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ぶどう膜炎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ぶどう膜炎
概要
診療科 眼科
分類および外部参照情報
ICD-10 H20
ICD-9-CM 364
DiseasesDB 13676
MedlinePlus 001005
eMedicine oph/580 emerg/284
Patient UK ぶどう膜炎
MeSH D014605

ぶどう膜炎(ぶどうまくえん、: Uveitis)は、ぶどう膜虹彩毛様体脈絡膜)に炎症を起こす疾患である。ぶどう膜炎自体は一つの疾患概念ではなく、様々な疾患の一つの表現形である。

充血、眼痛などが現れ、比較的急激に視力障害をきたし、弱視や全盲になる事もある。

またその原因は、全身疾患によっておこることが非常に多く、全身精査が必要なこともある。

自覚症状

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三叉神経刺激による充血、羞明、疼痛、流涙、視力低下、飛蚊症、調節障害

他覚所見

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毛様充血、前房の炎症、前房蓄膿、縮瞳、硝子体混濁、乳頭浮腫、白内障、眼圧上昇、緑内障

分類

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炎症の様式による分類

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ぶどう膜炎は、炎症の様式により下記の二つに大別される。おのおのに分類される疾患を列挙する。

肉芽腫性ぶどう膜炎

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サルコイドーシス原田病交感性眼炎結核梅毒ヘルペスウイルス感染症、トキソプラズマ症、レプトスピラ

非肉芽腫性ぶどう膜炎

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ベーチェット病強直性脊椎炎関節リウマチReiter症候群潰瘍性大腸炎クローン病糖尿病

炎症の部位による分類

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前部ぶどう膜炎

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主に虹彩に起きるものを

などと呼ぶこともある。

中間部ぶどう膜炎

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後部ぶどう膜炎

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びまん性ぶどう膜炎

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治療

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原病の治療を行うのと同時に、眼局所の治療も行う。 ぶどう膜炎は眼の局所の炎症が起こっているため、ステロイドの点眼、内服、点滴や非ステロイド性抗炎症薬の点眼を行う。抗生剤や抗ウイルス薬を使用することもある。

炎症が高度な場合、眼圧上昇を見たり、虹彩の水晶体への癒着することがある。そのため前者の場合抗緑内障薬、後者には予防や治療のために散瞳剤を使用することもある。

関連項目

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