ジョー・ウォルシュ
ジョー・ウォルシュ Joe Walsh | |
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![]() ジョー・ウォルシュ(2019年) | |
基本情報 | |
出生名 | Joseph Fidler |
生誕 | 1947年11月20日(75歳) |
出身地 |
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ジャンル | カントリー・ロック、ロック、ブルースロック |
職業 | ギタリスト、シンガーソングライター |
担当楽器 | ギター、ボーカル、キーボード、ベース、ドラムス、マンドリン、クラリネット、オーボエ |
活動期間 | 1967年 - |
レーベル | ゲフィン、コロムビア、アサイラム、ABC |
共同作業者 |
ジェイムス・ギャング イーグルス |
公式サイト |
www |
著名使用楽器 | |
ギブソン・レスポール フェンダー・テレキャスター フェンダー・ストラトキャスター ギブソン・ES-335 リッケンバッカー・330 グレッチ・カントリークラブ |


ジョー・ウォルシュ(Joe Walsh, 1947年11月20日 - )は、アメリカのカントリー・ロック・バンド、イーグルスのギタリスト。
2011年、「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」において第54位。
経歴[編集]
1965年、オハイオ州のケント州立大学に音楽を学ぶために入学するが、ライブ活動に熱中し1年半で退学。
1969年に、ハードロック・バンド、ジェイムス・ギャングのギタリスト兼ボーカリストとしてデビュー。「ウォーク・アウェイ」などのヒット曲を出す。その後、バーンストームを結成。ソロ活動後の1975年、イーグルスに加入。
1978年にはソロ・アルバム『ロスからの蒼い風』を発表し、このアルバムからカットされたシングル「この人生に賭けて(Life's Been Good)」(全米第12位、アルバムでは8分を超える大作)とともに、自身最大のヒットを収めた。
1994年にイーグルスが復活して以降、バンドを中心に活躍中。
人物[編集]
経歴の通り、イーグルスに加入する前から、その名は知られていた。1974年のアルバム『ソー・ホワット』にはグレン・フライ、ドン・ヘンリー、ランディ・マイズナーが参加しており、イーグルスの代表的アルバム『ホテル・カリフォルニア』のプロデューサーを務めたビル・シムジクをイーグルスと引き合わせたのは、ウォルシュである(シムジクとウォルシュはジェイムス・ギャング時代から共に仕事をしていた)。ウォルシュ加入後のイーグルスも、ステージでウォルシュやジェイムス・ギャングの曲を演奏している。
ステージでは非常にアグレッシブに動き回り、時には派手な衣装を身に纏うなどしてパフォーマーとしてもその力量を大いに発揮する。特にイーグルスでは、バンドのフロントマンであるドン・ヘンリーとグレン・フライよりも目立っていた。また、1980年にはアメリカ大統領選に立候補をしようとした(当時33歳。被選挙権下限の35歳を下回るので実際にはできない)。『イーグルス・ライヴ』において、ティモシー・B・シュミットが「The next president of the United States, Mr. Joe Walsh」と紹介しているのを聴くことができる。
最も影響を受けたギタリストとしてデュアン・オールマンを挙げており、「自分は彼がやり残したことをやっているに過ぎない」と語っている。
エクストラ級免許を持つアマチュア無線家としても知られる(コールサインはWB6ACU、在留者局のコールサインは7J1AXX)。2004年10月、イーグルスの日本公演で来日した際、東京都豊島区巣鴨の日本アマチュア無線連盟本部を表敬訪問している。
2008年にリンゴ・スターの妻であるバーバラ・バックの妹と結婚し、リンゴと姻族関係になる。
ディスコグラフィ[編集]
ソロ・アルバム[編集]
- 『バーンストーム』 - Barnstorm (1972年)
- 『ジョー・ウォルシュ・セカンド (ザ・スモーカー・ユー・ドリンク、ザ・プレイヤー・ユー・ゲット)』 - The Smoker You Drink, the Player You Get (1973年)
- 『ソー・ホワット』 - So What (1974年)
- 『ジョー・ウォルシュ・ライヴ』 - You Can't Argue with a Sick Mind (1976年) ※ライブ
- 『ロスからの蒼い風』 - But Seriously, Folks... (1978年)
- 『愛すべきならず者』 - There Goes the Neighborhood (1981年)
- 『リバティ・ベル (自由の鐘)』 - You Bought It – You Name It (1983年)
- 『コンフェッサー (聖なる予言)』 - The Confessor (1985年)
- 『ガット・エニー・ガム』 - Got Any Gum? (1987年)
- 『オーディナリー・アヴェレージ・ガイ』 - Ordinary Average Guy (1991年)[1]
- 『ソングス・フォー・ア・ダイイング・プラネット』 - Songs for a Dying Planet (1992年)
- 『アナログ・マン』 - Analog Man (2012年)
ジェイムス・ギャング[編集]
- 『ヤー・アルバム』 - Yer' Album (1969年)
- 『ジェイムス・ギャング・ライズ・アゲイン』 - James Gang Rides Again (1970年)
- 『サーズ』 - Thirds (1971年)
イーグルス[編集]
- 『ホテル・カリフォルニア』 - Hotel California (1976年)
- 『ロング・ラン』 - The Long Run (1979年)
- 『イーグルス・ライヴ』 - Eagles Live (1980年) ※ライブ
- 『ヘル・フリーゼズ・オーヴァー』 - Hell Freezes Over (1994年) ※スタジオ&ライブ
- 『ロング・ロード・アウト・オブ・エデン』 - Long Road Out Of Eden (2007年)
映画・ドラマ出演[編集]
- 『ブルース・ブラザース』 - The Blues Brothers (1980年) ※エキストラ
- 『クリミナル・マインド FBI行動分析課』 - Criminal Minds (2016年) ※シーズン11第17話「砂時計」ゲスト出演
脚注[編集]
- ^ “Releases / Ordinary Average Guy” (英語). Joe Walsh. 2021年5月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月29日閲覧。