サラトフ州
- サラトフ州
- ロシア語: Саратовская область
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サラトフ州旗 サラトフ州紋章 -
国歌 不明 公用語 ロシア語 首府 サラトフ 州知事 ワレリー・ラダーエフ 構成体種別 州 連邦管区 沿ヴォルガ 経済地区 ヴォルガ 面積
- 総計
100,830km2人口(2002年国勢調査)
- 総計
- 人口密度
- 都市/地方比率
1,575,000人
26.0人/km2
:時間帯 UTC +4(DST: なし)サマラ時間 ISO 3166-2:RU RU-SAR 番号 ウェブサイト http://saratov.gov.ru/
サラトフ州(サラトフしゅう、サラートフ州;ロシア語: Саратовская областьサラータフスカヤ・オーブラスチ)はロシア連邦、沿ヴォルガ連邦管区に含まれる州(オーブラスチ)の一つ。州都はサラトフ。ヨーロッパ・ロシアの東部、ウラル山脈西部に位置する。
概要[編集]
地理[編集]
東ヨーロッパ平原の東南部、ヴォルガ川下流域に位置する。東にカザフスタン共和国、南にはヴォルゴグラード州、西はヴォロネジ州、北はペンザ州、サマラ州、ウリヤノフスク州、オレンブルク州と接する。境界線は約3,500km。
大陸性の気候。夏には30度を越える日が続く。降水は月に12日から15日ほど。
標準時[編集]
この地域は、サマラ時間帯の標準時を使用している。時差はUTC+4時間で、夏時間はない。(以前はモスクワ時間を使用していて、2011年3月までは標準時がUTC+3、夏時間がUTC+4、同年3月から2014年10月までは通年UTC+4、2016年12月までは通年UTC+3であった)
歴史[編集]
16世紀以降、サラトフ周辺へのロシア人の入植が始まった。1797年にサラトフ県(1797年 - 1928年)が設置される。1934年からサラトフ地方、1936年12月よりサラトフ州。現在の境界線は1941年に決定されたものである。
2004年12月末、20人以上のサラトフ州議会の議員が、2005年4月2日の任期を目前としたドミートリイ・アヤツコフ州知事を次期州知事の候補としないよう、プーチン大統領に請願書を提出した。
産業[編集]
原油や天然ガスの採掘、航空機の製造、化学工業、食品加工などが盛ん。
都市[編集]
州都サラトフのほかに、エンゲリス、バラコヴォ、バラショフ、ヴォリスクなど。
観光地[編集]
サラトフ州スミロフカ村の近くには、人類初の宇宙飛行を行ったユーリイ・ガガーリン宇宙飛行士(大佐)を讃える、ガガーリン記念公園がある。この記念公園は、ガガーリンを乗せたボストーク1号が地球に着陸した地点である。ガガーリン記念公園には、ガガーリンの生前に作られたガガーリン像や高さ30メートルの記念碑などがある。
2021年4月5日、ガガーリン記念公園の敷地内に造られたガガーリン記念館が一部先行オープンした。
ガガーリンが宇宙から地球に帰還してから60周年となる2021年4月12日(宇宙飛行士の日)、ウラジーミル・プーチン大統領、女性と人類初の宇宙飛行をしたワレンチナ・テレシコワ下院議員(84歳、1963年,ボストーク6号に乗り地球を48周した)、サラトフ市出身のヴャチェスラフ・ヴォロージンロシア連邦議会国家院 (ロシア)(下院)議長が、ガガーリン記念公園を訪問した。プーチン大統領とテレシコワ議員は遊歩道に記念植樹を行い、宇宙開発の新しい時代を開き人類の歴史を大きく変えた人類の永遠の宝,ガガーリンを讃えた。
その他[編集]
州都サラトフにはユーリイ・ガガーリンの名前を冠した、サラトフ・ガガーリン空港がある。サラトフ・ガガーリン空港は、滑走路の長さ3000メートルの国際空港である。
サラートフ州にはロシアの最新型戦略爆撃機であるTu-160を運用するロシア空軍第37航空軍の基地が置かれている。
外部リンク[編集]
- (ロシア語) サラトフ州政府公式ホームページ
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