佐藤肇

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。2400:4051:1a83:ac00:463:c7d4:cca0:b351 (会話) による 2022年1月31日 (月) 02:37個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

佐藤 肇(さとう はじめ、男性、1929年昭和4年)3月3日 - 1995年平成7年)5月10日)は、日本の映画監督埼玉県出身。

経歴・人物

1945年福岡中学から満州医科大学予科に進むも、敗戦により帰国し、1947年慶應義塾大学経済学部に進み、1952年(昭和27年)に卒業と同時に東映に入社。1960年(昭和35年)に『十七歳の逆襲 俺は昨日の俺じゃない』で監督デビュー。1960年代 - 1970年代に、怪奇・SF・アクション作品を多数手がける。

1966年(昭和41年)のSF映画海底大戦争』や1968年(昭和43年)に発表したSFホラー『吸血鬼ゴケミドロ』は、海外でもクエンティン・タランティーノなどファンが多く、人気を博している。

インパクト重視の演出が得意で、特に『特捜最前線』では登場人物が狂乱状態に陥る演出を連発した。主なテレビ作品は他に『悪魔くん』、『キャプテンウルトラ』、『キイハンター』、『アイフル大作戦』など。

アニメ作品には宮崎駿のテレビシリーズを編集した、劇場版の1979年(昭和54年)の『未来少年コナン』がある。また、1970年(昭和45年)の手塚治虫原案・監督の映画『クレオパトラ』で、実写パート演出を務めている。

主な作品

映画

テレビ

訳書

出典・参考文献

  • 黒井和男『日本映画・テレビ監督全集』キネマ旬報社、1988年12月、183 - 184頁。ISBN 487376033X 
  • 『映像メディア作家人名事典』日外アソシエーツ、1991年11月12日、278頁。ISBN 4816911111 
  • 『日本映画人名事典 監督篇』キネマ旬報社、1997年11月、377頁。ISBN 4873762081 

外部リンク