双城区

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中華人民共和国 黒竜江省 双城区
双城堡駅
双城堡駅
双城堡駅
旧称:双城堡


中心座標 北緯45度22分 東経126度19分 / 北緯45.367度 東経126.317度 / 45.367; 126.317
簡体字 双城
繁体字 雙城
拼音 Shuāngchéng
カタカナ転写 シュアンチョン
国家 中華人民共和国の旗 中華人民共和国
黒竜江
哈爾浜
行政級別 市轄区
建置 光緒年間
改制 2014年
面積
総面積 3,112.3 km²
人口
総人口(2004) 81 万人
経済
電話番号 0451
郵便番号 150100
行政区画代碼 230182
公式ウェブサイト http://www.shuangcheng.net/

双城区(そうじょう-く)は中華人民共和国黒竜江省ハルビン市に位置する市轄区の一つ。区人民政府の所在地は双城鎮。

地理

双城区は黒竜江省南部に位置し、東南は阿城区及び五常県、南西は拉林河をはさみ吉林省楡樹市及び扶余県、西北は松花江を隔てて肇源県及び肇東県、東北はハルビン市区と接する。

歴史

双城区の旧称はジュル・ホトン(Juru hoton、双城堡)である。これは清代嘉慶年間に開発が行われ協領衙門が設置された際に、その東南に金代の古城(俗称は双城子、正式名称は達河寨及び布達寨、現在の五常市内)が所在したため命名された。

漢代かた晋代にかけては夫余南北朝時代勿吉隋代靺鞨の居住地であった。唐代には渤海がこの地に建国され、926年に渤海が滅亡すると遼朝は東京道、金朝上京会寧府を設置した。元代は遼陽行省開元路、明代は奴儿干都司納隣河衛が設置された。

清初ニングタ将軍の管轄地とされたが、1744年乾隆9年)にラリン・アルチュカ(Lalin Alcuka、拉林阿勒楚喀)副都統の管轄に変更され、その後数度の行政変更が行われ、1982年光緒8年)に初めての行政組織となる双城庁が設置され吉林分巡検の管轄とされた。1909年宣統元年)4月15日に双城府に昇格、中華民国が成立すると1913年4月1日に再び双城県に改編された。

1988年9月14日に県級市に昇格し双城市となったが、2014年5月に双城区に昇格し現在に至る。

行政区画

下部に9鎮、1民族鎮、6郷、8民族郷、合計246の行政村を管轄する:

  • :双城鎮、蘭棱鎮、周家鎮、五家鎮、韓甸鎮、単城鎮、東官鎮、杏山鎮、新興鎮
  • 民族鎮、農豊満族シベ族鎮
  • :朝陽郷、金城郷、永勝郷、臨江郷、水泉郷、万隆郷
  • 民族郷:青嶺満族郷、聯興満族郷、幸福満族郷、公正満族郷、楽群満族郷、団結満族郷、希勤満族郷、同心満族郷

出身者

中国地名の変遷
建置 1882年
使用状況 双城区
双城庁
中華民国双城県
満洲国双城県
国共内戦期間双城県
現代双城県
双城市(1988年)
双城区(2014年)