変奏曲

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変奏曲(へんそうきょく、: Variations, : Variationen)とは、一つの主題が様々に変奏され、主題と変奏の一つ一つが秩序を保つように配列された楽曲である[1]変奏: Variation, : Variation)とは、主題のリズム、拍子、和声などを変えたり、旋律にさまざまな装飾を付けるなどして変形することである。

欧米の言語では変奏 (Variation) の複数形(: Variations, : Variationen, : Variationsなど)が「変奏曲」の意味になる。

概要[編集]

変奏曲が独立した作品として作曲される場合は、「○○の主題による変奏曲」「○○による主題と変奏」のように題され、通称として「○○変奏曲」などと呼ばれる。また、大規模な作品の一つの楽章として変奏曲の形が取られることもある。作品によっては、主題に「Thema」を、各変奏に「Var. I」、「Var. II」、「Var. III」のように番号を、付す場合がある。大きくなるとコーダとしてフーガなどが付く場合がある。変奏曲は、自作でない旋律を主題とすることも多く、その当時流行っていた通俗的な旋律を主題に持つものや他人の楽曲からのもある。

パッサカリアシャコンヌも変奏曲の一種であり、原則的にバスが変化しない。また、バロック時代の舞曲で、中間部などにdouble(ドゥーブル)と書かれたものがある。これも、変奏曲のひとつである。

著名な変奏曲[編集]

独立した変奏曲[編集]

大規模な作品の1楽章としての変奏曲[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 石桁真礼生『楽式論』音楽之友社、1967年、76頁。

関連項目[編集]

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