スプラッシュ・マウンテン

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スプラッシュ・マウンテン (Splash Mountain) とは、ディズニーパークにあるアトラクションの一つである。ディズニー映画『南部の唄』がモデルになっている。

このアトラクションが存在するパーク[編集]

概要[編集]

丸太のボートに乗って沼地を流れていき、映画『南部の唄』の童話の世界を巡りながら、最後にはチカピンヒル(Chickapin Hill, Chick-A-Pin Hill 現スプラッシュ・マウンテン)の頂上から滝つぼ(いばらの茂み)に向かって落下していく、急流下りのアトラクション。ボートの先端には、アトラクションの主人公であるブレア・ラビットがいる。

ストーリー[編集]

様々な悩みを抱えているブレア・ラビットは「笑いの国」という場所があることを聞き、早速荷物をまとめ「笑いの国」を目指して旅に出かけた。しかし、そのブレア・ラビットを狙うブレア・ベアとブレア・フォックスがあとを追う。2匹は、キレ者のブレア・ラビットに手を焼きつつも、遂に捕まえることに成功する。2匹はブレア・ラビットを早速食べるつもりだったが、ブレア・ラビットに「いばらの茂みにだけは絶対に投げ込まないでくれ」と懇願されると、いじわるな笑みを浮かべて茂みへと投げ込む。しかしブレア・ラビットが投げ込まれた、いばらの茂みの中は自分が住んでいる国。2匹をうまく騙し、無事家に帰ることができたブレア・ラビットは、自分の住んでいるいばらの茂みこそが「笑いの国」だと知る。

各施設の紹介[編集]

ディズニーランド[編集]

スプラッシュ・マウンテン
オープン日 1989年7月17日
スポンサー なし
所要時間 約9分30秒
定員 6名/1ボート
利用制限 Hight Requirement.JPG 身長102cm以上
ファストパス Fastpass availability icon.svg
シングルライダー Single rider line availability icon.svg

ディズニーランドにあるスプラッシュ・マウンテンは、8つのテーマランドのうちクリッターカントリーに存在する。世界で最初にオープンしたスプラッシュ・マウンテンである。開業当初は世界最長のウォーターシュートであった。

他のパークにあるスプラッシュ・マウンテンと決定的に異なるのは、ボートの構造が縦1列6人乗りで、下腹部を固定する安全バーがないという点である。他のパークは2人4列の計8人乗りで、安全バーが付いている。そのため、水路の幅も他のパークに比べて細くなっている。また、アトラクション内で流れる音楽も他のパークのものとアレンジが異なっていたり、How Do You Do?からEv'rybody's Got A Laughin' Placeの切り替わりが他パークに比べ遅く、ハチの巣に落下してからとなっている。

体験時間が他パークより若干短く展開が早いが、登場する動物は3パークの中で最も多い。

マジック・キングダム[編集]

スプラッシュ・マウンテン
Splash Mountain
オープン日 1992年10月2日
スポンサー なし
所要時間 約10分30秒
定員 8名/1ボート
利用制限 Hight Requirement.JPG 身長102cm以上
ファストパス Fastpass availability icon.svg
シングルライダー Single rider line availability icon.svg 対象外

マジックキングダムにあるスプラッシュ・マウンテンは、6つのテーマランドのうちフロンティアランドに存在する。フロリダ版の基本的な構造は、東京ディズニーランドのものと同じである(フロリダ、東京共にオープン年が1992年であるため、両方のパーク共同で開発されたと思われる)。

東京版と構造が一緒だと分かる点は、ライドの形状・定員(アナハイム版は縦1列に6人乗り込むタイプで、東京・フロリダ版は2人4列の計8人乗り。また下腹部を固定させる安全バーが付いている)、ストーリーの展開(これは全パーク共通である)などである。

他のパークのものと大きく異なる点がある。

  • アトラクションがフロンティアランド内にある(他のパークはクリッターカントリー内にあるが、マジック・キングダムにはクリッターカントリー自体が存在しない)。
  • 巻き上げにチェーンを使っている(他のパークはゴム製のベルトコンベアであるが、フロリダ版は巻き上げレーンの両サイドに付いているチェーンでライドを巻き上げている。ただし、巻き上げの導入部ではフロリダ版もベルトコンベアを使っている)。
  • 屋内部分に空が描かれており、他パークのように洞窟になっていない。また、最初の落下シーンとラストシーンを除き道中でうさぎどんたち以外の動物が登場しない。


東京ディズニーランド[編集]

スプラッシュ・マウンテン
オープン日 1992年10月1日
スポンサー 花王株式会社(2015年7月1日 - )
所要時間 約10分
定員 8名/1ボート/86艇
利用制限 Hight Requirement.svg 身長90cm以上、3歳以上
ファストパス Fastpass availability icon.svg
シングルライダー Single rider line availability icon.svg

東京ディズニーランドにあるスプラッシュ・マウンテンは、1992年10月1日にクリッターカントリーと同時にオープンした。当時のCMキャッチコピーは「スリルに飛び込め」。ゲストは丸太の形をしたボートに乗り込み、フルーム(水路)を航行しながら『南部の唄』の物語を体験する。ボートは最後の落下を含め計4回急斜面を落下する。東京ディズニーランドで唯一の水がかかるアトラクションであり、ディズニーランドのアトラクションの中でも人気の高いアトラクションである。ほとんどのライドシステムはディズニーランドのものと同じだが、ボートは縦1列の6人乗り(俗にいう「一世代型」)ではなく2人4列の8人乗り(俗にいう「二世代型」)となり、安全バーが付いた。この形式はマジック・キングダムのものにも採用された。最後の落下時には自動的に写真撮影が行われ、その写真はスプラッシュダウン・フォトにて購入できる。

東京版は、他のパークと異なる点がいくつかある。

  • 水路が全体的に反時計回りである - 他のパークは全体的に時計回りである。
  • 最初の落下が屋内にある - 他のパークでは屋外にあり、落下してから屋内に入る。
  • キューライン(待ち列)、プラットホームが屋内にある - 日本が比較的降水の多い国であることから全体的に屋内に収められているため、乗り場・降り場共に屋内である。キューラインも、アメリカでは全体的に屋外である(一部に山小屋をイメージした造りの屋内部分はある)のに対し、東京は洞窟をイメージした造りになっている。
  • 水飛沫の量が少ない - 他のパークは年間の平均気温が高く、湿度が低いために水量を多くしている。日本には鮮明な四季があり、他のパークに比べて平均気温が低い・湿度が高い・気候が大きく変動する事などから、全季節共通に楽しめるよう水量が抑えられている。また、水量は調整出来る。

ディズニー・ファストパス2001年7月20日に導入された。ファストパス発券所はクリッターカントリー入り口から「グランマ・サラのキッチン」の間に6台ある。

ウエスタンランドにある「ビッグサンダー・マウンテン」、トゥモローランドにある「スペース・マウンテン」と合わせて三大マウンテンと呼ばれる。

一時期、身長制限が「102cm以上」に引き上げられたことがあったが、現在は「90cm以上」に戻っている。

2007年後半に行われた改装工事では、ライド(ボート)乗り場にホームゲートが設けられた。

最後の落下時の最高速度は62km/hで、これはTDL内のアトラクションでは最速である。

ちなみに、このアトラクションではブレア・ラビットらはアトラクション内のナレーションではうさぎどんと呼ばれているが、ガイドブックではブレア・ラビットと表記されている。

2006年9月、オープン以来スポンサーを務めていた日産自動車が「ブランドの認知アップの役割を充分に得られた」との理由でスポンサー契約を終了した。2015年7月1日より、花王が新たなオフィシャルスポンサーとして提供を行っている。

TDL内のアトラクションで唯一シングルライダーに対応している。以前まではボートの安全バーは2人で1つの長いタイプのバーを使用していたが、シングルライダー導入をきっかけに1人1つの短い安全バーとなった。そのため今までは安全バーの確認をキャスト自身が行っていたが、今はゲスト自身でバーがロックされて上がらないことを確認し、キャストは目視するようになった。このバーの確認の仕方はスペース・マウンテンと同じとなっている。

シングルライダーを利用する場合には、ファストパス・エントランス(ファストパス専用入口)に立っているキャストにシングルライダーであることを伝える。そのまま、ファストパス通路を進むとスタンバイ(通常列)とファストパスが合流する地点にいるキャストに再度シングルライダーであることを伝えると、シングルライダー専用通路に通してもらえる。

スペック[編集]

  • コース全長 約850m - 世界のディズニーパークのスプラッシュ・マウンテンの中で最長
  • 最高速度 約62km/h
  • 山の高さ 約30.3m - 世界のディズニーパークのスプラッシュ・マウンテンの中で最も高い
  • 最大落差 約16m
  • 最大角度 45度
  • オーディオアニマトロニクス 約70体以上
  • アトラクション面積 約12000㎡
  • 1分間に流れる水量 約110t
  • 総工費 約285億円(クリッターカントリー含む) - 世界のディズニーパークのスプラッシュ・マウンテンの中で最高額
  • 丸太舟の数 64隻

声の出演[編集]

  • ブレア・ラビット(うさぎどん / うさ公)、ブレア・ターキー:江原正士
  • ブレア・フォックス(きつねどん / ずるぎつね)、ブレア・タートル:関時男
  • ブレア・ベア(くまどん / どんくま):牛山茂
  • ブレア・オウル(ふくろうどん):滝口順平
  • 女の子(スタンバイ一部で聞こえる音声):坂本真綾
    江原、関、牛山は映画「南部の唄」(ポニー版、レーザーディスク版。タイトルが「南部の」となっている物)の吹き替えでも同キャラクター(映画ではうさぎどんずるぎつねどんくま)を演じている。

音楽[編集]

以下はアトラクション中に流れる音楽のタイトル。映画『南部の唄』で使用された音楽もある。

  • How Do You Do?
  • Ev'rybody's Got A Laughin' Place
  • Burrow's Lament
  • Zip-A-Dee-Doo-Dah

トリビア[編集]

東京ディズニーランド関連
  • メインの3匹(うさぎどん、きつねどん、くまどん)とブレア・フロッグ(かえるどん)以外のキャラクターはアトラクションオリジナルのキャラクターというわけではなく、1974年 - 1988年までアナハイムのディズニーランドのトゥモローランドにあったシアターアトラクション、アメリカシングスに登場していたキャラクターである(最初に作られたアナハイムのスプラッシュマウンテンがアメリカシングスのオーディオアニマトロニクスをそのまま流用して作ったため)。なお、アトラクション前半に登場するミスターブルーバードとアライグマ、中盤に登場するオポッサムとカメとハチは、映画にも一瞬登場する。しかし、アライグマ・オポッサム・カメについては、アトラクションと映画で服装が違う。
  • ファストパス導入以前は右側の列に並ぶことで待ち時間の短縮に繋がった(待ち列が右に曲がっていく関係で内側となる右の列の長さが若干短くなるため)。現在は右側の列がファストパス専用通路となっているため、この方法は利用できない。
  • 終盤でクリッターたちが乗っている巨大な船は「ジッパ・ディー・レディー号 (ZIP-A-DEE-LADY) 」という名前で、かつてアメリカ南部の河で見られたショーボートを表現している。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]