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夜光

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
夜光
町丁
夜光交差点。右奥から手前に来る道路が国道132号
地図北緯35度31分33秒 東経139度44分55秒 / 北緯35.525906度 東経139.7487度 / 35.525906; 139.7487
日本の旗 日本
都道府県 神奈川県の旗 神奈川
市町村 川崎市
行政区 川崎区
地区 大師支所
人口情報2024年(令和6年)6月30日現在[1]
 人口 93 人
 世帯数 90 世帯
面積[2]
  0.882233050 km²
人口密度 105.41 人/km²
設置日 1967年昭和42年)10月4日
郵便番号 210-0863[3]
市外局番 044(川崎MA[4]
ナンバープレート 川崎
ウィキポータル 日本の町・字
神奈川県の旗 ウィキポータル 神奈川県
ウィキプロジェクト 日本の町・字
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夜光(やこう)は、神奈川県川崎市川崎区臨海部町名。現行行政地名は夜光1丁目から夜光3丁目。1967年昭和42年)10月4日住居表示が施行されている[5]。面積は88.2 ha[2]

地理

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川崎市臨海部に位置する。東北から西南に向けて一丁目・二丁目・三丁目が並ぶ。西北に位置する塩浜千鳥運河の間に細長く伸び、北で田町小島町、南東の千鳥運河にかかる千鳥橋越しに千鳥町水江運河越しに水江町、西を池上町と接する。町名は「夜光」だが、「夜光」と表記されているものもある。一帯は工業地帯であるため工場が多く、住宅は少ない。付近にある川崎大師と密接な関係をもっている地名でもある。

歴史

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川島勘左衛門・富右衛門が埋立造成した夜光新田、和泉氏が造成した和泉新田、小島新田の一部からなり、1937年(昭和12年)から1960年(昭和35年)の埋立事業により現在の町域が完成する。1965年(昭和40年)10月6日土地区画整理事業(大師臨港地帯 第4工区)の換地処分[6]及び住居表示の実施[7]に伴い、夜光1丁目、夜光2丁目、夜光3丁目が設置された。

地名の由来

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夜にもかかわらず、海中に光が煌々と灯っていたことから、付近一帯に「夜光」の名がついた。この光り輝く海に、「川崎大師」の名で有名な平間寺の開基である平間兼乗が網を投げ入れたところ、弘法大師像を引き揚げた。それを安置したものが現在の平間寺である。

交通

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国道132号が通過しているほか、川崎市営バスも運行している。また、神奈川臨海鉄道千鳥線も、夜光町交差点のすぐそばを通っている。

世帯数と人口

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2024年(令和6年)3月31日現在(川崎市発表)の世帯数と人口は以下の通りである。夜光1丁目・2丁目のごく一部(商業地域)を除き、ほぼ全域が工業専用地域に指定されており、住民がごくわずかのため、1丁目・2丁目の合計のみ掲載する[1]

町丁 世帯数 人口
夜光1丁目 90世帯 93人
夜光2丁目
夜光3丁目 0世帯 0人

人口の変遷

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国勢調査による人口の推移。

人口推移
人口
1995年(平成7年)[8]
90
2000年(平成12年)[9]
96
2005年(平成17年)[10]
108
2010年(平成22年)[11]
112
2015年(平成27年)[12]
85
2020年(令和2年)[13]
86

世帯数の変遷

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国勢調査による世帯数の推移。

世帯数推移
世帯数
1995年(平成7年)[8]
49
2000年(平成12年)[9]
66
2005年(平成17年)[10]
86
2010年(平成22年)[11]
41
2015年(平成27年)[12]
73
2020年(令和2年)[13]
32

学区

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市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2023年4月時点)[14][15]

丁目 番・番地等 小学校 中学校
夜光1丁目 全域 川崎市立四谷小学校 川崎市立南大師中学校
夜光2丁目 全域
夜光3丁目 全域

事業所

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2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[16]

丁目 事業所数 従業員数
夜光1丁目 57事業所 2,176人
夜光2丁目 19事業所 386人
夜光3丁目 25事業所 552人
101事業所 3,114人

事業者数の変遷

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経済センサスによる事業所数の推移。

事業者数推移
事業者数
2016年(平成28年)[17]
100
2021年(令和3年)[16]
101

従業員数の変遷

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経済センサスによる従業員数の推移。

従業員数推移
従業員数
2016年(平成28年)[17]
4,396
2021年(令和3年)[16]
3,114

施設

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夜光を舞台とした作品

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その他

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日本郵便

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警察

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町内の警察の管轄区域は以下の通りである[19]

丁目 番・番地等 警察署 交番・駐在所
夜光1丁目 全域 川崎臨港警察署 殿町交番
夜光2丁目 全域
夜光3丁目 全域

脚注

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  1. ^ a b 令和6年町丁別世帯数・人口 6月末日現在” (xls). 川崎市 (2024年7月25日). 2024年8月16日閲覧。 “(ファイル元のページ)(CC-BY-4.0)
  2. ^ a b 町丁別面積(総務省統計局「地図で見る統計(統計GIS)の数値」令和2年国勢調査)” (XLS). 川崎市 (2024年1月25日). 2024年3月20日閲覧。 “町丁別面積(総務省統計局「地図で見る統計(統計GIS)」の数値)
  3. ^ a b 夜光の郵便番号”. 日本郵便. 2021年8月11日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
  5. ^ 区別町名一覧表(川崎区)”. 川崎市 (2012年4月6日). 2012年10月17日閲覧。
  6. ^ "川崎区の施行地区一覧". 川崎市. 2023年9月13日閲覧
  7. ^ "区別町名一覧表(川崎区)". 川崎市. 2023年9月13日閲覧
  8. ^ a b 平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
  9. ^ a b 平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
  10. ^ a b 平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
  11. ^ a b 平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
  12. ^ a b 平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
  13. ^ a b 令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2022年2月20日閲覧。
  14. ^ 川崎区の小学校(町丁名順)”. 川崎市 (2016年4月5日). 2023年8月23日閲覧。
  15. ^ 川崎区の中学校(町丁名順)”. 川崎市 (2016年4月5日). 2023年8月23日閲覧。
  16. ^ a b c 経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
  17. ^ a b 経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
  18. ^ 郵便番号簿PDF(2023年度版) 表紙等付属資料” (PDF). 日本郵便. 2024年2月10日閲覧。 “郵便番号データダウンロード 郵便番号簿PDF(2023年度版)
  19. ^ 交番案内/川崎臨港警察署/神奈川県警察”. 神奈川県警察. 2023年8月23日閲覧。

関連項目

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