坂本駅 (熊本県)
坂本駅 | |
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駅舎 | |
さかもと Sakamoto | |
◄段 (5.8 km) (3.4 km) 葉木► | |
所在地 | 熊本県八代市坂本町坂本松崎4269 |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
所属路線 | 肥薩線 |
キロ程 | 11.0 km(八代起点) |
電報略号 | モト |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
41人/日(降車客含まず) -2012年- |
乗降人員 -統計年度- |
84人/日 -2012年- |
開業年月日 | 1908年(明治41年)6月1日 |
備考 | 無人駅 |
坂本駅(さかもとえき)は、熊本県八代市坂本町坂本松崎にある、九州旅客鉄道(JR九州)肥薩線の駅である。
旧・坂本村の中心地に位置する。鹿児島本線直通快速列車と「いさぶろう・しんぺい」が停車する。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。かつては2面3線のホームと通過線、貨物側線を有していた。貨物取り扱いも行っており西日本製紙坂本工場の専用線が分岐する比較的大きな駅で賑やかであった。上りホームにはD51の停止位置目標表記や貨物ホーム跡が残る。互いのホームは構内踏切で連絡している。
木造の古い駅舎を持つ。1986年11月以降は業務委託駅となっていたが、1991年4月に旧坂本村管理の簡易委託駅となり、2008年11月頃に完全無人化された。無人化後は窓口に板が貼られ、地元住民が作った作品や絵画、様々な鉄道ファンが撮影した写真の展示用ギャラリースペースとなっている。
のりば
のりば | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | ■肥薩線 | 上り | 八代・熊本方面 | |
2 | 下り | 人吉・吉松方面 |
利用状況
昭和35年5月の1日平均乗降客数は約3000人で8割が製紙工場関係者だった。貨物は月12000トン。熊鉄管内81駅のうち旅客16番目、貨物の発送は10番目であった。
1日平均乗車人員及び乗降人員は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
1日平均 乗降人員 |
---|---|---|
2000年 | 154 | 311 |
2001年 | 135 | 270 |
2002年 | 138 | 274 |
2003年 | 132 | 261 |
2004年 | 135 | 276 |
2005年 | 98 | 193 |
2006年 | 91 | 184 |
2007年 | 82 | 161 |
2008年 | 78 | 159 |
2009年 | 67 | 140 |
2010年 | 55 | 113 |
2011年 | 45 | 92 |
2011年 | 41 | 84 |
駅周辺
- 熊本県道158号中津道八代線
- 八代市 坂本支所(旧・坂本村役場)
- 坂本郵便局
- 熊本県営荒瀬ダム(解体工事中)
- くま川ワイワイパーク(西日本製紙工場跡) - 当駅より工場まで専用線が伸びていた。
- 西日本製紙深水発電所(水力) - 大正10年竣工昭和63年廃止。平成20年に修復工事がされて産業遺産として保存。当駅と段駅の間にある(車窓から一瞬煉瓦造りの建物が見える)。
- 日光の棚田(にちこうのたなだ (旧坂本村)
- 1999年7月 日本の棚田百選に選定された
- 2013年10月、地元全25世帯とNPO法人ハーヴェストにより、地域ぐるみで景観を守るための日光の棚田活性会を設立し共同管理を開始
以下は球磨川の対岸にある。
- 八代市立坂本中学校
- 八代市立八竜小学校
- 国道219号
バス路線
坂本駅前 - 駅前すぐにある
- 産交バス
- 八代市役所前(中谷橋・八代駅・出町経由)
八代駅方面に向かうバスのみが発着する。かつてはさらに先の球磨村(一勝地駅)や人吉市内(人吉駅・旧人吉ターミナル・人吉産交)方面へのバスも発着していたが、沿線が極端な過疎地域になったため、2010年10月1日に白石駅付近の神瀬小学校行きが廃止されたのを最後に全て廃止された。
歴史
- 1908年(明治41年)6月1日 - 帝国鉄道庁が開設。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 国有鉄道線路名称制定、人吉本線の駅となる。
- 1909年(明治42年)11月21日 - 線名改称・鹿児島本線の駅となる。
- 1927年(昭和2年)10月17日 - 線名改称・肥薩線の駅となる。
- 1952年(昭和27年) - 当駅と十条製紙(後の西日本製紙)坂本工場を結ぶ1055mの専用線が開通。
- 1983年(昭和58年)4月1日 - 西日本製紙坂本工場専用線廃止。これに伴い車扱貨物廃止。
- 1984年(昭和59年)2月1日 - 貨物取扱廃止。
- 1986年(昭和61年)11月1日 - 電子閉塞装置導入により職員無配置化・業務委託駅となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承。JR九州管理の業務委託駅となる。
- 1991年(平成3年)4月1日 - JR九州管理から坂本村管理の簡易委託駅となる。
- 2007年(平成19年)11月30日 - 南九州近代化産業遺産群の物資輸送関連遺産の1つとして選ばれる。
- 2008年(平成20年)11月 - 簡易委託を廃止し、完全無人化。
隣の駅
- 九州旅客鉄道
- 肥薩線
参考文献
- 熊本産業遺産研究会編『肥薩線の近代化遺産』弦書房、2009年、58 - 69頁
関連項目
外部リンク
- 坂本駅(駅情報) - 九州旅客鉄道