乳腺炎

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乳腺炎(: mastitis)とは乳腺実質(霊長類の胸部、他の哺乳類乳房(Udder))の炎症。泌乳動物では産褥性乳腺炎、それ以外の動物では非産褥性乳腺炎と呼ばれる。乳腺炎は雄でも発生するが極めて稀である。炎症性乳癌と乳腺炎の症状は非常に似ており鑑別が必要である。

乳腺内は微生物にとっても栄養豊富な環境である。乳に抗菌物質リゾチームラクトフェリン乳糖などが存在するが万能ではない。乳中に過酸化水素分解酵素が存在し、微量でも過酸化水素が存在するとチオシアン酸が生成し、微量でも殺菌作用を示すが乳腺細胞に害を与えない[1]

脚注[編集]

  1. ^ 酒井仙吉 『哺乳類誕生、乳の獲得と進化の謎』 ブルーバックスb-1898、2015年1月20日、講談社、ISBN978-4-06-257898-1