藤岡佑介
藤岡佑介 | |
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2010年10月24日 400勝達成時 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 |
滋賀県栗太郡栗東町 (現・栗東市) |
生年月日 | 1986年3月17日(38歳) |
身長 | 165cm |
体重 | 49kg |
血液型 | B型 |
騎手情報 | |
所属団体 | JRA |
所属厩舎 |
栗東・作田誠二(2004.3.1 - 2007.2.28) 栗東・フリー(2007.3.1 -) |
初免許年 | 2004年 |
免許区分 | 平地[1] |
藤岡 佑介(ふじおか ゆうすけ、1986年3月17日[2]-)は、JRA(日本中央競馬会)栗東所属の騎手。滋賀県出身[2]。
父・藤岡健一は栗東所属の調教師であり、弟・藤岡康太は同じ栗東所属の騎手として2007年にデビューした。
来歴
競馬学校第20期生(同期には津村明秀、丹内祐次、吉田隼人らがいる)。2004年3月6日、中京競馬第2競走のシルクマイスターでデビューし、16頭立ての3着に入る[2]。初勝利は同年3月13日、中京競馬第1競走のアスカクイーン[2]。同年3月27日、中京競馬の沈丁花賞をトップオブワールドで制し、特別競走勝利を挙げると、その後も函館記念でワイルドスナイパーに騎乗し3着、暮れの朝日杯フューチュリティステークスでGI初騎乗を果たすなど、この年35勝を挙げ、JRA賞最多勝利新人騎手を獲得した[2]。
2005年1月30日の京都牝馬ステークスで父が管理するアズマサンダースに騎乗して勝利し重賞初制覇[2]。
2010年のサマージョッキーズシリーズでは、2位の柴田善臣とは2ポイントの僅差ながら優勝した[5]。これにより同年11月27日に実施した第24回ワールドスーパージョッキーズシリーズに出場した。
2013年4月16日から11月19日までフランスでの長期遠征を行い、6月21日のメゾンラフィット競馬場での一般レースで海外初勝利を挙げた[6]。
地方で行われたダートグレード競走のJpnIで2勝している(2010年のJBCスプリントと2012年の全日本2歳優駿)。中央競馬では2013年1月終了時点で重賞における勝鞍は23勝(GII9勝・GIII14勝)、しかし中央のGI(JpnIも含む)に限ると2着を5回記録しているが未だ勝利を収めていない。
評価
- 調教師の矢作芳人は藤岡の騎乗技術について、「どの馬に乗せても折り合いの心配がないと言ってもいいくらい、……馬を折り合わせるのが上手い」と評している。矢作は一方で、その馬が自分に合わないと思うと「とたんに自信のない乗り方になってしまうことがある」とも指摘している[7]。
おもな騎乗馬
斜体は交流競走。
- アズマサンダース (2005年京都牝馬ステークス)
- ハードクリスタル (2006年東海ステークス)
- ナムラマース (2006年札幌2歳ステークス、2007年毎日杯)
- ローゼンクロイツ (2007年中京記念・金鯱賞)
- スーパーホーネット (2007年スワンステークス、2008年京王杯スプリングカップ・毎日王冠、2009年マイラーズカップ)
- ハイアーゲーム (2007年鳴尾記念)
- エアパスカル (2008年チューリップ賞)
- トーセンキャプテン (2008年函館記念)
- ワンカラット (2009年フィリーズレビュー、2010年函館スプリントステークス・キーンランドカップ)
- サンディエゴシチー (2009年札幌2歳ステークス)
- サマーウインド (2010年JBCスプリント、東京盃、クラスターカップ )
- クォークスター (2010年セントライト記念)
- ヒラボクキング (2012年平安ステークス)
- クィーンズバーン (2012年阪神牝馬ステークス)
- オールザットジャズ (2012年福島牝馬ステークス)
- サマリーズ (2012年全日本2歳優駿、2014年クラスターカップ )
- メイショウマシュウ (2013年根岸ステークス)
騎乗成績
日付 | 競馬場・開催 | 競走名 | 馬名 | 頭数 | 人気 | 着順 | |
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初騎乗 | 2004年3月6日 | 1回中京1日2R | 3歳未勝利 | シルクマイスター | 16頭 | 2 | 3着 |
初勝利 | 2004年3月13日 | 1回中京3日1R | 3歳未勝利 | アスカクイーン | 16頭 | 2 | 1着 |
重賞初騎乗 | 2004年5月29日 | 2回中京3日11R | 金鯱賞 | アグネススペシャル | 12頭 | 10 | 12着 |
重賞初勝利 | 2005年1月30日 | 2回京都2日11R | 京都牝馬S | アズマサンダース | 15頭 | 4 | 1着 |
GI初騎乗 | 2004年12月12日 | 5回中山4日11R | 朝日杯FS | サクセスドマーニ | 16頭 | 13 | 13着 |
年度 | 1着 | 2着 | 3着 | 騎乗数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 表彰 |
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2004年 | 35 | 22 | 32 | 432 | .081 | .132 | .206 | 中央競馬関西放送記者クラブ賞 |
2005年 | 62 | 52 | 56 | 718 | .086 | .159 | .237 | |
2006年 | 51 | 41 | 72 | 714 | .071 | .129 | .230 | |
2007年 | 57 | 59 | 75 | 723 | .079 | .160 | .264 | 中京競馬記者クラブ賞 中央競馬騎手年間ホープ賞 |
2008年 | 75 | 74 | 73 | 735 | .102 | .203 | .302 | |
2009年 | 67 | 68 | 71 | 741 | .090 | .182 | .278 | |
2010年 | 63 | 65 | 64 | 732 | .086 | .175 | .262 | フェアプレー賞 サマージョッキーズシリーズ優勝 |
2011年 | 42 | 59 | 49 | 661 | .064 | .153 | .227 | フェアプレー賞 |
2012年 | 39 | 57 | 35 | 633 | .062 | .152 | .207 | |
2013年 | 19 | 16 | 18 | 220 | .086 | .159 | .241 | |
2014年 | 39 | 47 | 45 | 619 | .063 | .139 | .212 | |
中央 | 549 | 560 | 590 | 6928 | .079 | .160 | .245 | |
地方 | 9 | 8 | 6 | 64 | .136 | .254 | .356 |
脚注
参考文献
- 矢作芳人『開成調教師 安馬を激走に導く厩舎マネジメント』白夜書房〈競馬王新書 016〉、2008年。ISBN 978-4-86191-476-8。
- “騎手名鑑”. 騎手・調教師データ. 日本中央競馬会. 2012年2月25日閲覧。