啓明仮乗降場

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啓明仮乗降場
けいめい
Keimei
遠別 (3.5 km)
(1.6 km) 丸松
所在地 北海道天塩郡遠別町字啓明
北緯44度45分22秒 東経141度47分45秒 / 北緯44.75611度 東経141.79583度 / 44.75611; 141.79583
所属事業者 日本国有鉄道(国鉄)
所属路線 羽幌線
キロ程 106.8* km(留萠起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1956年昭和31年)5月1日
廃止年月日 1987年昭和62年)3月30日
備考 羽幌線廃線に伴い廃駅
*実キロ、営業キロ設定無し
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1977年の啓明仮乗降場と周囲約500m範囲。上が幌延方面。羽幌側に踏切と待合室がある。周囲は牧草地帯で民家が散在しているが、現在はさらに過疎化して左端の民家が残っているだけである。下を流れているのはウツツ川。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

啓明仮乗降場(けいめいかりじょうこうじょう)は、かつて北海道天塩郡遠別町字啓明に設置されていた、日本国有鉄道(国鉄)羽幌線仮乗降場廃駅)である。羽幌線の廃線に伴い、1987年(昭和62年)3月30日に営業を停止し、廃止となった。

歴史[編集]

  • 1956年(昭和31年)5月1日 - 日本国有鉄道(国鉄)天塩線の啓明仮乗降場設定)として開業[1]
  • 1958年(昭和33年)10月18日 - 天塩線を羽幌線に編入し、羽幌線が全通。それに伴い、同線の仮乗降場となる。
  • 1987年(昭和62年)3月30日 - 羽幌線の全線廃止に伴い、営業を停止、廃止となる[1]

仮乗降場名の由来[編集]

地区名より。「互いに指導啓発し、将来に光明を放つ[1]」ことを願っての名称とされている。

構造[編集]

廃止時点で、1面1線の単式ホームを有する地上駅であった。プラットホームは、線路の東側(幌延方面に向かって右手側)に存在した[2]。また、開業から廃止時まで仮乗降場として運営され、正式な駅には格上げされなかった。

駅周辺[編集]

駅跡[編集]

隣の駅[編集]

日本国有鉄道
羽幌線
遠別駅 - 啓明仮乗降場 - 丸松駅

参考文献[編集]

  • 国土地理院25000分の1地形図

脚注[編集]

  1. ^ a b c 太田幸夫 (2004-02-29). 北海道の駅 878ものがたり ~駅名のルーツ探求~ (1 ed.). 札幌市: 富士コンテム. p. 176. ISBN 4-89391-549-5 
  2. ^ 工藤裕之『北海道廃止ローカル線写真集 追憶の鉄路』北海道新聞社、2011年12月、75頁。ISBN 978-4894536197 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]