ホクト
![]() ホクト本社 | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | |
本社所在地 |
![]() 〒381-8533 長野県長野市南堀138-1 北緯36度39分52.8秒 東経138度14分30.5秒 / 北緯36.664667度 東経138.241806度座標: 北緯36度39分52.8秒 東経138度14分30.5秒 / 北緯36.664667度 東経138.241806度 |
設立 | 1964年7月22日 |
業種 | 水産・農林業 |
法人番号 |
6100001003151 ![]() |
代表者 | 水野雅義(代表取締役社長) |
資本金 | 55億円 |
売上高 |
単独435億円 連結609億円 (2015年3月期) |
純資産 |
単独501億円 連結500億円 (2015年3月31日現在) |
総資産 |
単独724億円 連結817億円 (2015年3月31日現在) |
従業員数 |
4,189名 (2018年12月末現在) |
決算期 | 毎年3月31日 |
主要株主 |
株式会社北斗 17.86% (2015年3月31日現在) |
外部リンク | https://www.hokto-kinoko.co.jp/ |
ホクト株式会社(英: Hokto Corporation)は、食品包装資材の製造・販売、および食用きのこを製造する企業。東証一部上場(証券コード1379)。
概要[編集]
創業者は水野正幸。設立当初は、食品包装資材の販売を行う企業であったが、1968年(昭和43年)に、ガラスに替わるポリプロピレン製のきのこ栽培容器を製造・販売することで、地震などでも割れないメリットが評価され、以後きのこ栽培用資材のトップメーカーとなった。1983年(昭和58年)に「きのこ総合研究所」を設立して以後、きのこの新品種の開発から製造、販売までの事業を開始、きのこ栽培の総合企業となった。
2002年(平成14年)より、商品となっているきのこをキャラクター化、イメージソングとして「きのこの唄」を採用しテレビCMで放映することで、知名度が急上昇、それに伴いきのこ販売の売り上げを大きく上げている。
社名は北斗七星から来ており、その第7星「搖光」が古来時刻の基準とされたように、業界の指針を担うという自負を込めている[1]。
沿革[編集]
- 1964年(昭和39年)7月22日 - 長野県長野市にて、包装資材の販売を手がけるデラップス商事株式会社を設立。
- 1968年(昭和43年) - きのこ栽培用ポリプロピレンびんの製造を開始。
- 1972年(昭和47年) - ホクト産業株式会社に社名変更。
- 1983年(昭和58年) - 長野市に、きのこ総合研究所を設立。
- 1986年(昭和61年) - エノキタケ新品種ホクトM-50を開発。
- 1990年(平成2年) - ブナシメジ新品種ホクト5号菌を開発。
- 1994年(平成6年)11月 - 株式を店頭公開。
- 1999年(平成11年)
- 2002年(平成14年)
- 2014年(平成26年)7月25日 - 自社で栽培したエリンギが食用キノコとして世界最長記録を達成したと発表[2]。
- 2019年(令和元年) - 台風19号により千曲川が決壊し、工場と研究施設が浸水し被害を受けた[3][4]。主要商品のエリンギの他、設備等が浸水の被害を受けた。
事業所[編集]
- 本社 - 長野県長野市
- 赤沼きのこセンター - 長野県長野市
- 柳原きのこセンター - 長野県長野市
- 青木島きのこセンター - 長野県長野市
- 更埴きのこセンター - 長野県千曲市
- 大町きのこセンター - 長野県大町市
- 上田きのこセンター - 長野県上田市
- 佐久きのこセンター - 長野県佐久市
- 小諸きのこセンター-長野県小諸市
- 苫小牧きのこセンター - 北海道苫小牧市
- 宮城きのこセンター - 宮城県大崎市
- 新潟きのこセンター - 新潟県新発田市
- 富山きのこセンター - 富山県富山市
- 静岡きのこセンター - 静岡県菊川市
- 広島きのこセンター - 広島県三原市
- 香川きのこセンター - 香川県東かがわ市
- 八女きのこセンター - 福岡県八女市
- 八女東きのこセンター - 福岡県八女市
- 広川きのこセンター - 福岡県八女郡広川町
- 黒木きのこセンター - 福岡県八女市
- 城島きのこセンター - 福岡県久留米市
商品・生産量[編集]
- エリンギ - 17,968トン
- マイタケ - 13,702トン
- ブナシメジ - 37,923トン
- ブナピー - 1,606トン ブナシメジを品種改良して誕生した真っ白いオリジナルきのこ。
- 霜降りひらたけ-2,268トン 日本産と西洋産の品種を掛け合わせた肉厚でジューシーなオリジナルきのこ。ホクトプレミアム商品
- 一番採り生どんこ-肉厚でどんこのような傘の割れが特徴のきのこ。
- 通販や加工商品では本シメジやヤマブシタケ、アガリクスも取り扱っている。
- 生産量はいずれも2018年度実績
CM[編集]
「きのこの唄」ときのこのキャラクター「きのこ組」が登場し、コマーシャル内で彼らが歌にあわせて遊んでいる姿がかわいい、と一躍、有名になった会社。 CMソング「きのこの唄」(歌手は当初「石川和男、いしいゆうこ」となっていたが、CDの一般発売の際に「きのこオールスターズ」名義に変更された)として当初はプレゼントキャンペーン用のみでCD化、2003年(平成15年)には一般発売された。ショッピングセンターのきのこ売り場で音楽を流したり、小型テレビでCMを常に流しているため、幅広い世代に認知された。携帯電話の着メロとしても人気がある。
モーニングバード(木曜)や、日本全国8時です(月・水・金曜)のスポンサーでもある。
2013年春から、主婦役に鈴木砂羽、”きのこの精”に要潤を起用したCMを放送していた。同年10月25日、同シリーズとして、扇情的な描写で話題を呼んだ「立派なキノコ」のCMを放送するが、「下品」「子供に見せられない」「卑猥すぎる」などの苦情が一定数寄せられたため放送中止となった。しかし、インターネット上で話題を呼び、YouTubeでは同CMの動画がわずか4日間で約130万回再生され、11月15日までの3週間では実に340万回以上に達した。同社では、テレビCMの放映前に、社長を交えた役員会で内容についても確認がなされ、会議の場では、「少しやり過ぎではないか」という声も挙がったものの、わずか2年で営業利益が4分の1以下になるという経営状況の中、多少のリスクを躊躇していては生まれ変われないという危機感や、「生まれ変わりたい」という強い思いから、同CMのテレビ放映に踏み切ったという[5]。
記念日[編集]
7月10日はブナピーの日。2002年(平成14年)7月10日にホワイトぶなしめじのブナピーがホクト株式会社より発売されたことから同社が制定した。
5月24日は菌活の日。2013年(平成25年)5月24日に初めてホクト株式会社がCMで菌活という言葉を使用したため、制定した。
脚注[編集]
- ^ ホクト. “ホクトC.I.”. 2015年12月13日閲覧。
- ^ “長さ59センチのエリンギ栽培 ギネス世界記録に認定”. 産経新聞社. (2014年7月25日) 2014年7月26日閲覧。
- ^ キノコ生産大手 工場浸水で主力のエリンギ出荷できず 長野
- ^ ホクトのキノコ生産施設が浸水 千曲川堤防決壊で
- ^ “「立派なキノコ」のCMはなぜ生まれたのか キノコ大手、ホクトの決断と異常気象の接点”. 日野なおみ (日経ビジネスONLINE). (2013年11月19日) 2013年11月29日閲覧。
- ^ ““美人すぎる空手家”宇佐美里香、直球コメントに赤面”. ORICON (2015年7月15日). 2015年7月15日閲覧。
関連項目[編集]
- 北斗 (曖昧さ回避)
- 日本の企業一覧 (水産・農林)
- 雪国まいたけ(新潟県の同業会社。)
- 長野県県民文化会館 - 命名権(ネーミングライツ)の取得により2009年(平成21年)4月1日より3年間、「ホクト文化ホール」との愛称となる。
- 水野美術館 - 創業者・水野正幸が長年かけて収集した絵画(水野コレクション)を展示する日本画美術館。財団法人水野美術館が運営。
- AC長野パルセイロ - 2011年よりユニフォームスポンサー。
- yes!〜明日への便り〜 presented by ホクトプレミアム 霜降りひらたけ - TOKYO FMほかで放送の一社提供番組。