岡山市民歌

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岡山市民歌(2代目)

市歌の対象
岡山市

作詞 佐藤末治
作曲 中田喜直
採用時期 1958年4月
言語 日本語
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岡山市民歌」(おかやましみんか)は日本政令指定都市の1市で、岡山県県庁所在地である岡山市の2代目市歌

作詞・佐藤末治、作曲・中田喜直

解説

岡山市民歌
柴田睦陸川崎静子シングル
B面 行進曲 岡山市民歌
リリース
規格 SPレコード
ジャンル 市民歌
レーベル ビクターレコード(PR-1446)
作詞・作曲 作詞:佐藤末治
作曲:中田喜直
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岡山市が最初に制定した市歌は1931年昭和6年)の「岡山市歌」(作詞・守時高樹、作曲・岡野貞一)である。しかし、この楽曲は岡山市で開催された陸軍特別大演習を記念して制定されたものであったため、同時期に制定された「仙台市民歌」や「福岡市歌」のような歌詞に大時代的な語句を含むものではないにも関わらず、戦後はその制定経緯が市当局から忌避されて公的行事での演奏が取りやめとなった。

そのため、1959年(昭和34年)が岡山市の市制70周年に当たることを記念し、歌詞の一般公募を経て入選作に中田喜直が市からの依頼を受けて作曲を手掛けた2代目の「岡山市民歌」が1958年(昭和33年)4月に制定された[1]。初代の「岡山市歌」と同じくビクターレコード(現在のJVCケンウッド・ビクターエンタテインメント)が柴田睦陸川崎静子の歌唱によりレコード盤を製造しており、1979年(昭和54年)には市制90周年を記念して製作された愛唱歌「はばたく岡山」(作詞・壺坂輝代、作曲・野上義臣)および「緑と水の街」(作詞・十二村哲、作曲・遠藤実)の2曲と併せてソノシートが作られている[2]

2代目「岡山市民歌」は周辺市町村の編入合併と政令指定都市への移行を経てなお存続しているが、市のサイトでは紹介されていない。岡山市に関連するその他の楽曲としては、政令指定都市移行後の2012年(平成24年)に6月1日を「市民の日」と定めたことを記念し、市民愛唱歌(おかやまの詩)として中西圭三のプロデュースで「絆 -KIZUNA-」が作成されている[3]

岡山市へ編入された市町村の自治体歌

岡山市へ編入された市町村では、西大寺市1969年編入、現在は東区の一部)が「西大寺市民歌」を制定していた。

出典

  1. ^ 『岡山市政だより』昭和33年4月1日号, p2
  2. ^ 岡山市歌の楽譜やレコードを所蔵しているか。国立国会図書館・レファレンス協同データベース)
  3. ^ 広げよう! 地域の「絆」 〜みんなで歌おう、おかやまの詩(うた)〜(岡山青年会議所)

関連項目