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スウィート・チャイルド・オブ・マイン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「スウィート・チャイルド・オブ・マイン」
ガンズ・アンド・ローゼズシングル
初出アルバム『アペタイト・フォー・ディストラクション
リリース
ジャンル ハードロックヘヴィメタル
時間
レーベル ゲフィン・レコード
作詞・作曲 アクセル・ローズスラッシュイジー・ストラドリンダフ・マッケイガンスティーヴン・アドラー
プロデュース マイク・クリンク
チャート最高順位
  • 1位(アメリカ[1]
  • 4位(アイルランド・1989年[2]
  • 5位(ニュージーランド[3]
  • 6位(イギリス・1989年[4]
  • 11位(オーストラリア[5]
  • 15位(スイス・1989年[6]
  • 20位(オランダ・1989年[7]
ガンズ・アンド・ローゼズ シングル 年表
ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル
(1987年)
スウィート・チャイルド・オブ・マイン
(1988年)
パラダイス・シティ
(1988年)
ミュージックビデオ
「Sweet Child O' Mine」 - YouTube
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スウィート・チャイルド・オブ・マイン」(原題:Sweet Child o' Mine)は、ガンズ・アンド・ローゼズ1987年に発表したファースト・アルバム『アペタイト・フォー・ディストラクション』の収録曲。翌年8月にはシングル・カットされた。後に、シェリル・クロウによるカヴァーがグラミー賞を受賞しており、他にも様々なアーティストによってカヴァーされている。

背景

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歌詞は、アクセル・ローズの当時のガール・フレンド(エヴァリー・ブラザースのドン・エヴァリーの娘)に捧げられたものである[8]

スラッシュによるアルペジオが印象的だが、本人は適当に弾いたフレーズだったと言い、後に「『スウィート・チャイルド・オブ・マイン』が書かれた時、俺に関する限りではジョークに過ぎなかった」「俺にとっては悪夢だった」と語っている[9]。また、ギター・ソロも一発録りである[9]。なお、スラッシュが2010年に発表したソロ・アルバム『スラッシュ』の「スーパー・デラックス・エディション」(2CD + DVD)には、アルター・ブリッジのマイルス・ケネディをボーカルに起用した「スウィート・チャイルド・オブ・マイン」のアコースティック・ライヴ音源が収録された。

反響

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1988年にシングル・カットされると、自身初のBillboard Hot 100で1位を獲得した[1]

イギリスでは、1988年当時は全英シングルチャートのトップ100に8週連続でチャート・インして、最高24位止まりだったが[10]、1989年に本作のリミックス・ヴァージョンを収録したシングルがリリースされると、3週連続でトップ10入りして最高6位に達するヒットとなった[11]。アイルランドのシングル・チャートでは、1988年の時点では最高13位だったが、やはり1989年に再びチャート入りして最高4位に達した[2]。オランダのシングル・チャートでは、1988年の時点で最高22位に達し、1989年8月に再びチャート・インして、9月30日付で前年の最高位を上回る20位に達した[7]

評価

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ローリング・ストーン』誌の選ぶ、「オールタイム・グレイテスト・ソング500」(2021年版)と「オールタイム・ベスト・ギター・ソング100」に於いて、それぞれ88位[12]。と63位[13]にランクイン。

2005年3月号の『Q』誌に掲載された「100 Greatest Guitar Tracks Ever!」では6位にランクインした[14]

2006年にはVH1の番組「The Greatest」における「80年代の最も偉大な100曲」という企画で7位にランク・インした[15]

2009年には、スラッシュによるギター・ソロが、『Guitar World』誌の選出した「500 Greatest Guitar Solos」で37位にランク・インした[9]

2010年1月17日に『デイリー・テレグラフ』が発表した記事によれば、イギリスのDVDレーベル「Indi Vison UK」が音楽ファンを対象に行った偉大なギター・リフを選ぶ調査で1位となった[16]。2011年8月にギブソン公式サイトが発表した「'80年代の偉大な50曲」では2位にランク・インしている[17]

収録曲

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アメリカ盤7インチ・シングル(1988年)

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  1. Sweet Child O' Mine (Edit / Remix)
  2. It's So Easy (Live at The Marquee, London, June 28, 1987)

イギリス盤再発7インチ・シングル(1989年)

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  1. Sweet Child O' Mine (Edit / Remix)
  2. Out Ta Get Me

他メディアでの使用例

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アメリカ映画では『悪夢の惨劇英語版』(1988年公開)[18]、『ステート・オブ・グレース』(1990年公開)それぞれのサウンドトラックで使用された[19]。同じくアメリカ映画である『ビッグ・ダディ』(1999年公開)、『俺たちステップ・ブラザース -義兄弟-』(2008年公開)、『ソー:ラブ&サンダー』(2022年公開)のサウンドトラックでは、ガンズ・アンド・ローゼズのヴァージョンに加えてシェリル・クロウによるカヴァーも使用された[20]

日本では、劇場アニメーション『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』(2026年公開)のエンディング主題歌として使用された[21]。これを機にYouTube上での本楽曲の再生数は映画公開前の4倍、台湾香港でもそれ以前の2.5倍ほどに増加した[22]

盗作論争

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本曲と、オーストラリアのバンド、オーストラリアン・クロール英語版の1981年の楽曲「Unpublished Critics」との類似性が度々指摘されてきた。2015年5月、オーストラリアの音楽テレビ局Maxのウェブページに両曲の動画を含む記事が掲載され、閲覧者に楽曲の比較を促すと、ネット上で大きな反響があった[23][24]

このことについてコメントを求められたダフ・マッケイガンは「知り合いが送ってくれた(2曲が抜粋された)動画を見て、本当に驚いた」「でも、盗作したわけではない。誓って、数日前までこの曲を聴いたことはなかった」と述べている[25]

「Unpublished Critics」の共作者であり、オーストラリアン・クロールのリードシンガーであるジェームス・レインは、両者に類似点があることは「あり得ないことではない」と語っている。また、アメリカのバンドがオーストラリアのバンドの楽曲を知らなかった可能性も「あり得ないことではない」と述べている。さらに、「ガンズ・アンド・ローゼズについては、それほど詳しくは知らなかった。他の音楽を聴いていたので、意識していなかった」「曲の権利を所有する出版社が、この件に関して何か行動を起こすようなことはあってはならない」「ガンズ・アンド・ローゼズの弁護士たちに楯突くつもりはない」といったコメントを残している[24][26]。また、同バンドのギタリストだったサイモン・ビンクスは、YouTubeの「Unpublished Critics」のコメント欄において、「アクセルやスラッシュがオーストラリアン・クロールを聴いている姿は想像できない。本当にありふれたコード進行だよ。同じようなコード進行の曲は何百曲もあるはずだ」と述べている[27]

カヴァー

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シェリル・クロウ

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「スウィート・チャイルド・オブ・マイン」
シェリル・クロウシングル
初出アルバム『ビッグ・ダディ オリジナル・サウンドトラック』
B面 イフ・イット・メイクス・ユー・ハッピー
ア・チェンジ
リリース
ジャンル ロック
時間
レーベル アメリカ合衆国の旗A&Mレコード(プロモーション盤)
イギリスの旗コロムビアUK
作詞・作曲 アクセル・ローズスラッシュイジー・ストラドリンダフ・マッケイガンスティーヴン・アドラー
プロデュース リック・ルービン、シェリル・クロウ
チャート最高順位
  • 26位(アイルランド[2]
  • 30位(イギリス[28]
  • 95位(オランダ[29]
シェリル・クロウ シングル 年表
エニシング・バット・ダウン
(1999年)
スウィート・チャイルド・オブ・マイン
(1999年)
ソーク・アップ・ザ・サン
(2002年)
テンプレートを表示

シェリル・クロウは、映画『ビッグ・ダディ』(1999年)のサウンドトラックに、リック・ルービンとの共同プロデュースによる「スウィート・チャイルド・オブ・マイン」のカヴァーを提供した[20]。イギリスやオーストラリア等では、映画のサウンドトラック・アルバムからのシングルとしてリリースされ、アルバム『シェリル・クロウ』(1996年)からの2曲がカップリング曲として収録された。アメリカでは、クロウの所属レーベルであるA&Mレコードからプロモーション盤シングルがリリースされて[30]、『ビルボード』誌のアダルト・トップ40で29位に達した[31]

クロウはこのカヴァーによってグラミー賞最優秀女性ロック・ボーカル・パフォーマンス賞を受賞した[31]。このヴァージョンは後に、クロウのスタジオ・アルバム『グローブ・セッションズ』の再発CDにも追加収録された。

その他

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  • テキサス - ライヴで演奏。1989年8月26日のライヴ音源は、イギリス盤マキシ・シングル「Alone With You」(1992年)のカップリング曲として公式に発表された[32]
  • B'z - Z'bとして1991年~1992年にかけてライブで演奏。2014年現在、未音源化。
  • GELUGUGU - カヴァー・アルバム『COVER UP! CALL UP MEMORIES OF ONE'S YOUNGER DAYS. BACK TO THE 80's』(2007年)に収録。
  • テイクン・バイ・トゥリーズ英語版 - 2008年にシングルA面曲として発表[33]
  • 湯川潮音 - カヴァー・アルバム『Sweet Children O' Mine』(2009年)に収録。
  • Sweet Vacation - カヴァー・アルバム『Cover the Vacation!!』(2010年)に収録。
  • 竹内アンナ - EP『at TWO』(2019年)に収録。

脚注

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  1. 1 2 Guns N' Roses | AllMusic - Awards - Billboard Singles
  2. 1 2 3 Irish Charts - 曲名「SWEET CHILD O' MINE」を入力して検索すれば確認可
  3. charts.org.nz - Guns N' Roses - Sweet Child O' Mine
  4. ChartArchive - Guns N' Roses
  5. australian-charts.com - Guns N' Roses - Sweet Child O' Mine
  6. Guns N' Roses - Sweet Child O' Mine - hitparade.ch
  7. 1 2 dutchcharts.nl - Guns N' Roses - Sweet Child O' Mine
  8. Sweet Child O' Mine | AllMusic - Review by Steve Huey
  9. 1 2 3 500 Greatest Guitar Solos - Page 2 | Guitar World
  10. ChartArchive - Guns N' Roses Sweet Child O' Mine
  11. ChartArchive - Guns N' Roses - Sweet Child O' Mine {1989}
  12. The 500 Greatest Songs of All Time (英語). Rolling Stone (2021年9月15日). 2021年12月21日閲覧。
  13. The 100 Greatest Guitar Songs of All Time: Rolling Stone
  14. Rocklist.net...Q Magazine Lists...
  15. Ep. 171 | 100 Greatest Songs of the 80s (Hour 5) | The Greatest | Episode Summary, Highlights(VH1.com) - 2012年1月11日閲覧
  16. Eighties hit 'Sweet Child O' Mine' hailed greatest guitar riff - Telegraph
  17. Gibson.com Picks Greatest Songs of the '80s - 2012年1月12日閲覧
  18. Bad Dreams (1988) - Soundtracks - IMDb.com
  19. State of Grace (1990) - Soundtracks - IMDb.com
  20. 1 2 Big Daddy (1999/I) - Soundtracks - IMDb.com
  21. 『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』本日公開!エンディング主題歌はガンズ・アンド・ローゼズ 「スウィート・チャイルド・オブ・マイン」!”. 『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』公式サイト (2026年1月30日). 2026年1月30日閲覧。
  22. ガンダム映画新作が火付け役 40年前ヒットの洋楽「ガンズ」再生数4倍」『日本経済新聞』日本経済新聞社、2026年4月16日。2026年4月16日閲覧。
  23. Jolly, Nathan. How similar is 'Sweet Child O Mine' to a 1981 Australian Crawl song? (英語). Max. 2015年5月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年10月19日閲覧。
  24. 1 2 McCabe, Kathy (2015年5月11日). Australian Crawl fans spark online debate after pointing out similarities with Guns N' Roses hit (英語). news.com.au. 2025年10月19日閲覧。
  25. Ives, Brian. Duff McKagan Swears Guns N' Roses Didn't Plagiarize on 'Sweet Child O' Mine' (英語). radio.com. 2015年5月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年10月19日閲覧。
  26. Tan, Monica (2015年5月14日). James Reyne responds to Guns N' Roses Sweet Child O' Mine plagiarism rumours (英語). The Guardian. 2025年10月19日閲覧。
  27. Australian Crawl - "Unpublished Critics" [1981 track with lyrics]”. YouTube. 2025年10月19日閲覧。
  28. ChartArchive - Sheryl Crow
  29. dutchcharts.nl - Sheryl Crow - Sweet Child Of Mine
  30. Sheryl Crow - Sweet Child O' Mine (CD) at Discogs
  31. 1 2 Sheryl Crow | AllMusic - Awards
  32. Texas - Alone With You (CD) at Discogs
  33. Taken By Trees - Sweet Child O' Mine (Vinyl) at Discogs

外部リンク

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