勝山駅
勝山駅 | |
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駅舎(2013年11月) | |
かつやま Katsuyama | |
◄E22 比島 (1.4 km) | |
所在地 | 福井県勝山市遅羽町比島34-2-7 |
駅番号 | ○E23 |
所属事業者 | えちぜん鉄道 |
所属路線 | ■勝山永平寺線 |
キロ程 | 27.8 km(福井起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線(乗降は2面2線のみ) |
乗車人員 -統計年度- |
407人/日(降車客含まず) -2019年- |
乗降人員 -統計年度- |
818人/日 -2019年- |
開業年月日 | 1914年(大正3年)3月11日[1][2] |
備考 | 有人駅 |
勝山駅(かつやまえき)は、福井県勝山市遅羽町比島にある、えちぜん鉄道勝山永平寺線の駅で同線の終着駅である。駅番号はE23。
歴史
- 1914年(大正3年)
- 1942年(昭和17年)3月2日:京福電気鉄道に移管[3]。
- 1974年(昭和49年)8月13日:勝山駅 - 京福大野駅間が廃止[4]。終着駅となる[5]。
- 1980年(昭和55年)2月1日:貨物取扱を廃止[1]。
- 2001年(平成13年)6月24日:列車衝突事故のため営業休止[4]。
- 2003年(平成15年)
- 2011年(平成23年)11月23日:駅前ロータリー完成、供用を開始[7]
- 2013年(平成25年)10月19日:駅舎改修完了[8][9]。
駅構造
昔ながらの風情のある駅で、映画のロケーション撮影などにも使用されたことがある[要出典]。入口の看板には「駅」の旧字体である「驛」が使われ、「勝山驛」と記載されている。
駅舎
終日駅員が配置される有人駅となっており[2][10][11]、小荷物の一時預かり所が機能する。駅舎は1914年(大正3年)開業以来のもので、2004年(平成16年)2月17日に登録有形文化財に登録された[2][12]。2013年には内観の一部を建設時の吹き抜けに戻すなどの改修工事が行われた[9]。
ホーム
駅舎に隣接する単式ホーム1線と島式ホーム1面2線の計2面3線を有する[13]。以前はラッシュ時を除いて前者が使用されていたが、2005年(平成17年)4月1日のダイヤ改正で、1・2番線を交互に使用するようになった[注 1]。島式ホームの待合所も駅舎と合わせて登録有形文化財に登録されている[14]。
3番線は営業列車の発着には使用されず、保線機械などが留置される。
線路は駅を過ぎて100メートル先まで続いているが、これは京福大野駅まで伸びていたときの名残であり、当該区間の廃止後は留置線として使用されている。
この留置線を使って夜間滞泊も設定されていて、停止位置目標が設置されている。
のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
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1・2 | ■勝山永平寺線 | 下り | 永平寺口・福井方面 |
その他
近辺に駐輪場・駐車場(190台)をもち、無料レンタサイクル(17台)も実施されている。
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勝山駅 舎内
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勝山駅 待合室
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勝山駅 ホーム
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動態保存されている
テキ6形電気機関車 -
勝山駅駅舎(2007年)
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勝山駅ホーム(2005年)
バス・乗り合いタクシーのりば
駅前ロータリーの「勝山駅前」停留所から各方面の路線バスなどが発着している。
駅の北約1.5kmの勝山市街中心部にあり市役所からも近い「サンプラザ前」停留所との間は、いずれかの路線が勝山駅を発着するすべての営業列車と接続している。
コミュニティバスを除くほとんどの路線名が、行先となる郊外地区名(市制施行前の旧村名)を表している。路線名となっていない村岡町へはコミュニティバスをはじめ多くの路線が途中経由し、北郷町へは一般路線バスの勝山大野線の一部が向かっている。
駅舎直近が3番のりば、ロータリー出口に向かって2番、1番のりばとなっている。
- 1番のりば
- 2番のりば
- 勝山市乗り合いタクシー
- (4) 荒土線 新道ゆき
- (9) 野向線 北野津又・薬師神谷ゆき
- 勝山市市内観光バス「恐竜バス"ダイナゴン"」※土曜・日曜・祝日・春休みおよび夏休みの平日運行
- 3番のりば
- 京福バス 46 勝山・大野線
- 京福バス スキージャム勝山ゆき ※冬季のみ運行
- 勝山市コミュニティバス「ぐるりん」
- (1) 恐竜博物館・水芭蕉・福井勝山総合病院方面(循環)
- (2) 越前大仏・平泉寺口方面(循環)
- 勝山市乗り合いタクシー
- (7) 平泉寺線
- (11) 市街地連絡線 サンプラザ前ゆき
利用状況
「勝山市統計書」によると、1日平均の乗車人員は以下の通りである。[15]
乗車人員推移 | |
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年度 | 1日平均人数 |
2003年 | 301 |
2004年 | 338 |
2005年 | 359 |
2006年 | 349 |
2007年 | 346 |
2008年 | 350 |
2009年 | 335 |
2010年 | 339 |
2011年 | 329 |
2012年 | 341 |
2013年 | 322 |
2014年 | 346 |
2015年 | 395 |
2016年 | 388 |
2017年 | 380 |
2018年 | 407 |
2019年 | 407 |
駅周辺
勝山市の玄関口となる駅であるが、市街中心部とは対岸の九頭竜川の西側にあるため、駅周辺は大阪特殊合金の工場と駅前商店のみである。市街中心部および周辺の観光地に行くには駅近くの九頭竜川に架かる勝山橋を渡る。
- 勝山市役所
- 勝山橋
- 勝山郵便局
- 福井県立恐竜博物館 - 駅からコミュニティバス「ぐるりん」(所要16分、1日6往復、土休は5往復増便)、恐竜バス「ダイナゴン」(1日5往復)、またはタクシーが移動手段となる。
- 越前大仏(清大寺) - 駅からバス10分
- レンタサイクル
隣の駅
- えちぜん鉄道
- ■勝山永平寺線
脚注
注釈
- ^ 1番線に電車が到着すると、2番線の電車が出発し、2番線の電車が到着すると、1番線の電車が出発するダイヤ構成となっている。
出典
- ^ a b c 寺田 2010, p. 266.
- ^ a b c d 川島 2010, p. 81.
- ^ a b c 朝日 2011, p. 8.
- ^ a b c d 朝日 2011, p. 9.
- ^ “広報かつやま 第219号” (PDF). 勝山市. p. 6 (1974年9月5日). 2021年6月15日閲覧。
- ^ “広報かつやま 第578号” (PDF). 勝山市市長公室秘書広報課. pp. 2-3 (2003年11月13日). 2021年6月15日閲覧。
- ^ “広報かつやま 平成23年11月号” (PDF). 勝山市総務部秘書・広報課. p. 12 (2011年11月10日). 2021年6月15日閲覧。
- ^ “広報かつやま 平成25年11月号” (PDF). 勝山市総務部秘書・広報課. p. 2 (2013年11月14日). 2021年6月15日閲覧。
- ^ a b “えち鉄勝山駅、昭和モダン復活 改修工事完了、19日に記念式典”. 福井新聞ONLINE (2013年10月18日). 2013年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月15日閲覧。
- ^ “えち鉄がキャッシュレス決済導入 乗車券の購入、ジュラカなどで”. 福井新聞ONLINE (2020年7月17日). 2020年7月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月24日閲覧。
- ^ “えちぜん鉄道、切符購入を電子マネーでも 現金の接触減らす”. 中日新聞Web. (2020年7月17日). オリジナルの2020年10月13日時点におけるアーカイブ。 2021年6月15日閲覧。
- ^ えちぜん鉄道勝山駅本屋 - 文化遺産オンライン(文化庁)
- ^ 川島 2010, p. 35.
- ^ えちぜん鉄道勝山駅ホーム待合所 - 文化遺産オンライン(文化庁)
- ^ 令和元年版「勝山市のすがた」- 2021年3月11日閲覧
参考文献
- 寺田裕一『日本のローカル私鉄2000』ネコ・パブリッシング、2000年8月1日。
- 川島令三『【図説】日本の鉄道 中部ライン 全線・全駅・全配線 第5巻 米原駅 - 加賀温泉駅』講談社、2010年8月20日。ISBN 978-4-06-270065-8。
- 『週刊歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄28 えちぜん鉄道 福井鉄道・北陸鉄道・のと鉄道』朝日新聞出版、2011年10月2日。
関連項目
外部リンク
- 勝山駅 - えちぜん鉄道
- えち鉄カフェ (echitetsucafe) - Facebook
- えちぜん鉄道勝山駅本屋 - 国指定文化財等データベース(文化庁)
- えちぜん鉄道勝山駅ホーム待合所 - 国指定文化財等データベース(文化庁)
- 動画で見るニッポンみちしる 勝山駅 - NHKアーカイブス(改修前の勝山駅の映像)