おいでやすこが

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おいでやすこが
OIDEYASUKOGA
メンバー おいでやす小田
こがけん
結成年 2019年
事務所 吉本興業(東京)
活動時期 2019年8月 -
出身 NSC大阪校23期(小田)
NSC東京校7期(こがけん)
出会い R-1ぐらんぷり2019での共演
現在の活動状況 ライブ・メディア
芸種 漫才コント
ネタ作成者 両者
受賞歴
2020年 M-1グランプリ 準優勝
2021年 キングオブコント 準決勝進出
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おいでやすこが
YouTube
チャンネル
活動期間 2020年 -
ジャンル コメディ
登録者数 4.26万人
総再生回数 3,004,284回
チャンネル登録者数、総再生回数は2021年3月19日時点。
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おいでやすこがは、吉本興業東京本社(東京吉本)に所属するおいでやす小田こがけんからなるお笑いユニットM-1グランプリ2020にて準優勝[1]。ピン芸人同士のユニットとしては大会史上初めてM-1グランプリ決勝に進出した。

メンバー[編集]

おいでやす小田(おいでやすおだ 1978年7月25日[2] - )(43歳)
京都府京都市出身[2]
身長173cm。体重56kg。血液型A型[2]
本名:小田 芳裕(おだ よしひろ)
ツッコミ担当。立ち位置は向かって右。
こがけん1979年2月14日[3] - )(42歳)
福岡県久留米市出身[3]
身長178cm。体重60kg。血液型A型[3]
本名:古賀 憲太郎(こが けんたろう)
ボケ担当。立ち位置は向かって左。

来歴[編集]

出会いは共にファイナリストとなったR-1ぐらんぷり2019[注 1]。互いに40歳を超えていた。同じ歳で入所時期も近い同じ事務所のピン芸人同士ながら、おいでやす小田は長年大阪、こがけんは東京で活動していたため、それまで知り合うきっかけがなかった。

その後2019年8月11日に大宮ラクーンよしもと劇場で行われた「大宮ツッコミNo.1選手権 第1回グランドチャンピオン大会」[注 2]でたまたまくじ引きにて互いを良く知らぬまま即席コンビを組んだところ奇跡的に相性が良く、初代チャンピオンに輝く。それをきっかけに、妻からの提案もあり[4]小田からこがけんを誘うかたちで同年のM-1グランプリ2019に出場。それ以降は、ユニットでのライブ参加やラジオ番組放送、共同でYouTubeチャンネルを持つなど、積極的にコンビ活動を展開。

翌2020年に、ピン芸人のユニットとしては大会史上初めてM-1グランプリ決勝に進出。結成から僅か1年3ヶ月のことだった。ファーストラウンドでは5番目に登場し、「658点」を獲得して1位通過で最終決戦へ進出するが、最終審査では筆頭審査員である上沼恵美子松本人志から2票得票するもマヂカルラブリーに敗れ準優勝に終わった。ファーストラウンドのネタ終了後、審査員からのコメントで正式なコンビ結成を勧められたが、これからもピン同士のユニットとして活動していきたいとした。

M-1グランプリ2020で台風の目となった後、直前にR-1ぐらんぷりの突然の大会規約改訂のため長年ファイナリストに進出し優勝が期待されていたにもかかわらず同大会に出場できなくなっていた悲劇[5][6]も重なり、話題と注目を集める。自身の名前が売れるならR-1ぐらんぷりでだと考えていたため[7]、M-1グランプリで準優勝して注目されるとは思ってもみなかったことだという[8]

こがけんはコンビを組んでも良いとしているが、小田が自身らの経歴や強みを活かすにはユニットのまま活動したほうが良いと考え、現在のところはユニットで活動を継続。ただし小田は今後こがけん以外の人と組みたいかについては質問があるたび都度きっぱりと否定。「コンビを組まないのは別の人とも今後組んでいきたいからではないし、ユニットの利点に様々な人とコンビが試せることがあげられるとは一切考えていない、むしろ誰彼構わず組んでおもしろくなるとは思わず、自分たちがぴったり合ったのは奇跡に近い」と、自らの考えを示している[9]。また、小田は、ユニットを消滅させる意思はなく、ピンの活動よりおいでやすこがでの活動を優先していて、相方・こがけんさえよければずっと継続していくと都度様々なメディアで発言している。

2021年5月13日、キングオブコント2021の公式開催会見に出席、出場を表明した。また、会見の様子はそのままCMにも起用されている[10]

M-1グランプリ2020放映直後から2021年5月末日までM-1グランプリ公式YouTubeにて掲載された決勝漫才ネタ動画は、最終的に851万回再生を記録。全ファイナリスト中、圧倒的に飛び抜けた再生回数を誇った。

ユニットであるためおいでやすこがとして撮影した宣材写真がなく、ユニットの仕事が増えた後もしばらく舞台や番組等で紹介される際の写真は各々ピンの宣材写真を合成したものだった。そのため、テレビ番組の企画でユニットとしての宣材写真を撮影し[11]、以後それを公式の場で使用している。

2021年12月1日にニホンモニター社が発表した『2021ブレイクタレント』ではマヂカルラブリーと並んで1位を獲得した[12]

芸風[編集]

漫才コント共に行う。こがけんの言葉遊びをメロディーに乗せた歌ボケとおいでやす小田のパワフルなツッコミという、ピンネタでも活かされている個性を漫才にも取り入れている。ネタ作りにあたっては「ピン芸とピン芸の融合」という意識で取り組んでおり[4]、まず歌ネタの部分をこがけんが作り、それに小田がツッコミを考える方式で、一緒に作っている。設定をどうするか、いかに歌のパートに自然に入るかなどを、ネタ作りの上で気遣っているという[13]

ピン芸人のヒューマン中村は「小田さんのツッコミは掛け合いでやるには強すぎるのではないか、それをきれいに無視して完璧なノーミスのパフォーマンスができるこがけんさんだからこそ小田さんが光る。あれはめっちゃムズイ」「ただのピン芸人どうしの寄せ集めではなく、そのジャンルのスペシャリストどうしが組んでいるドリームマッチ。椎名林檎宇多田ヒカルが組んだようなもの」と評している[14]

影響・評価[編集]

  • 2021年、キングオブコントの規定改定が行われ「即席ユニットの出場」が認められた。その改訂のきっかけは、積極的に各メディアでピン芸人同士の即席ユニットの出場を訴え、大会運営に問い合わせを行なっていた[15]おいでやすこがの働きかけによるものではないかと話題になった[16]。その後、キングオブコント2021の公式開催会見においでやすこがが招待されたことにより、実質的においでやすこがの影響によって改定したと認識されている。
  • R-1ぐらんぷり優勝者であり、自身も即席ユニットでのM-1出場経験を持つあべこうじは、「これまでピン芸人たちは、キングオブコントはコンビ歴がなくては出場できず挑戦ができないにしても、M-1も行っても3回戦まででお祭りに参加できる程度だろうと考えていた。それが地力あるピン芸人ならきちんとM-1決勝戦まで行き戦えると証明した」「これまではM-1で注目されたコンビ芸人がR-1に出場しピンとしても実力を証明し売れていった。逆のR-1の実力者がユニットを組んでM-1で売れる可能性があることを示しピン芸人に希望を与えた」と評価した[17]
  • レイザーラモンRGは「芸人に本当に夢を見せてくれたふたり」と評価しライブ『次のおいでやすこがを探す会』を主催した他、テレビ番組『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』に出演した際にも「芸人の『諦めなくてよかった』を一番体現しているふたり。面白くて苦労してずっとネタ作り続けてきた奴にはこんな夢が待ってるぞというのをもっと見せて欲しい」と語った。

賞レース戦歴[編集]

個人の戦歴はおいでやす小田こがけんのページを参照。

M-1グランプリ
年度 結果 エントリーNo. 備考
2019年(第15回)[18] 3回戦進出 2994 結成0ヶ月で出場
2020年(第16回)[18] 決勝進出(準優勝) 2178
キングオブコント
年度 結果 備考
2021年(第14回) 準決勝進出

出囃子[編集]

カルメラ「ロックンロール・キャバレー」 - 旧R-1ぐらんぷりにて出番直前に流れる芸人紹介VTRで使用されていた曲

出演[編集]

個人での出演は「おいでやす小田#出演」「こがけん#出演」を参照。

テレビ[編集]

Web配信[編集]

ラジオ[編集]

  • おいでやすこがのおい!マイガー!(2020年4月2日 - 2021年1月21日、こまえエフエム)第1.3.5木曜日 19:30〜
    • 経験を積むため無償で番組を持っていたが、M-1準優勝に伴う2人の多忙により話し合いの上終了となった[19]。その後、『出没!アド街ック天国』(2021年7月10日放送)にて当時の様子が紹介された。
  • 芸人お試しラジオ「デドコロ」(2021年2月 - 3月、火曜会[20]
  • TOKYO SPEAKEASY(2021年2月15日、TOKYO FM)
  • おいでやすこがの華!?(2021年2月28日、 ABCラジオ

雑誌[編集]

CM・キャンペーン[編集]

ライブ[編集]

単独ライブ[編集]

  • 2020年2月28日 - おいでやす小田×こがけんLIVE「大阪初でおい!マイガー」(大阪・十三シアターセブン
  • 2021年2月17日 - おいでやすこがLIVE「大阪おい!マイガーepisode2」(大阪・十三シアターセブン)
  • 2021年6月17日 - 「オイ・マイガー -コント編-」(東京・よしもと有楽町シアター)

レギュラー出演ライブ[編集]

  • 2020年8月24日から月1定期開催 - 「活弁でGO!」(東京・よしもと有楽町シアター)
    • 活動写真弁士の片岡一郎が主催する無声映画に芸人が活弁を行うライブ。おいでやす小田が京都国際映画祭に出演した縁により東京定期公演初回からMCとして参加し、その後は映画をこよなく愛するこがけんも加わり、共にレギュラーとして毎月参加している。

企画ライブ[編集]

東京・ルミネtheよしもと

  • 2021年2月6日 - おいでやす小田で遊ぼう特別編「おいでやすこがで遊ぼう
  • 2021年3月3日 - 「次のおいでやすこがを探す会
    • このライブをきっかけに元えんにちのアイパー滝沢と元トンファーのりゅーじが新コンビ「チャッピー。」を結成した[28]
  • 2021年5月2日 - 「おいでやすこがVSとにかく明るい安村&BKB
  • 2021年5月14日 - 「RGがあるあるを歌い続けこがけんがどんな曲も洋楽ロック風に歌い続けるのをおいでやす小田にツッコまれ続ける会

東京・ヨシモト∞ホール

  • 2021年7月27日 - 「目指せ!おいでやすこが!R-1卒業芸人のユニット組んでみるライブ

千葉・よしもと幕張イオンモール劇場

  • 2021年4月17日 - トークライブ「ボクたち おいこが!
  • 2021年6月20日 - トークライブ「ボクたち おいこが!
  • 2021年8月1日 - トークライブ「ボクたち おいこが!

大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA

  • 2021年8月15日 - 「おいでやすこがで遊ぼうin森ノ宮TTホール

福岡・よしもと福岡 大和証券/CONNECT劇場

  • 2021年5月23日 - 「おいでやすこが博多ライブ
  • 2021年8月18日 - 「おいでやすこが博多ライブ

ゲスト出演[編集]

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ 2021年2月21日放映の「爆笑問題&霜降り明星のシンパイ賞!!」にてR-1ぐらんぷり2019に決勝進出が決まった日の打ち上げが小田とこがの初対面だったと語る。その時の様子がツイッターにて確認できる。[1]
  2. ^ きっかけについて、小田は「2019年に大宮ラクーンよしもと劇場にて開催されたツッコミとボケの組み合わせをくじ引きで決め即席でネタをやるイベント」とテレビ出演・ウェブインタビュー他複数のメディアで語っており、当該イベントが開催されたのは2019年8月11日である[2]
    小田は当該イベントが行われた時期まで明示する時は「春頃」「5月」と語っている[3]。しかし春頃や5月に小田とこが両人が出演した大宮ラクーンよしもと劇場のライブ、もしくは別劇場のライブは確認できない。そのため、春頃に何か別のきっかけがあった可能性もある。その5月にこがけんはYouTubeラジオにて小田のピン芸人同士のコンビ論に触発されコンビを組みたくなったと語っている[4]

出典[編集]

  1. ^ 歌と映画ネタは小学生時代から 久留米出身のピン芸人 こがけんさん”. 西日本新聞. 2021年10月6日閲覧。
  2. ^ a b c おいでやす小田”. 吉本興業. 2021年10月6日閲覧。
  3. ^ a b c こがけん”. 吉本興業. 2021年10月6日閲覧。
  4. ^ a b おいでやすこが「”漫才っぽい漫才”をやめたら決勝に行けた」 【ファイナリストが語るM-1】”. ラフ&ピース ニュースマガジン (2020年12月17日). 2021年1月2日閲覧。
  5. ^ R−1の出場資格変更に、おいでやす悲鳴「そんなことある?」 » Lmaga.jp”. Lmaga.jp (2020年11月25日). 2020年4月1日閲覧。
  6. ^ おいでやすこがM−1、悲劇から一転「何が起こってんねん!」 » Lmaga.jp”. Lmaga.jp (2020年12月3日). 2021年4月1日閲覧。
  7. ^ おいでやすこが、“ピン芸”が漫才で認められた戸惑いも「僕のピン芸人人生ってなんやったんや」”. ORICON NEWS. 2021年4月1日閲覧。
  8. ^ 新学期特別インタビュー おいでやすこが こがけんさん | Jukushin.com” (日本語). www.jukushin.com (2021年4月1日). 2021年4月1日閲覧。
  9. ^ 【おいでやす小田】M-1準優勝の次はKOC⁉2021年の野望とは…?【スーパーマラドーナ劇場】, https://www.youtube.com/watch?v=LsEVX8BLWJk 
  10. ^ 【キングオブコント2021】おいでやすこが、ルール改定で参戦「やっと出れる!」”. ORICON NEWS. 2021年6月8日閲覧。
  11. ^ おいでやすこが、宣材写真を撮影 メイクで大変身し「誰やねん!」と驚愕” (日本語). しらべぇ. 2021年3月17日閲覧。
  12. ^ 【TV出演ブレイク】マヂカルラブリー&おいでやすこが290本増で同数1位、野田は“3冠”に M-1芸人が躍進”. ORICON NEWS (2021年12月1日). 2021年12月20日閲覧。
  13. ^ 日経エンタテインメント! 2021年3月号「ばらえてぃびと」p.94
  14. ^ (日本語) 第153回「M-1凄すぎた」, https://www.youtube.com/watch?v=iafY_VGzwL4 
  15. ^ おいでやすこがの野望「次に狙うは『キングオブコント』優勝」”. FRIDAYデジタル (2021年3月8日). 2021年4月4日閲覧。
  16. ^ おいでやす小田 キングオブコント出場条件変更に雄叫び ファンもM-1効果喜ぶ
  17. ^ (日本語) 【おいでやすこが】【M-1】準優勝‼️おしゃべりしました‼️, https://www.youtube.com/watch?v=d2apQ2MkCQ8 
  18. ^ a b コンビ情報|おいでやすこが”. M-1グランプリ事務局. 2021年10月3日閲覧。
  19. ^ コマラジ(正式表記:こまえエフエム) [@fmkomae] (2021年1月21日). "【衝撃の最終回!】 多忙により収録困難になった 『おい!マイガー!!』 突然ですが本日最終回です😱" (ツイート). Twitterより2021年2月1日閲覧
  20. ^ おいでやすこが、2か月限定ラジオ「デドコロ」で素のトークとネタコーナー”. お笑いナタリー (2021年2月1日). 2021年2月1日閲覧。
  21. ^ おいでやすこが、初の本格的なグラビア撮影 『JUNON』に初登場”. ORICON NEWS. 2021年2月22日閲覧。
  22. ^ Inc, Natasha. “おいでやすこが「やってきたこと間違ってなかった」絶望の権化からピン芸人の希望へ” (日本語). お笑いナタリー. 2021年3月17日閲覧。
  23. ^ 【イベントレポート】おいでやすこがが初PRイベント登場、実感ない小田「よくテレビで見るやつ」(写真17枚)”. お笑いナタリー. 2021年5月2日閲覧。
  24. ^ おいでやすこが、初の映画PRイベント!『ミナリ』への熱が溢れるトーク 映画『ミナリ』大ヒット&アカデミー賞受賞祈願イベント【トークノーカット】|シネマトゥデイ” (日本語). シネマトゥデイ. 2021年8月2日閲覧。
  25. ^ Inc, Natasha. “おいでやすこが、「ジェントルメン」英国マフィア風グラビアに挑戦!“中年の危機”描くガイ・リッチーの所信表明 - 映画ナタリー 特集・インタビュー” (日本語). 映画ナタリー. 2021年5月22日閲覧。
  26. ^ おいでやすこが、もう中学生が登場 トリオネタ披露も!『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』お披露“目”イベント【トークノーカット】|シネマトゥデイ” (日本語). シネマトゥデイ. 2021年8月2日閲覧。
  27. ^ おいでやすこが、過酷すぎる企画に絶叫! 爽快感を求めて暑さ・臭さをひたすら我慢。 「今の一番の目標はやっぱりキングオブコント」”. valuepress. 2021年8月2日閲覧。
  28. ^ Inc, Natasha. “アイパー滝沢&りゅーじの新コンビ名決定、年齢詐称も問題なし「老後の面倒、俺が見ます」(コメントあり)” (日本語). お笑いナタリー. 2021年8月17日閲覧。

外部リンク[編集]