堀之内 (川崎市)

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堀之内町
—  町丁  —
堀之内ソープ街
堀之内町の位置(神奈川県内)
堀之内町
堀之内町
堀之内町の位置
座標: 北緯35度32分0.76秒 東経139度42分21.59秒 / 北緯35.5335444度 東経139.7059972度 / 35.5335444; 139.7059972
日本の旗 日本
都道府県 Flag of Kanagawa Prefecture.svg 神奈川県
市町村 Flag of Kawasaki.svg 川崎市
川崎区
面積[1]
 - 計 0.0648km2 (0mi2)
人口 (2017年(平成29年)12月31日現在)[2]
 - 計 1,165人
等時帯 日本標準時 (UTC+9)
郵便番号 210-0003[3]
市外局番 044 (川崎MA)[4]
ナンバープレート 川崎

堀之内(ほりのうち)は神奈川県川崎市川崎区にある町名「堀之内町」のこと。郵便番号は210-0003[3]。面積は0.0648km²[1]。堀之内には、ソープランド街があり、関東では東京吉原に次ぐ規模である。以下、堀之内のソープランド街を中心に記述する。

歴史[編集]

当地は平安時代末期の武将である河崎基家の居所に比定されている[5]。後に、小田原北条氏家臣の間宮氏が住した。 寛永8年(1631年)、元禄10年(1697年)、幕末ともに堀之内は幕府領であるが[5]天正20年(1592年)の山王社(稲毛神社)の検地帳に村名が記録があるように[6]、山王社領があった[5]

江戸時代よりこの近辺は東海道川崎宿宿場町として栄え、飯盛女を置いていた旅籠が多かった。戦後も青線地帯として売春が行われていたが、1958年に売春防止法が施行されたことにより、多くの売春宿は廃業に追い込まれたが、一部の店舗はちょんの間として細々と営業していた。

1960年、堀之内に初めてのトルコ風呂である「京浜トルコ」が開店した[7]。1966年に風俗営業等取締法が改正されて堀之内地区が公式にトルコ風呂の許可地域となり、1969年に城郭風の豪華建築の高級トルコ風呂である「川崎城」が開店すると大成功し、トルコ街として栄えることになった。さらに同店に勤務する嬢が「泡踊り」と呼ばれるボディ洗いのマットプレイのサービスを発明したといわれる[8]。「泡踊り」のサービスは日本中のトルコ風呂へ広がっていったが、その本家堀之内では「川崎流」と呼ばれる「泡踊り」の技術(どのような体の向きや位置であっても絶対に肌の密着を中断させずに行うもの)が発明され[9]、「テクニックの堀之内」と呼ばれるようになった[10]。なお「川崎流」の源流はトルコ風呂「王朝」だといわれる[9]

1980年代にトルコ風呂はソープランドに改称され、エイズが日本で感染例が確認されて性風俗業界が伸び悩む中、1991年に堀之内特殊浴場協会は全国に先駆けて加盟店に対してコンドーム着用を義務づけることになった。2013年1月現在、堀之内のソープランドの店舗数は、55店舗である(内訳は堀之内特殊浴場協会加盟店が29店舗[11]、川崎堀之内新ソープランド協会加盟店が26店舗[12])。関東では東京吉原に次ぐ規模である。

青線時代からの名残りで「ちょんの間」と呼ばれる業態店舗も多く存在したが、警察の摘発と指導を受け、2005年8月26日に34店舗が加盟する川崎東地区料理飲食店組合が川崎署にて解散を宣言した[13]。これにより組合加盟の店のほとんどが廃業し、組合非加盟の外人娼婦の店など一部の店だけが存続した。しかし2009年に数回にわたる一斉摘発が実施されたことで、韓国人ら34名が逮捕され、9店舗が閉鎖に追い込まれた[13]

世帯数と人口[編集]

2017年(平成29年)12月31日現在の世帯数と人口は以下の通りである[2]

町丁 世帯数 人口
堀之内町 971世帯 1,165人

小・中学校の学区[編集]

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[14][15]

番地 小学校 中学校
全域 川崎市立宮前小学校 川崎市立富士見中学校

交通[編集]

周辺[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ a b 町丁別面積(総務省統計局「地図で見る統計(統計GIS)」の数値)”. 川崎市 (2015年10月26日). 2018年2月15日閲覧。
  2. ^ a b 町丁別世帯数・人口”. 川崎市 (2018年1月25日). 2018年2月15日閲覧。
  3. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2018年2月15日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2018年2月15日閲覧。
  5. ^ a b c 角川日本地名大辞典 14 神奈川県』 角川書店、1984年6月、792頁。ISBN 4040011406
  6. ^ 『神奈川県の地名(日本歴史地名体系14)』 平凡社、1984年2月15日、54頁。ISBN 9784582490145
  7. ^ 小谷野敦 『日本売春史 - 遊行女婦からソープランドまで』 新潮社、2007年9月20日、222頁。ISBN 978-4106035906
  8. ^ 安田理央. “安田理央の ~南町で逢いましょう~ 第2回”. 川崎ソープランドシェルウエスト. 2013年1月6日閲覧。
  9. ^ a b 岩永文夫 『フーゾクの日本史』 講談社、2011年4月20日、143頁。ISBN 978-4062726276
  10. ^ 川崎堀之内特殊浴場協会からのご挨拶”. 川崎堀之内特殊浴場協会. 2013年1月6日閲覧。
  11. ^ a b c 堀之内詳細MAP”. 川崎堀之内特殊浴場協会. 2013年1月6日閲覧。
  12. ^ 川崎堀之内マップ”. 川崎堀之内新ソープランド協会. 2013年1月6日閲覧。
  13. ^ a b ワカバヤシヒロアキ (2012年3月25日). “川崎堀之内町の『ちょんの間』ってどうなったの?”. はまれぽ.com. 2013年1月3日閲覧。
  14. ^ 川崎市立小学校の通学区域”. 川崎市 (2015年4月1日). 2018年2月15日閲覧。
  15. ^ 川崎市立中学校の通学区域”. 川崎市 (2015年4月1日). 2018年2月15日閲覧。

外部リンク[編集]