ぱくり

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ぱくりとは、大きな口をあけてものを食べるさまを示す言葉。転じて盗むという意味にも用いられている。動詞形ではぱくるとなり以下のような意味を持つ。一部で「捕縛する」の変形が語源とされているが、三省堂大辞林第二版によれば、ぱくりの動詞形が語源とされる。以下は大辞林での意味。

  • 大きく口を開けて食べる。
  • 商品や手形などをだましとる。 - ぱくり屋という手形専門の詐欺師の呼び名がある。
  • 主に受身で、捕まえる、逮捕されること。

「盗み」という意味での「パクリ」は、明治時代から使われている (当時より、女学生の万引き及び青年男性のパクリは問題となっていた)[1][2]。現代でも、テレビのバラエティ番組において芸人などが用い、より広範な意味で使用されている。以下は広範な用法(辞書等の記載にはばらつきがあるもの)。

  • 盗むこと、万引きなどの隠語(マンガをぱくった、など。本来は窃盗、盗む)。
  • 借りたまま返さないこと(借りぱくなど。本来は踏み倒し詐欺)。
  • 既存のものに似た作品やネタを作ること、あるいは極めて似た作品やネタを発表すること(ネタをぱくった、など。本来は剽窃盗作)。ただし、この場合、剽窃元とした作品よりも劣っているものや、剽窃元をほぼそのまま流用(コピートレース)している事が誰の目にも明らかであるか、もしくは疑わしいものに対して使われることが多い表現である。しかし、パクリであるか否かは「第三者から見た印象」で判断される傾向にあるため、作者が剽窃を意図している場合のみならず、作者自身が完全創作だと思って作った作品がたまたま他の作品と被ってしまったような場合や、過去に見聞きした可能性のある作品から無意識的に影響を受けた結果既存の作品と類似する作品を発表してしまった場合も「パクリ」扱いされてしまうケースがある。

関連項目[編集]

出典[編集]

  1. ^ 浪六全集 第八編』 P.240 村上浪六 1915年1月5日
  2. ^ 不良児教育法』 P.154 乙竹岩造 1910年