劇画漂流
Template:漫画 は 廃止されました |
---|
『劇画漂流』(げきがひょうりゅう)は、辰巳ヨシヒロの自伝的漫画作品。
概要
作者である、辰巳ヨシヒロと兄の桜井昌一が漫画家を目指す幼少期から始まり、自身のシリアスな作風を従来の「漫画」と区別するために誕生した、「劇画」。そして劇画工房の設立、その後の活動を描いた長編青春漫画である。
1995年からまんだらけのカタログ誌で連載されていたが、2006年に打ち切られ終了、青林工藝舎より全2巻で「劇画生誕50周年記念出版[1]」として出版された。アングレーム国際漫画祭等で話題となり世界的に有名となり、現在は続編の執筆をカナダの出版社より依頼されているが、その後の経過は不明。
2010年に追加エピソードを多く盛り込んだエッセイ作品(漫画作品では無い。)、『劇画暮らし』が本の雑誌社より発売された。
受賞歴
- 2005年アングレーム国際漫画祭特別賞
- 2006年サンディエゴ・コミック・コンベンション特別賞
- 2006年度『タイム誌』ベストコミックス第2位
- 2009年手塚治虫文化賞大賞
- 2010年アイズナー賞最優秀アジア作品・最優秀実話作品
- 2010年このマンガを読め!第2位
- 2012年アングレーム国際漫画祭世界への視線賞
書籍情報
- 劇画漂流 上巻(2008年11月発売、青林工藝舎、ISBN 978-4883792733)
- 劇画漂流 下巻(2008年12月発売、青林工藝舎、ISBN 978-4883792764)
- 劇画暮らし(2010年10月発売、本の雑誌社、ISBN 978-4860112103)
脚注
- ^ 初版帯参照