クリスチャントゥデイ

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株式会社 クリスチャントゥデイ[1]
Christian Today Co., Ltd.[1]
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
101-0032
東京都千代田区岩本町2-13-6
ミツボシ第3ビル4階[1]
設立 2002年5月20日[1]
業種 情報・通信業
法人番号 2010001107254
事業内容 新聞の発行・出版・その他[1]
代表者 代表取締役会長 峯野龍弘
代表取締役社長 矢田喬大[1]
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クリスチャントゥデイ(英語:Christian Today)は、日本のキリスト教新聞インターネットメディア。2002年からインターネット上での報道を開始し、2004年2009年には紙媒体も発行した。2013年からは出版事業も行っている。日本のキリスト教界では唯一の本格的なネットメディア。

なお、アメリカのキリスト教雑誌「クリスチャニティ・トゥデイ」、また韓国の同名のキリスト教新聞「クリスチャントゥデイ」とは別媒体。

沿革[編集]

  • 2002年5月20日 創業、インターネット上での報道を開始
  • 2004年4月11日 新聞「クリスチャントゥデイ」創刊、その後休刊
  • 2009年7月26日 日本プロテスタント宣教150周年を記念して、新聞「クリスチャントゥデイ」を復刊(現在、休刊中)
  • 2011年7月29日 峯野龍弘を会長とする新体制発足[2]
  • 2013年11月29日 出版事業を開始
  • 2014年4月1日 宮村武夫が編集長に就任[3]

組織・体制[編集]

日本のプロテスタント福音派の重鎮である峯野龍弘牧師(会長)を筆頭に、堀内顕牧師(特別顧問)、折田政博牧師(顧問)、宮村武夫牧師(編集長)ら、プロテスタントの中でも福音派の牧師達が主要な役職に就いている。

紙面・論調[編集]

基本信条・報道理念[編集]

基本信条では、「キリスト教報道機関として、一般クリスチャン大衆に向けての公正かつ迅速な情報提供を信条とします」「新約聖書マタイによる福音書5章37節「あなたがたは、『はい』は『はい』、『いいえ』は『いいえ』とだけ言いなさい」という声明に基づき、イエス・キリストの御言葉こそ真実であると宣べ伝えることを全業務の本拠とします」などとしている。

また、報道理念では「福音による個人変革と社会変革を標榜」「オンライン報道の使命」を掲げており、実践的四大方針として、

  1. 福音主義の堅持
  2. 宣教第一主義
  3. 教会一致とグローバルな視点の提示
  4. 福音文化の普及と社会貢献

の4つを掲げている。

報道内容・論調[編集]

国内ニュースは、プロテスタントと関係のあるニュース、中でも福音派教会派)に関係のあるニュースが主要な位置を占めているが、エキュメニカル派社会派)、カトリックのニュースも扱っている。国際ニュースは、国内の他のキリスト教系新聞よりも豊富で、こちらも同じく福音派の報道が目立つが、世界教会協議会(WCC)などエキュメニカル派のニュースも扱っている。世界キリスト教情報からの配信も受けており、「CJC」とクレジットが付いた記事は世界キリスト教情報からの配信記事である。世界キリスト教情報ではカトリックのニュースが多く(主に、ローマ教皇の動きなど)、そのため、国際ニュースでもカトリックのニュースをある程度カバーしている。また、キリスト教と直接関わりがなくても、社会的に話題となっている問題、事件などは報じている。

また宗教分類学上でキリスト教系の新宗教であり[4][5][6]プロテスタントの一派とする見解も多いセブンスデー・アドベンチスト教会については、会長の峯野龍弘が支持を対外的に表明しており、記事内では異端として扱われていない。

論争[編集]

救世軍山谷真少佐(牧師)が、クリスチャントゥデイがカルト異端とされている統一教会と関係があるという主張をブログ上で行ったことから、論争に発展した。クリスチャントゥデイは、2007年4月、東京簡易裁判所に、山谷に対して1000万円の損害賠償請求、調停申立を行った。調停が不調に終わったため、2008年4月、名誉棄損などで210万円の損害賠償を求める民事訴訟東京地方裁判所に起こした。

この論争は、キリスト新聞クリスチャン新聞、リバイバル新聞(当時、その後雑誌『リバイバル・ジャパン』に変わり、現在休刊中)といった日本のキリスト教系新聞で取り上げられた。この論争により、新聞創刊時に祝辞を書くなど、クリスチャントゥデイを応援していた山北宣久(当時・日本基督教団総会議長)は、疑惑解消まで関係を持たないとする声明を出した[7]。一方、クリスチャントゥデイは、これらの論争は競合関係にあるクリスチャン新聞の根田祥一編集長(当時)によって主導された異端捏造だとしている[8][9][10]

根田は、クリスチャン新聞の紙面上で、クリスチャントゥデイとその他の複数の団体が、韓国人牧師・張在亨の影響下にある団体であるなどと報道。また、張在亨はかつて世界基督教統一神霊協会(統一協会)の幹部であり、自らを「再臨キリスト」と信じさせていたなどと報じた。韓国オーストラリア香港アメリカなどで報じられた報道や、「脱会者」とされる人物らの証言、韓国の教団の発表などを伝えたが[11]、主要な内容は、山谷がブログで公開した内容と重なっている。一方、クリスチャントゥデイは韓国や日本、イギリスなどにあるが、すべて別媒体。しかし、根田は時折、韓国のクリスチャントゥデイと日本のクリスチャントゥデイを区別せず、読者に誤解を与えるように報じている。また、張在亨は、福音派教会の世界的連合組織である世界福音同盟の北米理事を務めているが、根田はこうした肩書きについてはほとんど伏せて報じている。

2013年11月、東京地方裁判所は、山谷の主張が客観的な資料に基づき慎重な分析されたとは言い難いと判断。また、「キリスト教に関する情報提供を目的とする団体にとって、カルト団体である旨の評価がされることは、その活動の信憑性を著しく損なうおそれがある」と指摘し、山谷の行為は「意見ないし論評としての域を逸脱したものとして違法性が認められる」として、95万円の損害賠償の支払いと名誉棄損表現の削除を命じた[12]。山谷は、クリスチャントゥデイに賠償金を支払った上で控訴を断念したため、敗訴が確定した。なお、クリスチャントゥデイは、山谷が支払った賠償金等全額を救世軍の社会鍋に寄付している[13]

根田は、裁判の結果についてクリスチャン新聞で「引き分け」と伝えたが、クリスチャントゥデイは「46カ所にも及ぶ名誉棄損表現を認めた今回の判決を重く受け止めるべきだが、根田氏はこの判決内容自体を著しく歪曲し、まるで引き分けたかのように伝えた」と非難した[14]。一方、根田の報道については、一般のクリスチャンからも、「クリスチャン新聞の根田編集長(当時)は今回の裁判について、『引き分け』と記事にしているが、3つの損害賠償と46カ所の記事の削除が命じられた判決について、裁判長からの和解勧告を蹴ってまで判決に持ち込んだにもかかわらず、一審で確定させ控訴できなかった救世軍・山谷真を『引き分け』と評するのはさすがに無理があり、適切ではない」などと指摘されている[15]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f 会社概要
  2. ^ クリスチャントゥデイ新体制発足、会長に峯野龍弘氏
  3. ^ 宮村武夫氏がクリスチャントゥデイ新編集長に就任 役員、論説委員らが歓迎
  4. ^ J.G.メルトン (1992). Encyclopedic Handbook of Cults in America. Garland. 
  5. ^ 井門富二夫『カルトの諸相 キリスト教の場合』岩波書店1997年
  6. ^ 『異端の歴史』教文館1997年
  7. ^ キリスト新聞 2008年6月28日号
  8. ^ 山谷真氏との東京地方裁判所での裁判に関して Nehemiah Archives(クリスチャントゥデイ記者のブログ)
  9. ^ 繰り返される虚偽報道、異端捏造の根田氏ついに前面に
  10. ^ キリスト教会牧師を統一協会用語で攻撃、根田氏主導の疑い
  11. ^ クリスチャン新聞 2009年11月1日号
  12. ^ クリスチャントゥデイの名誉を毀損 山谷真牧師に賠償命令
  13. ^ 名誉棄損で賠償命令の山谷真牧師、控訴断念し敗訴確定 賠償金など計121万円支払う
  14. ^ 根田祥一クリスチャン新聞編集長、山谷真氏敗訴の法廷判決を歪曲し否認
  15. ^ クリスチャントゥデイ裁判 訴訟後の対立が激化 現代の風景 - 随想 吉祥寺の森から

外部リンク[編集]