ローソク岩

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島泊漁港から見るローソク岩

ローソク岩(ローソクいわ)は、北海道余市郡余市町潮見町沖、約550mに存在するでできた無人島である。

概要[編集]

ローソク岩は、日本海に存在する無人島の1つで、面積は0.001km2である[1][2]ニセコ積丹小樽海岸国定公園の一部に指定されている[1]

積丹半島の海岸部分は断崖が連続し、その沿岸部には奇岩があちらこちら見られるが、このローソク岩も、そのような奇岩の1つに数えられる[3]。なお、ローソク岩の高さは、約46メートル。岩の上には神社が存在する。その形状から、「を指している」とも喩えられる。また人々の目を引いたことから、積丹半島(または、この岩が存在する自治体である余市町)のシンボル的な存在となっており、そして、観光資源の1つともなっている。昔はもっと太く、丸い岩だったものが、1940年8月2日の積丹半島沖地震の際に発生した津波のため半分に割れ現在の大きさになった。津波によって現在の形になる前は、この岩を「カムイ・イカシ」(男神)として崇め、女性が岩へ上がると不漁になると信じられていたので、そのような行為は禁じられていた。

以前は旧滝ノ澗トンネル周辺からが最も近くに見えていたが、新しいトンネルが開通し、国道229号からはすぐそばに見ることができなくなった[4]。このため、隣のワッカケトンネルの古平側出口付近に眺望スペースとなる駐車帯が建設されている[5]。ローソク岩を過ぎるとが沖に向って遠吠えしているように見えるセタカムイ岩がある。付近一帯の奇岩は、那須火山帯が生み出したものといわれている。

名の由来[編集]

現在のその形状がローソクを連想させたのではなく、まだ岩が津波前に丸かった頃、ニシンの大群のが岩に張り付きローソクのように光ったという説と、ニシンを追ったカモメの大群がこの岩にびっしりをし、糞中のリンの成分が夜間に、ぼーっと明るく光ったからだという説がある。

伝説[編集]

ニシンの豊漁に湧いたその昔(約500年前)、若い漁師女神からもらったを持ち魔物退治に出かけたまま戻らず、海に沈んだ兜と剣が岩になり海面に姿を現したという伝説が残されている。

その他の蝋燭岩[編集]

ローソク岩、ロウソク岩、蝋燭岩など、表記は様々だが、同名の岩はあちらこちらに存在する。以下は、そのリストである。

  • ローソク岩 - 岩手県宮古市浄土ヶ浜の北にある大沢海岸に存在するローソク岩は、1939年9月に天然記念物に指定されている。ローソク岩本体は火成岩の1種の花崗岩質の岩脈でできており[6]、高さは約40メートルある[7]。なお、この岩脈には水平方向に節理が見られる[6]
  • ローソク岩 - 北海道利尻郡利尻町に属する、利尻山山頂付近の溶岩の塊とされる立岩[8]
  • ロウソク岩 - 北海道苫前郡苫前町に属する、日本海に存在する無人島の1つである。面積は、0.00053平方キロメートル[9][2]
  • ロウソク岩 - 北海道瀬棚郡瀬棚町に属する、瀬棚港の沖の日本海に存在する無人島の1つである[1]
  • ロウソク岩 - 北海道厚岸郡浜中町に属する、太平洋に存在する無人島の1つである[1]
  • ローソク岩 - 北海道釧路郡釧路町に属する、太平洋に存在する無人島の1つである[10]
  • ロウソク岩 - 東京都小笠原支庁小笠原村に属する、太平洋に存在する無人島の1つである[1]。なお、この岩は、父島列島を構成する島の1つとして数えられる他、小笠原諸島を構成する島の1つとしても数えられる[1]東島の沖合いにあって、この岩も小笠原国立公園の一部に指定されている[1]
  • ローソク岩 - 鹿児島県熊毛郡屋久島町に属する、永田岳山頂西側に聳える岩峰[11]

この他にもローソク岩と称する岩は、国賀海岸島根県)など、日本各地に存在する。

交通[編集]

  • JR余市駅からバス。
  • 自動車:余市中心部から約7キロメートル。

周辺観光[編集]

関連項目[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g 日外アソシエーツ編集 『島嶼大事典』 p.540 日外アソシエーツ 1991年12月20日発行 ISBN 4-8169-1113-8
  2. ^ a b 菅田 正昭 編・著 『日本の島事典』 p.214 三交社 1995年6月25日発行 ISBN 4-87919-554-5
  3. ^ 『ふるさとの文化遺産 郷土資料事典 1 北海道』 p.78、p.80 人文社 1998年2月1日発行
  4. ^ 国道から安全に奇岩「ローソク岩」眺められるようになります
  5. ^ 小樽開発建設部
  6. ^ a b 加藤 碵一、須田 君阿 『日本石紀行』 p.6 みみずく舎 2008年9月8日発行 ISBN 978-4-87211-896-4
  7. ^ 岩手県宮古市 ローソク岩”. 宮古市 産業振興部商業観光課. 2015年10月13日閲覧。
  8. ^ さわやか自然百景, 北海道利尻山
  9. ^ 日外アソシエーツ編集 『島嶼大事典』 p.539 日外アソシエーツ 1991年12月20日発行 ISBN 4-8169-1113-8
  10. ^ 日外アソシエーツ編集 『島嶼大事典』 p.541 日外アソシエーツ 1991年12月20日発行 ISBN 4-8169-1113-8
  11. ^ 『屋久島の森林』 熊本営林局屋久島森林環境保全センター、1996年

外部リンク[編集]

座標: 北緯43度15分10.7秒 東経140度43分24.3秒 / 北緯43.252972度 東経140.723417度 / 43.252972; 140.723417