コンテンツにスキップ

三星マナミ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
三星 マナミ
名前
本名 上野 眞奈美
カタカナ ミツボシ マナミ
ラテン文字 Manami MITSUBOSHI
基本情報
国籍 日本の旗 日本
種目 ハーフパイプ
生年月日 (1984-01-16) 1984年1月16日(40歳)
生誕地 神奈川県横浜市緑区
居住地 長野県下高井郡野沢温泉村
身長 167cm
体重 58kg
ワールドカップ戦歴
デビュー年 2005-2006季
引退年 2013-2014季
獲得メダル
女子 フリースタイルスキー
日本の旗 日本
FISワールドカップ
2012 カードローナ大会 ハーフパイプ
ニュージーランドオープン
2006 ハーフパイプ
ニッポンフリースキーイングオープン
2009 スーパーパイプ
みつぼし まなみ
三星 眞奈美
生年月日 (1984-01-16) 1984年1月16日(40歳)
出生地 日本の旗 日本
神奈川県の旗 神奈川県横浜市緑区
血液型 B型
職業 俳優
活動期間 1993年 - 1996年
活動内容 てれび戦士
事務所 劇団日本児童
テンプレートを表示

三星 マナミ(みつぼし マナミ、1984年1月16日 - )は、日本の女性プロスキーヤー。日本の女性フリースタイルスキーハーフパイプの草分け[1]。2012-13FISワールドカップフリースタイルスキー・ハーフパイプで2位になったほか、ソチオリンピックフリースタイルスキー・ハーフパイプ日本代表でもある[2]。またフリースタイルスキー公式戦女子の部ではフレアという技をメイクし世界で初めて成功させた[3][4]。本名、上野 眞奈美(うえの まなみ)[1]。旧姓、三星(みつぼし)[1]

神奈川県横浜市緑区出身[5][6]。4人兄弟の末っ子[6]。子役として芸能活動を行っていたこともあり、NHK教育『天才てれびくんてれび戦士(出演期間1995年度)としても知られている[1]

略歴

[編集]

成績

[編集]

2002年 - 2003年

  • 全国高等学校スキー選手権大会 回転17位
  • JOCジュニアオリンピック 回転17位

2003年 - 2004年

  • 全日本学生スキー選手権大会 スーパー大回転2位,回転1位
  • 第41回全日本スキー技術選手権大会(2004年2月13日 - 15日) 1位

2004年 - 2005年

  • 全日本学生スキー選手権大会 大回転1位,回転1位
  • 全日本学生スキー技術選手権大会 3位入賞

2005年 - 2006年

  • 全日本学生スキー選手権大会 大回転5位入賞,回転5位入賞
  • 全日本学生スキー技術選手権大会 3位入賞
  • 2005-2006FISワールドカップフリースタイルスキー・ハーフパイプ カナダ・エイペックス 7位入賞
  • ニュージーランドオープン・フリースタイルスキー・ハーフパイプ 3位入賞
  • ニュージーランド カードローナ・コカコーラカップ・ハーフパイプ 4位入賞 

2006年 - 2007年

  • アメリカ US-OPEN・ハーフパイプ 5位入賞
  • ニッポンフリースキーイングオープン2007・ハーフパイプ 10位
  • カナダ ワールドスキー&スノーボードフェスティバル(WSSF)・ハーフパイプ 10位

2007年 - 2008年

  • 2007-2008FISワールドカップフリースタイルスキー・ハーフパイプ 日本・猪苗代 6位入賞
  • ニッポンフリースキーイングオープン2008・ハーフパイプ 7位入賞

2008年 - 2009年

  • ニュージーランドオープン・フリースタイルスキー・ハーフパイプ 3位入賞
  • 2008-2009FISワールドカップフリースタイルスキー・ハーフパイプ フランス・ルコンタミネ 11位
  • 2008-2009FISワールドカップフリースタイルスキー・ハーフパイプ アメリカ・ディアバレー 12位
  • ニッポンフリースキーイングオープン2009・スーパーパイプ 3位入賞
  • FIS世界フリースタイルスキー選手権・ハーフパイプ 日本・猪苗代 16位

2010年 - 2011年

  • FIS世界フリースタイルスキー選手権・ハーフパイプ アメリカ・ソルトレークシティー 10位

2011年 - 2012年

  • 2011-2012FISワールドカップフリースタイルスキー・ハーフパイプ アメリカ・コッパーマウンテン 6位入賞
  • 2011-2012FISワールドカップフリースタイルスキー・ハーフパイプ アメリカ・マンモス 21位

2012年 - 2013年

  • 2012-13FISワールドカップフリースタイルスキー・ハーフパイプ ニュージーランド・カードローナ 2位入賞
  • 2012-13FISワールドカップフリースタイルスキー・ハーフパイプ アメリカ・コッパーマウンテン 11位
  • 2012-13FISワールドカップフリースタイルスキー・ハーフパイプ ロシア・ソチ 16位
  • FIS世界フリースタイルスキー選手権・ハーフパイプ ノルウェー・ボス 4位入賞
  • Dew Tour iON Mountain Championship アメリカ・コロラド 9位

2013年 - 2014年

  • The North Face Park and Pipe Open Series 10位
  • 2013-14FISワールドカップフリースタイルスキー・ハーフパイプ カナダ・カルガリー 5位入賞
  • ソチオリンピックフリースタイルスキー・ハーフパイプ 23位

人物

[編集]

父の経営会社の社員旅行で初めて雪山に行き[6]、2歳の時にスキーを始める。小学4年生の時に新聞広告がきっかけで、両親の反対を押し切り劇団日本児童に入団。芸能界デビュー作は竹内力主演のオリジナルビデオ『仁義』シリーズ[1]1995年、『天才てれびくん』にてれび戦士として出演するが、1996年3月、「タレントで有名になるよりも、スキーで有名になりたい!!!」と[17]、中学1年時にスキー競技専念のため芸能界を引退、アルペン競技に打ち込む[18]

2002年4月、スポーツ推薦で法政大学に入学、体育会スキー部初の女子部員に。ノルウェーリューカンでの秋合宿にてスキー・ハーフパイプを初めて知る。[19]

2005年12月、スポーツキャスターを目指しテレビ系を希望していたが採用試験が不合格、完全就職を断念しプロに転向[20]福島のり子松本悠佳と女性3人組スキーチーム・girl's SKI team Masshを結成[9]。大学卒業後は基礎スキーと競技スキーを両立していたが、前述の大学1年の時のノルウェーの秋合宿にて希望していたフリースタイルスキー・ハーフパイプに転向する[13][19]

2007年1月、USフリースキーイングオープン・スーパーパイプ5位入賞を機に日本の女子スキー・ハーフパイプの第一人者に[21]。同年2月、FIS世界フリースタイルスキー選手権ハーフパイプ日本代表に選出されたが、雪不足により同種目がキャンセル[22]

2010年、フリースキーの普及やフリースキーを通したキッズスポーツ支援を目的として、長野県野沢温泉にスキーショップ「COMPASS」を開店。ダイエット指導士の資格を取得し、セルフメディケーションを促す健康指導も行う[12]

2014年1月、ソチオリンピックへの出場が決定したが[23]、予選で1回目と2回目ともに転倒し、最下位の23位で予選敗退、スキー競技からも引退した[24][25][26]

出演

[編集]

バラエティ

[編集]

その他のテレビ番組

[編集]

オリジナルビデオ

[編集]
  • 仁義4(1995年、日本映像株式会社)

書籍

[編集]

雑誌連載

[編集]
  • 月刊SKI journal(2006年、スキージャーナル)

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e “三星マナミ 冬季日本人初“ママさんメダリスト”に挑戦”. スポーツニッポン. (2013年4月13日). オリジナルの2016年3月4日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160304101400/http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2013/04/13/kiji/K20130413005600520.html 2017年8月16日閲覧。 
  2. ^ a b
  3. ^ Woman Style(三星マナミ インタビュー)【SURF&SNOW】” (2012年12月20日). 2016年6月12日閲覧。
  4. ^ “「諦めずマナミらしかった」 家族が見たソチでの奮闘”. タウンニュース緑区版 (タウンニュース社). (2014年2月27日号). https://www.townnews.co.jp/0102/2014/02/27/226640.html 2016年6月21日閲覧。 
  5. ^ a b c d e f “スキーHP(ハーフパイプ)世界選手権へ”. タウンニュース緑区版 (タウンニュース社). (2013年2月28日). https://www.townnews.co.jp/0102/2013/02/28/178128.html 2016年6月12日閲覧。 
  6. ^ a b c “スキーHP(ハーフパイプ)五輪代表に”. タウンニュース緑区版 (タウンニュース社). (2014年1月23日). https://www.townnews.co.jp/0102/2014/01/23/222127.html 2016年6月12日閲覧。 
  7. ^ 三星 マナミ(みつぼし まなみ)選手が 母校である鴨居中学校を訪問します』(PDF)(プレスリリース)横浜市、2014年2月4日http://www.city.yokohama.jp/ne/news/press/201402/images/phpRXyuGU.pdf2016年6月13日閲覧 
  8. ^ a b ソチ五輪フリースタイルスキー女子ハーフパイプ出場の三星マナミ選手が総長を表敬訪問しました”. 法政大学 (2014年2月18日). 2015年12月29日閲覧。
  9. ^ a b team-massh”. 2007年9月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2006年12月12日閲覧。
  10. ^ 三星マナミ選手が市長と議長を表敬します!』(PDF)(プレスリリース)横浜市、2014年1月20日http://www.city.yokohama.lg.jp/shikai/pdf/kisha/p260121.pdf2016年6月13日閲覧 
  11. ^ Happy☆SMILE”. ☆三星マナミのBLOG☆ - Yahoo!ブログ (2009年12月4日). 2016年6月13日閲覧。
  12. ^ a b 三星 マナミ | ジャパン・スポーツ・マーケティング
  13. ^ a b それぞれの4年間 ~冬の一瞬に縣ける女性アスリートの肖像~ 三星マナミ(女子スキー ハーフパイプ):新種目で初の大舞台に向かうママアスリート こんなに頑張れる自分でいられることがすごく幸せ!”. J SPORTS Webサイト. ジェイ・スポーツ (2014年1月6日). 2016年6月13日閲覧。
  14. ^ プラチナムプロダクション 三星マナミ”. 2013年4月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年2月24日閲覧。
  15. ^ 堀ノ内雅一 2016, p. 70.
  16. ^ 堀ノ内雅一 2016, p. 72.
  17. ^ テレビ戦士☆三星眞奈美だった頃… - ☆三星マナミのBLOG☆ - Yahoo!ブログ” (2007年12月19日). 2014年8月22日閲覧。
  18. ^ 松岡修造 (2013年4月25日). “報道ステーション 三星マナミ選手~母として五輪への挑戦”. 松岡修造オフィシャルサイト. 2016年6月12日閲覧。
  19. ^ a b 「シリーズ人間 ママアスリートネットワーク代表・三星マナミさん 金メダルへ―出産はハンデじゃない」『女性自身』第59巻第21号、光文社、2016年6月7日、68頁。 
  20. ^ Woman Style(三星マナミ インタビュー)【SURF&SNOW】  Vol.2” (2012年12月20日). 2016年6月12日閲覧。
  21. ^ 三星 マナミ(Manami Mitsuboshi) - アスリート情報”. オークリー(OAKLEY) オフィシャルサイト. オークリージャパン. 2016年6月13日閲覧。
  22. ^ ATOMIC Girl's new ski☆”. ☆三星マナミのBLOG☆ - Yahoo!ブログ (2007年2月27日). 2016年6月12日閲覧。
  23. ^ 日本オリンピック委員会. “スキーHP、五輪代表に小野塚ら ソチで初採用種目”. 2014年1月16日閲覧。
  24. ^ 応援していただいた全ての方へ!! - ☆三星マナミのBLOG☆ - Yahoo!ブログ” (2014年2月21日). 2014年8月22日閲覧。
  25. ^ 応援ありがとうございました!!”. 公式サポーターズクラブサイト (2014年2月21日). 2015年12月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年6月12日閲覧。
  26. ^ Manami Mitsuboshi Ueno2014年2月24日の投稿 - Facebook

参考文献

[編集]
  • Prolog編集部、小波堂、高倉文紀 著、北川昌弘、T.P.ランキング 編『HEISEI子役・美少女名鑑 小中学生子役・美少女タレント完全データブック』オフィスK21、宙出版主婦と生活社、1995年10月2日、196頁。ISBN 978-4391117851 
  • 堀ノ内雅一「シリーズ人間 ママアスリートネットワーク代表・三星マナミさん 金メダルへ―出産はハンデじゃない」『女性自身』第59巻第21号、光文社、2016年6月7日、66-72頁。 

外部リンク

[編集]