羽根知里
羽根 知里(はね ちさと、5月16日 - )は、元宝塚歌劇団月組娘役スター。
大阪府大阪市、学校法人松陰女子学院 松蔭中学・松蔭高校出身。身長157cm。愛称ははねちゃん。
来歴・人物
1984年、第70期生として宝塚歌劇団入団。入団時の成績は42人中2位[1]。『風と共に去りぬ』で初舞台。その後、同年5月8日[1]に月組に配属。
同期には紫とも(元雪組トップ娘役)、大輝ゆう(元星組男役スター)、灯奈美(元雪組副組長)、万里柚美(星組組長)などがいる。
1993年7月31日[1]、『グランドホテル/BROADWAY BOYS』の東京千秋楽をもって退団。退団公演のポスターには写真が掲載される厚遇であった。
在団中は2期上の朝凪鈴とのちに組替えで月組へ異動した同期の紫とともに、娘役ホープの一人として活躍した。
退団後の1995年、ミュージカル『スクルージ』ではイザベル役で神戸公演に出演。阪神・淡路大震災で当初予定されていた千秋楽が迎えられなかった。
宝塚歌劇団時代の主な舞台
- 1986年5月、『百花扇/哀愁』新人公演:ラテンの娘S(本役:涼風真世)
- 1986年11月、『パリ、それは悲しみのソナタ/ラ・ノスタルジー』新人公演:ローザ・ジョバンニ(本役:朝凪鈴)
- 1986年1月、『スウォード・フラッシュ!』(バウ・東京特別・名古屋特別)
- 1988年11月、『恋と霧笛と銀時計/レインボー・シャワー』かげろう、新人公演:美津(本役:朝凪鈴)
- 1989年2月、『赤と黒』(バウ・東京特別)マチルド・ドゥ・ラモール
- 1989年5月、『新源氏物語/ザ・ドリーマー』中将の君、新人公演:朧月夜尚侍(本役:紫とも)
- 1989年9月、『ウォーターフロント・ララバイ』(バウ)アニー
- 1989年11月、『天使の微笑・悪魔の涙/レッド・ホット・ラブ』ミッチィ、新人公演:マルタ(本役:朝凪鈴)
- 1990年2月、『大いなる遺産/ザ・モダーン』スーザン、新人公演:ビディ(本役:朝凪鈴)
- 1990年8月、『川霧の橋/ル・ポアゾン 愛の媚薬』(東京公演)お千代、新人公演:お組(本役:朝凪鈴)
- 1991年1月、『カウントダウン・1991』(バウ、東京特別、名古屋特別)テレサ
- 1991年3月、『ベルサイユのばら -オスカル編-』イザベル
- 1991年9月、『銀の狼/ブレイク・ザ・ボーダー!』シモーヌ
- 1992年1月、『珈琲カルナバル/夢・フラグランス』パトリシア
- 1992年7月、『PUCK/メモリーズ・オブ・ユー』タイターニア
- 1992年9月、『珈琲カルナバル/夢・フラグランス』(全国ツアー)パトリシア
- 1992年12月、『ジャンプ・フォー・ジョイ』(シアタードラマシティ)
- 1993年4月、『グランドホテル/BROADWAY BOYS』エリザヴェッタ・グルーシンスカヤ *退団公演
テレビ出演
脚注
- ^ a b c 監修:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡り続けて(人物編)』、阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日、96頁。ISBN 9784484146010