長与駅

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長与駅
駅舎東口正面(2008年2月)
ながよ
Nagayo
本川内 (3.1 km)
(1.0 km) 高田
所在地 長崎県西彼杵郡長与町吉無田郷275
北緯32度49分8.33秒 東経129度52分45.96秒 / 北緯32.8189806度 東経129.8794333度 / 32.8189806; 129.8794333 (長与駅)
所属事業者 九州旅客鉄道(JR九州)
所属路線 長崎本線(長与支線)
キロ程 15.4 km(喜々津起点)
電報略号 ナヨ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
1,880人/日(降車客含まず)
-2006年-
開業年月日 1897年明治30年)7月22日
備考 業務委託駅
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長与駅(ながよえき)は、長崎県西彼杵郡長与町吉無田郷にある、九州旅客鉄道(JR九州)長崎本線(長与支線)のである。

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する地上駅橋上駅舎を持つ。駅舎は1997年頃に橋上化され、長与町特産のみかんを半分に割った形状をモチーフに作られた。窓ガラスにステンドグラスがはめ込んである。

2つ諫早寄りにある大草駅と同じく、長崎本線旧線上にある数少ない交換可能駅である。長崎駅や浦上駅と当駅との間を行き来する利用者も多いため、長崎駅から来た一部の列車が折り返している。

九州交通企画が駅業務を行う業務委託駅で、マルスは無いがPOS端末が設置されている。出札窓口は簡易売店も兼ねており、自動券売機の横の棚で商品を売っている。

のりば

1・2 長崎本線 (下り) 喜々津諫早佐世保方面
(上り) 長崎行き
  • 引き上げ線や留置線はない。当駅折り返しの長崎行きは1番のりばから発車することもあるので、時刻表や改札前にある発車案内のモニターでのりばを確認する必要がある。また、まれに2番のりばから諫早方面の列車が発車すること(1番のりばから折り返しの長崎行きが発車するとき、長崎方面から諫早方面へ向かう列車は2番のりばに入る)もあるので、注意が必要である。
  • 改札内にエレベーターは設置されておらず、公道からホームに直接入る車椅子専用の通路がある(駅舎は自由連絡通路でもあるため車椅子でも行き来できるよう、エレベーターは改札外に設置されている)。
  • 1番のりばの長崎寄りが一部欠き取られているが、現在は使われていない。
  • 列車が到着すると、自動放送(西浦上駅や浦上駅でも使われている、簡易タイプ)が流れる。
  • ホームはかつて多くの優等列車が行き交っていた名残で、かなり長くなっている。列車の停車する部分(4両分程度)のみ、かさ上げがなされている。

利用状況

  • 2010年度の1日平均乗車人員は1,865人(前年度比+20人)である。
乗車人員推移
年度 1日平均人数
2001 1,806
2002 1,877
2003 1,910
2004 1,904
2005 1,889
2006 1,880
2007 1,880
2008 1,873
2009 1,845
2010 1,865

駅周辺

  • 長与駅コミュニティホール(駅舎内、改札前にある)
    • 地上駅時代に使われていた駅名標や絵画などが展示されている。

東口(公園口)方面

  • 吉無田公園
  • 長与町役場
  • 中尾城公園
    • 長与町民文化ホール
    • 陶芸の館

西口(大学口)方面

駅出入口からそのまま歩道橋で道路の反対側へ繋がっている。

バス路線

長崎バス

  • 長与駅バス停(東口ロータリー内にある)
    • 長与駅 - 時津方面(2時間に1本程度)

他に、以下のバス停が駅の近くにある。

  • 長与駅東口バス停(長与川にかかる橋を渡ったところにある)
    • 長与ニュータウン - 長与駅東口 - 時津・上横尾方面(毎時1本程度)
  • 長与駅西口バス停(西口を出てすぐのところにある。バスターミナルは無い)
  • 崎尾入口バス停(西口を出て少し長崎方面に歩いたところにある。西口からは長与駅西口バス停までと同じくらい離れている)
    • 長与ニュータウン - 長与駅西口 - 崎尾入口 - 昭和町・住吉(純心校前)・大橋・浦上駅前・長崎駅前・市役所前・長崎新地ターミナル方面(毎時2本程度)
    • 長与ニュータウン - サニータウン - 崎尾入口 - 道の尾・寺川内方面(長与駅西口バス停を経由しない。日中のみ毎時1本程度)

歴史

なお長崎 - 長与間開業から、長崎本線が現在の大村線佐世保線ルートで全通するまでの約1年間は、ここから3kmばかり離れた舟津港(長与港)より早岐駅までの間を大村湾連絡船でつないだ。現在は長与港から長崎空港まで高速船(大村湾観光汽船により運航)がつないでいる。また、長崎空港へは、バスで時津町まで抜けた上で、時津港から別の高速船航路(安田産業汽船により運航)で向かうこともできる。

終戦時期は長崎市内が被爆したため、長崎本線は当駅で抑止されていた(後に長崎駅方面が復活し救護列車が運行された)。古くは旧字体の長の表記も見られた。

隣の駅

九州旅客鉄道
長崎本線(長与支線)
本川内駅 - 長与駅 - 高田駅

関連項目

外部リンク

  • 長与駅(駅情報) - 九州旅客鉄道