾高雄市前鎮区中山四路100号
位置 北緯22度34分59.5秒 東経120度19分44.5秒 / 北緯22.583194度 東経120.329028度 / 22.583194; 120.329028座標: 北緯22度34分59.5秒 東経120度19分44.5秒 / 北緯22.583194度 東経120.329028度 / 22.583194; 120.329028
公式サイト http://www.suzukacircuitpark.com/(繁体字中国語)
テンプレートを表示

鈴鹿サーキットパークはモビリティランドがライセンス供与と施設のコンサルティングを行う複合娯楽施設。敷地面積は約30,000平方メートル。運営している大魯閣開発公司を完全子会社とする大魯閣繊維公司は、既に桃園市桃園区内において、同様のカートレース場「大魯閣卡丁車場」を運営している。鈴鹿サーキットのコースレイアウトおよびその名称、付帯アミューズメント施設が日本国外に進出する初のケースとなる。(以下、太字は日本のモートピアにもある施設)

ミニ鈴鹿サーキット(Mini Suzuka Circuit)

[編集]

実物の鈴鹿サーキットの国際レーシングコースのコースレイアウトを立体交差やS字コーナー、130R、シケインを含め10分の1サイズで再現した全長600mのレンタルカートコース。園内の観覧車もホームストレート手前のシケイン付近に立地している。高速カート車のほか、低速車、タンデム車、キッズカートがある。 事前に会員登録後(日本語や英語も可能)、約30分の講習を受け、8分間での周回数を競う。当日および歴代ベストタイムが会場内のスクリーンで発表される。

その他

[編集]

鈴鹿ツインリンクもてぎ内の一部アトラクションが移植され、鈴鹿同様にレーシングカーのシミュレーターや交通安全教育施設なども設けられる。

  • コチラプッチタウン
    • コチラドライビングスクール - 子供向け自動車教習所。交通ルールやマナーを学べる。
    • キッズバイク
    • ドリフトキッズレーサー
    • チクタクトレイン - 電車を運転し、時間を守って駅に到着する。
    • サーキットホイール - 文字通り「サーキットにある観覧車」。ミニ鈴鹿サーキットはもちろん、高雄市内や高雄港まで見渡すことができる。
  • スキルアップ・ヴィレッジ
    • アクロエックス - 水溜りやガタガタ道などオフロード走行を車で体験できる。
    • ドリフトS
    • エアレーサーズ
    • Gスピード
    • ドロップゾーン - フリーフォールタワー

料金

[編集]

入園は無料だが、各種アトラクション施設と草衙道電車は個別に料金が必要で、チケットセンターおよび券売機で購入する。 額面の料金を満たす残高の一卡通を所持していればアトラクション入口のセンサーにタッチするだけでよい。

その他

[編集]

開業翌月に園外の区画内で「Hotel-D 航空館(蒂亞飯店)」が開業したほか、園内にオフィシャルホテルが開業予定。

ショッピングセンター国際評議会英語版主催の「2016 ICSC Asia Pacific Shopping Center Awards」(アジア・ショッピングセンター・アワード)新規・拡張・リニューアル開業部門の銀賞に選出[10][16]

アクセス

[編集]
コチラのキャラクターが描かれた捷運草衙駅2号出口

高雄捷運と直結しており、市内のみならず台湾高速鉄道左営駅台鉄高雄駅高雄国際空港を介しての国内外からのアクセスもよい。

鉄道

[編集]
高雄捷運

自動車

[編集]

バス

[編集]
高雄市公車
  • 最寄り停留所は「捷運草衙站」、「草衙站(捷運公司)」。
系統 事業者 区間 備考
69A
69B
zh:港都客運 zh:小港站 - 台湾鉄路管理局高雄駅
紅6 zh:東南客運 草衙駅 - 小港站
  • 小港区行政中心、高雄国際花市経由。
紅7A
紅7B
紅7C
東南客運 后安路 - 孔宅
  • 臨廣加工区、桂林社区、機場咖啡、孔宅社区経由。
  • A線后安路站で折返し(紅毛港路、明鳳三路経由)。
  • B線后安路站で折返し(紅毛港路、明鳳三路は経由せず)。
  • C線漁業署まで延長運行。
紅9A
紅9B
港都客運 zh:前鎮站 - 旗津フェリー乗り場
  • 二段運賃(緩衝区:漁港南一路口 - 廣濟宮)
  • 前鎮フェリー乗り場、天后宮站経由。
  • B線折返し便は旗津漁港経由。
E10 高雄客運 草衙駅 - 樹徳科技大学

主題曲

[編集]
  • 作曲: J.Wu (Johnny Wu) 作詞: 翁愷均

出典

[編集]
  1. ^ a b 鈴鹿サーキットとコンセプトを同じくするモビリティのテーマパーク
  2. ^ (モビリティランド)鈴鹿サーキットのコンセプト・コースレイアウトを輸出したモビリティテーマパーク「SUZUKA CIRCUIT PARK」が台湾・高雄市で本日開業
  3. ^ (繁体字中国語)林孟汝 (2016年5月6日). “大魯閣草衙道將登場 內部設施搶先看”. 中央通訊社. https://www.cna.com.tw/news/afe/201605060199-1.aspx 2016年5月9日閲覧。 
  4. ^ (繁体字中国語)“攜手日商 大魯閣 高雄蓋汽車主題樂園”. 中時電子報. (2013年3月3日). https://tw.sports.yahoo.com/news/%E6%94%9C%E6%89%8B%E6%97%A5%E5%95%86-%E5%A4%A7%E9%AD%AF%E9%96%A3-%E9%AB%98%E9%9B%84%E8%93%8B%E6%B1%BD%E8%BB%8A%E4%B8%BB%E9%A1%8C%E6%A8%82%E5%9C%92-213000151.html 
  5. ^ (繁体字中国語)捷運南機廠開發案再現高雄多元投資亮點” (2012年10月25日). 2013年1月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年7月20日閲覧。
  6. ^ (繁体字中国語)「大魯閣草衙道開發案日本發表會」再現高雄多元投資亮點” (2013年3月2日). 2013年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年7月20日閲覧。
  7. ^ (繁体字中国語)大魯閣草衙道”. 2016年7月20日閲覧。
  8. ^ (繁体字中国語)大魯閣超酷...賽車道搬進商場”. 2016年5月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年7月20日閲覧。
  9. ^ (繁体字中国語)大魯閣草衙道 5月9日開幕”. 2016年6月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年7月20日閲覧。
  10. ^ a b (繁体字中国語)“《紡纖股》大魯閣草衙道獲亞洲購物中心銀獎”. 中時電子報. (2016年10月13日). http://www.chinatimes.com/realtimenews/20161013002208-260410 
  11. ^ a b “●大魯閣、新光三越に高雄SCを譲渡”. な~るほど・ザ・台湾. (2017年7月12日). https://naruhodo.com.tw/2017/07/12/%E2%97%8F%E5%A4%A7%E9%AD%AF%E9%96%A3%E3%80%81%E6%96%B0%E5%85%89%E4%B8%89%E8%B6%8A%E3%81%AB%E9%AB%98%E9%9B%84sc%E3%82%92%E8%AD%B2%E6%B8%A1/ 2017年8月30日閲覧。 
  12. ^ “大魯閣、高雄SC株を新光三越に譲渡”. NNA ASIA. (2017年7月11日). https://www.nna.jp/news/show/1633390 
  13. ^ “《百貨股》大魯閣拚轉盈 出售賽道樂園”. 中国時報 (Yahoo奇摩). (2020年9月29日). https://tw.stock.yahoo.com/news/%E7%99%BE%E8%B2%A8%E8%82%A1-%E5%A4%A7%E9%AD%AF%E9%96%A3%E6%8B%9A%E8%BD%89%E7%9B%88-%E5%87%BA%E5%94%AE%E8%B3%BD%E9%81%93%E6%A8%82%E5%9C%92-000039577.html 
  14. ^ “大魯閣草衙道傳轉型outlet”. 中国時報. (2020年12月25日). https://www.chinatimes.com/newspapers/20201225000312-260204?chdtv 
  15. ^ “高雄2.6萬坪outlets「SKM Park」明見客!全年3折起 新光三越:防疫嚴陣以待”. 台灣蘋果日報. (2022年1月25日). https://tw.appledaily.com/life/20220125/M7DLOQOKR5H7HGP3LQSSRUWWJU/ 
  16. ^ (英語)ASIA PACIFIC SHOPPING CENTER AWARDS WINNERS(P13)

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]
公式